世界の情勢は何も全てが情報化されるわけではない。各国の水面下で行われる情事は
一般人には到底わからないものなのである・・
ある某国は日本にたいしの貿易黒字に対し度々警告を促してきた。しかし政府の方針は変わらず
お互いの主張は平行線のままだったのである。
そして水面下では軍事による圧力がかけられ日本の外交はこれを回避するために
麻雀勝負を持ちかけるのであった。これに対し某国の外交官はその提案を承諾し自国から
優れた雀士を連れて再び来日。日本も国内の最も優れた雀士(一部でこの人物は阿佐田哲也ともいわれた)
を引きつれ某国大使館の地下特別防衛室にて雀士二人、両国記録士、両国外務大臣、国家公安委員4名、
ボディーガードなど厳重な警備の中、国の威信をかけた勝負が行われるのであった。
勝てば経済制裁、軍事侵攻の回避、しかし負ければ日本は経済そして軍事面で多大なる被害が待っている。
そして君はその国を賭けた大勝負に挑むのである。
勝負は時の運。君は勝負の女神を自らに微笑みかけさせることができるのか!!??
タン…タン…
「一体いつまで続ければいいんだ…」
もうこの言葉を何回呟いただろう?
そもそも俺は一体何でこんな事をしているんだ…
確か…何か罪を犯して…捕まって…ここに入れられて…
あぁ、ちくしょう!思い出した!確かその後変なおっさんが現れて…
「貴様は『コレ』が趣味だったよな?だったらそれでこいつらを
全員倒せば出してやるぞ。悪い話じゃないだろう?」
こいつら全員を倒せばこの部屋から出れる…もちろん俺がその要求を
断れるはずがなかった。
だがあの選択は間違いだった!あの時断るべきだったんだ!
それから…一日ぶっ通しで全員片付けたらあの野郎は…
「ほお…中々やるな。流石にそれで食ってきただけはあるようだな。
しかし…そいつら『だけ』とは言っとらんぞ?」
そう言うとまた人が出て来やがった!
クソッ!俺を何だと思ってやがる!?
そしてまた一人を倒す時が来た。
「ロン!!大三元!!」
ヘッ、こうなったら死ぬまでやってやる!俺をみくびった事を後悔するんだな!
私は人生のほとんどを遺伝子工学の研究に費やしてきた。
歴史上の偉人のクローンを作るためだ。
合法非合法を問わず、ありとあらゆる手段を駆使して
貴重な発掘品や稀覯本などを手に入れ、そこからからDNAを採集。
研究室の奥でクローンの培養をしていた。
何回も何回も失敗し、そのたびに未成熟のクローン体を廃棄処分する日が続いた。
もう駄目か。やはり無理か。何度もそう思った。
だがある日。私はついに成功したのである!
「き、教授!これはいったい…」
研究室のドアを開け、入ってきた助手が驚いて目を丸くする。
それはそうだ。研究室には楊貴妃、ナポレオン、クレオパトラなど、
歴史上の偉人達が勢ぞろいしていたからだ。
さらには全員、私が特注で作らせた
生きていた当時と同じ(と思われる)服を着ている。
「クローンだよ。あちこちから集めたDNAで私が作りだした」
「素晴らしい…素晴らしいですよ!教授!」
助手は鼻血をだくだくと流しながら興奮していた。
こんな無茶な話をそのまま信じるとは素直な奴だ。今度株で騙してやろう。
「凄いですよ教授!この研究は学会を揺るがしますよ!」
「くだらん」
「教授の名は歴史に残りますね!」
「興味無い」
「この技術を応用すれば、これまで直せなかったケガや病気も…」
「どうでもいい」
「……あ、あの、教授?何のために偉人のクローンを作ったんですか?」
「私の趣味が何なのか知らないのかね?」
「は?」
私は、研究室の片隅にあった白い布を被せた物に近づく。
そしてその布を剥ぎ取った。
「こ、これは!」
そこには麻雀卓があった。
「私は今まで夢だったのだ!歴史上の偉人達と麻雀をすることが!
傾国の美女!知略の将!麻雀でこれほど面白い相手もそうはいない!」
私は唖然としている助手を無視して偉人達の方に向き直ると、高らかに宣言した。
「さあ、始めようじゃないか。麻雀大会を!」
『―麻雀大会―』
彼は、過ちを犯した。
愛無き故の、過ちだった。
その過ちは、神の怒りを買った。
神は一つの世界を、無に帰した。
彼は、無にいた。
何もない世界にいた。
彼はただ考えていた。
―――なぜ、このような事になったのか。
突如、声が聞こえた。
―――汝、過ちを犯せし者。
それは神の声。
―――これより汝の償いを始める。
聞いた事など無いのに、心が理解する、神の声。
―――神よ、償いとは何なのか。
彼は尋ねた。
―――汝をこことは異なる世界に送る。
―――異なる世界?
―――あの世界とは違う、平穏なる世界。そこでもう一つの人生を歩む。
―――神よ、私は、どうすれば償えるのか。
神は答えた。
―――それを考えるのが、汝の新しい人生だ。
彼の人生とは何なのか。
彼は愛を手にするのか。
神に与えられた、彼の新しい人生が始まる。
「マイライフ マイラブ」
今回の作戦を説明しよう。
君には、地雷が数多く埋まっている地点で、地雷の撤去作業をしてもらいたい。
GPSレーダーに、地雷の場所を示す目安になる数字が出ているから、
それを参考に、地雷のあると思われる場所に"旗≠立てるのだ。
それでは、健闘を祈る。
……なに?どこに行けば良いのか分からないだと?
しょうがない、一度しか言わないから良く聞けよ。
"スタートメニュー=ィ"プログラム=ィ"ゲーム=ィ"マインスイーパ
この順番でクリックしなさい。
それでは、頑張るのだぞ。
いつのまに反転したのだろう?
狩るものが一転して狩られるものとなり、追うものが追われるものとなる。
かつて弾圧されたものは、その恨みを忘れることはなく、かつて弾圧したものへ
容赦のない報復をもたらす。
暖かい住居、清潔な食物。もう手に届かない。
兎のように逃げ回り、虫のように隠れ、ゴミを漁り、裏切り、裏切られ、
なんの希望もなく、ただパンと水のためだけに生きる日々。
だが、それももうじき終わる。
私は捕らえられ、放り込まれた。
人はそこを『学校』と呼ぶ。
『入学』はあっても『卒業』は決してない学校。
「あのXXX年だな。あそこで絶滅させたと思い込んだ。それが敗因のひとつよ。
で、奴らは地下で増えて、いつのまにか俺らを越えた」
そこは病院の待合室に似ていた。
「いや、増えたのは問題じゃないね。あいつだよ。あいつが生まれた。敗因はそれだけだ。
たったそれだけさ」
待合室という表現は、あるいはこれ以上ない表現かもしれない。
ここに集められたものたちは『診察』を受けるのだ。『最後の診察』を。
「あいつは一体なんなんだろうね。神の子か、悪魔の子か」
「それともあいつ自身が神なのか……」
私のひとつ前、すなわち次に『診察』を受ける男は、私を挟んで、私の後ろの男と
熱心に話しこんでいた。恐怖を紛らわすためか……。
「これは裁きだっていうのかね?あんたはどう思う?」
「え?」
前に座る男は私にも話を振ってきた。答えに窮していると、『診察室』の扉から黒服の男が
現れた。
「次、NO427、来い」
呼ばれた男は立ち上がり、無言で扉の奥へ入っていった。
だが、男はすぐに戻ってきた──黒服の男に腕を掴まれて。
「この男は『オート』を隠し持っていた。最初に言ったはずだ。このような行為は
一切認めていないと」
「ゆる、ゆるして……あああ!」
強い耳鳴りのような感覚。頭が割れそうだ。だが、これは余波にすぎない。
突然、男の頭部がはじけた。飛び散った脳漿が私の顔にもかかった。
「次、NO.428、来い」
私は汚れを拭うこともなく、黒服について診察室の扉をくぐった。
扉の奥には、また扉があった。
「少しでも『素質』が認められたならば、おまえはに進む。選別者への道へ。
だが、『素質』が欠片もなければ……」
黒服は最後の通告をした。
「このドアを念力を使って開けよ」
私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。
私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ。私は誰だ・・・・
憎しみの塊だ。憎しみの塊だ。ニクシミノカタマリダニクシミノカタマリダニクしみのか
タまリダ憎しミのカタまリだニクシミノカタマリだニくしみのか・・・カた・・カタままマママりりイイいいりいり・・・
愛なンて知らナカった。愛なンて。アの歌はなンだッたのだロウか。優シイのカ。
愛がもッとホシい。ほしいホシイホシイほしい欲しいほしい欲しいホシイほしいほ
しいホシイホシイほしい欲しいほしいホシイほしいほしいホシイホシイほしい欲しいほしい欲しいホシイほしいほしいホ
シイホシイほしい欲しいほしい欲しいホシイほしいホし・・・・・・イほ・・・・
誰だ!誰だ!ダレダ・・・ダレだ・・・ダ・・ダダダレレダダレダダダ・・・・。ネネネ・・ス・・・ネスネスネスささ・・・・んんんんさん
アノ歌がモっトホシ・・・・・ほほしいしいホシイ欲しいほほほしししいいいいいいい・・・・。
イタイホドノアイガホシイ・・・・・あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
「…兄さん。起きてよ兄さん」
そう呼ぶ声に俺は目を開けた。弟のルイージが
こちらを覗きこんでいる。
「時間がないよ、早く仲間に合流しなきゃ…」
そうか、下水管の修理中に居眠りしてたのか、俺は。
「ああ、今日の工事はセントラルパークで最後だったよな…」
と言いかけて、俺はふと口をつぐんだ。
何かが違う。なにかがおかしい。
暗くて気づかなかったが、よく見れば弟の顔もいつもと違う。
なんというか、鼻の下に蓄えた髭も癖の強い髪も、
とってつけたように見えるのだ。
イタリア系移民の父親譲りの高い鼻も、
なんだか妙に薄っぺらで、まるで…まるで日本人だ。
そのとき、首から提げた弟の身分証が目に入り、俺は愕然とした。
それは見慣れたN.Y.W.B.(ニューヨーク水道局)のものではなく、
「U.S.G.F.」などという見知らぬ略号が書かれている。
「兄さん、どうしたんだい兄さ…」
弟の言葉も耳に入らず、混乱する頭で必死に状況を整理する。
たしか…意識を失う前、俺はN.Y.で下水管の修理をしていた。
そこで…
「そうだ!バカでかいハエの化け物に襲われて…!」
そう、化け物に襲われて、土管に引きずり込まれて…
眉をしかめる弟にかまわず、俺は叫び続けた。
「畜生、奴等め! 俺をパラレルワールドへ送り込みやがったな!」
噂は聞いていた。N.Y.下水道を徘徊する異形の生物。
やつらに襲われた人間は、土管の暗闇に消えて…
ほとんどはそのまま、二度と還ってくることはなかった。
そして、生還できたごくわずかな連中は、口をそろえてこう証言した。
『…俺たちは、日本に似たどこか別の世界で戦っていた…』
そうなのだ。ここは、俺たちの地球によく似た異世界。
”ギャラガ”と呼ばれる異星人に侵略を受けている世界…
「…生きて帰るには、もういちどここであの化け物を倒すしかない、か」
俺の独り言を誤解したのか、弟は
「そうだよ、僕らはやつらと戦って生き残るしかないんだ。
地上をギャラガどもから取り戻すまで」
と言って笑い、こう付け加えた。
「ね、マサオ兄さん」
【マサオジャンプ】
「突然だが君には退職してもらう。」
月曜の朝、君は突然そう言われた。マイホームを買ったばかりなのにそんなの嫌だ!
「ではこの100万を1週間以内に1000倍にできたら退職は無しだ。」
困りはてた君は、伝説の株バイヤー舛添要一を探す旅に出るのであった。
「またやった。遅刻だ」
布団から飛び起きる松葉雷太(主人公)。
かばんを引きずり部屋を出ると、台所から旨そうな匂いが。
椅子にもつかず朝食を平らげると、靴を引っ掛け玄関を飛び出した。
「おはよー。あ、母さん、俺今日から弁当いらないから」
「あら、アンタいつも2人前は食べるじゃないの?」
「い、いや、友達と一緒に購買で買うことになってさー」
「…あ。そーいえば、昨日お隣のユミちゃんが
アンタの好物聞きに来てたわね。
ふふ、アンタも隅に置けないわねー」
「な、バカ、ちげーよ!アイツとはただの…」
「アンタ、父さんと同じですぐ顔に出るのよねー。
ま、ユミちゃんいい子なんだから大事にしなさいよ」
「と、とにかくそういうことだからっ!弁当なしでいいからなっ!」
「はいはい、もう色気づいちゃって。ところでアンタ、学校間に合うの?」
「あ! うわヤバッ、今すぐ出ねーと!」
「あらあら、行ってらっしゃーい。事故には気をつけるのよー」
【マッハライダー】
ある街に、一人の青年がいた。名はマッピーと言った。
彼はとても腕の良い警官であったが、
そのあまりに苛烈な性格や命令無視、勝手な単独行動等で署では敬遠されていた。
今日、マッピーはスラム街のある寂れた館の前にいた。
その館は犯罪組織「ミューキーズ」のアジトである。
今までも彼の同業者達がここに潜入していたが、
館に仕掛けられたトラップに手こずり、なかなか奴らを捕らえる事が出来ずにいた。
だが、マッピーの目的は他の者達とは違っていた。
それは、復讐だった。
自分の家族を奪い、その遺品までも持ち去ったあの男の事を彼は一度たりとも忘れはしなかった。
進入を試みるマッピーだったが、今の彼は殆ど丸腰だった。
銃も先日の乱射騒ぎで没収されていたのだ。
だが、彼にはそんな事は関係ない。どんな手を使ってでも、ニャームコへの復讐を果たし、
家族の遺品を奪い返す、それしか彼の頭には無かったのだ。
今、孤独なる戦争が、始まろうとしていた・・・・・
ある日、兄弟で暮らしている俺たちの元に親父からの手紙が届いた。
親父からの手紙の内容は簡単に言うとこうだ。
「お前たちの結婚相手を見つけておいた。
結婚資金を持って俺の所へ帰って来い。」
だが、安月給の俺たちにそんな金は無い。
俺たちは道中でその金を集めることに決めた。
親父直伝の蹴り技で宝を守っているやつらから金目の物を奪い、
隙あらば弟の金をも奪って結婚資金を溜めてやる。
恐らく弟も同じことを考えているだろう。
俺たちはそう考えながら家を後にした。
〜マッピーキッズ〜
「あら、チーズ切らしちゃったわ。あなた買ってきて。」
「ボク野球のボールが欲しいな。パパー、お願い!」
「わたしは指輪が欲しいなあ…。ね、いいでしょ、あ・な・た♪」
マッピーランド
〜虐げられた夫のパシリ奮戦記〜
おれは追いつめられた。
もう逃れるすべは無い。
オレは警官だった。
家にはやかましいだけのカミさんと
泣きわめくガキがオレを待ってる。
なあ、わかるだろ?
警官の給料なんてたかが知れてる。
しょうがなかったんだ。
街のチンピラをぶちのめし、
点数を稼ぐ。
誰でもやってることだ。
ただ、ちょっとだけやりすぎちまったんだ。
だから、おれは追われている
もう、逃げ場は無い。
ふと背後に気配を感じる。
振り返ったオレが見た最期のものは
ニタニタと笑っている
チンピラどもの「ご先祖様」の顔だった…。
-マッピーランド-
「何故、奴ばかりがチヤホヤされる…?」
誰かが呟いた、決して報われる事の無い思い。
それはもはや叫び、嘆きに近かった、しかし誰もが少なからず心の中で思っていた事だ。
その「誰か」の呟きは多くの者の心に波紋となって呼び掛け、奥底に眠っていたであろう気持ちを呼び起こした。
そして国をあげて大会が開かれた。表向きには親睦、腕試し、一攫千金、等色々言われたが
開催目的は勿論の事、出場者も観客も思っている事は概ね一つだった。
「ヤツヲタオセ…ヤツノタオレテイルトコロガミタイ…」
しかし「奴」も馬鹿では無かった。
自分の命が狙われている事は日常茶飯事、今回の大会も自分を陥れる為に開かれた物だろう。
そこで大会関係者に出場者の安全を確保する事、そして身を守る為のアイテム配備を行った。
更に出場者には身内を出すことに成功した。
「長い間面倒見てきたあいつらなら俺を助けてくれるはずだ。
と言うより俺がいないと生きていく事が出来ない奴らだからな、どうする事が正しいかはわかってるだろう」
これで万全だ、すべて計画通りだ。
だが「奴」は気付かなかった。この大会が開かれるきっかけがなんだったのかを。
いやひょっとしたら気付いていたのかもしれない
この大会で誰が仲間で誰が敵なのかを見極めるつもりなのかもしれない。
出場者それぞれの思惑が交差する中、運命のスタートランプが点灯した。
[マリオカート]
キノコ王国の端にそびえ立つとても高く、とても巨大な塔「クラッシュハウス」
それは少なくとも古代から存在している。しかし誰が、何のために立てたのかは誰も知らない。
その塔が、ある日の夜を境に傾き始めたのだ!
その日は上空に怪しげな飛行船が飛んでいた。
そして、数千匹にも及ぶノコノコやトゲゾーを塔に配備した!
そう、またしてもクッパ軍団の仕業である!
塔が傾き始めているのは、その数千匹のカメたちの重さに耐えられなくなってきたからである。
このまま塔が倒れてしまうと、キノコ王国全土に絶大な被害が出てしまう。
これを防ぐため、キノコ王国はクラッシュハウスにマリオを送り込む…
マリオクラッシュ
毎日毎日毎日毎日……
もう人のために働くのはうんざりだ。
金もある地位もある。
なのに、何故これ以上働かなくてはならない?
一生遊んで暮らせるだけの蓄えは充分すぎるほどある。
もういい。
もう俺は働かない。
遊ぼう。
遊んで暮らそう。
パーティだ…。
パーティを開くぞ。
金なら幾らでもある。
俺は遊んで暮らすんだ!
さぁ、始めよう
パーティタイムの始まりだ!
あるところに仲のいい兄弟がいました。兄の名前はマリオ。弟の名前はルイージ。
彼らは配管工の仕事をしていました。しかしある日土管から凶暴な亀やカニ、ハエ等が出てきたのです。
マリオ兄弟が働いている配管工の会社の上司から
駆除命令が兄弟に下されました。愉快な動物虐殺劇が今始まります。
てーれれてれてれーんタタターン
とある国のはじっこに
とってもちいさな村がありました。
その村には学校がなく、
子供達は、隣の町まで歩いて学校に通ってました。
だけど、村と隣町との間には、大きな大きな川があり、
子供達は、ところどころに残っている大きな石を
橋代わりにしてわたっていました。
村長さんは、子供達のために橋を掛けてあげたかったけど
その村はとっても貧乏で、橋を架けるお金もありませんでした。
そこで村長さん、一人しか居ない、役場の若い人に言いました。
「川の中に入って、子供達の橋代わりになってくれ」
〜まんほーる〜
「…か!?…こえますか!…うとうしてください!」
「…っ…うぅ…?…」
ずきずきと痛む頭を抱えながら身体を起こしてみる。
制御室の中は非常用の赤ランプによって朱に染まっていた。
「誰かいますか!?誰かいたら応答お願いします!」
インカムから女の必死のアナウンスが聞こえた。男はインカムを装着し女に送信する。
「こちら3A制御ルーム。シェリル!何があった!?」
「あ…!アル…アルね…生きていたのね…よかった…」
「何があった?詳しく説明してくれ!」
非常事態だということは間違いなかった。だが、周りを見るとスタッフが誰一人いない。
「…アル。よくきいて…私たち閉じ込められたの…どこもロックされて」
「なんだって…このミサイル基地全部がか!?」
手前のコンパネを操作し、モニタに内部MAPの詳細を呼び出す。
「…アル…今から1時間ほど前…SAブロックが攻撃されたの…」
男は黙って女の悲痛な声に耳を傾けている。
ワイアーフレームで描写された基地の外郭が、ほぼ赤くマッピングされている。
封鎖された通路は、通常この様に赤く表示されるのだ…
「…その時いくつかのエリアが通信不能状態になったわ…そして、攻撃したS国は…」
女のすすり泣く音がインカムから混じって聞こえる。
男はコンパネのキーボードを叩く。封鎖された非常口に管理パスワードを通してロックを解除するのだ。
「…S国は…私たちのいる基地に向けて…ICBMを」(ピーーー!!!)
(ERROR!! 非常レベル態勢により管理権限が無効になりました。ロックを解除できません)
「 F U C K !!!!! 」
男は激情してキーボードを投げつけた。
「なぜだ!!!一体どうして戦争なんか!!!」
「アル!落ち着いて!アル!!」
「はぁ…はぁ………他のスタッフは…?」
「…連絡系統が麻痺したから皆パニックになって…散り散りに非難した…と思う…」
(なんてこった…ちくしょう…)
男はうなだれる。周囲ではただコンピューターの無感情な駆動音が響いている
ズキ!っと頭に痛みが響く。
(俺は攻撃時の衝撃で気を失ってたわけか…そして見捨てられた…)
「…シェリル…君は何故逃げなかった?」
「…」
(?)不意に沈黙が流れる。この事態において顔の見えない相手の沈黙ほど不安にさせるものは無い。
「シェリル?」
「…連絡を取れないエリアがあって…そこにまだ生存者がいると思って…探している間にシャッターが、その」
「馬鹿な…」
男は彼女を叱咤する。だが心のどこかで感謝していた
「ICBMがここに来るのに後どのくらいだ?」
「…コンピューターがずっと計算してるわ…12分20秒…」
男は何かを考えている。(ここのコンピューターは動いている…)
「…アル…私ね」
「シェリル」男は言葉をさえぎる
「そっちのマスタールームとここの制御システム直結できるか?」
「え?…えっと…ええ…こっちのシステムはほぼ生きているから」
「前にシュミレーションで3A制御室から迎撃の制御が出来たよな」
「…ま、まさか…アル!!」
男はコンパネに座る。
「マスターのメインモニタをこっちに写してくれ」
「アル!無理よ!新型パトリオットでの迎撃は高感度レーダーとの通信が必要なのよ!
SAエリアはレーダーの中枢、それを破壊されたのだから…」
「―――俺達の目があるじゃないか」
「…アル…」
「俺達は生き残るぞ。なんとしてもな」
男は覚悟を決めていた。
「…」
女はシステムを操作しマスターコントロールのミサイル発射に関わる実行コマンド権利を制御室に与えた。
「アル…私…私が残ったのは…避難している時あなたが…いなかったからなの…」
基地の外壁がゆっくりと開き、中から無数のパトリオットが天空を見上げていた。
「アル…ずっと言えなかった事が…私、私ね」
「シェリル、その話の続きは…生き残ってから聞く。ちゃんと聞くから」
ぐすっというすすり声が一つ。そして、やがてインカムから凛とした声が響く
「…はい!わかったわ…。これから、オペレーターとして貴方をサポートします。こちら側で分析できる限りの情報は
そちらに伝えるわ。現在…ICBM着弾まであと6分。観測されたミサイルは上空拡散型で…その数…無数です…」
(こんな糞ッたれの世界だが…俺には最後までやるべきことがある…最後まで守るべきものがある!)
「迎撃開始するッ!!!」
(最後まで生き残ってやる!)
『ミサイルコマンド』
船は進む。
どこまでも澄んだ透明を空に抱き、
私のどす黒い憎悪を乗せて。
船は進む。
多くの船客達の希望と未来と共に、
私の殺意を乗せて。
「散歩に出るぞ、着いて来い」
「・・・・・・はい」
”奴”が私に命令をする。
いつものように、虫けらをみるような目で。
嘲笑と軽蔑とを含んだ声で。
「先ほどのレディの部屋はどこだ?」
港の桟橋で、奴が目を付けた女性の部屋を探れと、
私は散策させられていた。
毎度の事で、奴には私を労う言葉など無い。
「こちらでございます」
部屋を一歩出る。
すぐ隣の部屋に入る。
「なんだ?誰もいないじゃないか」
「あそこを調べてはいかがですか」
フン、と鼻を鳴らし、奴は部屋にずかずかと入り込んだ。
そこに、大きく口を空ける死の罠。
「うわあああああああああああ」
先生!先生!!
そう叫びながら私は口元に浮かぶ笑みをどうしても抑える事ができなかった。
ミシシッピ殺人事件(まあストーリーはあるんだけどさ)
これはとある少女の日記。
今はもういないとある女の子の話。
「わたしはいつかろぼっとにのりたいです。」
「はしってとんででんちがきれたらいっしょうけんめいでんちをさがすの」
「だからわたしはこのしゅじっつにせいこうしてろぼっとにのります、しぬのはいやだから」
「そしてせかいじゆうをふたりであるきます」
そんな言葉が綴られた日記。
それを見て微笑む者が居た。
彼女は日記を優しく抱きしめ、最後の言葉を書いた。
その手の中の日記の最後のページにはこう書かれていた。
「あの頃の私へ」
「手術成功、おめでとう」
「夢…かなったよ、今から世界を回るよ。」
「さあ、行こうね。まだ見ぬ場所へ!」
〜ミラクルロピット〜
これは敏腕ゲームプロデューサーの伝記である
彼の人柄を慕って集まった9人のゲームクリエイターに
彼自身を加えたたった10人で作り上げたゲームが
全国のおもちゃ屋さんの店頭を席巻し
一躍大金持ちとなるまでのサクセスストーリーである
そのきっかけはたった一つのニュースだった
「テレビゲームのうれゆきが
こうちょうのようですが
いまわだいのこのゲーム
こんなにうれて いいのか〜!」
元男の姉がさらわれた、その名も「グレイ・フォックス」
弟のぼくは姉を助けるために「W大学 スーパーフリー要塞」に単身乗り込んだ
もちろん、乗り込むのは一人だがサポートしてくれる仲間もいる。
近所のおじちゃん「ビッグボス」駄菓子屋のねーちゃん「ジェニファー」
反スーフリのリーダー「名前忘れた…」などの精鋭がそろっている。
みんな在日だから日本語が上手くない、だけどスーフリのやつらも
日本語が上手くない(例;アーネムイ!)戦力は互角だ!
いや勇気はぼくらのほうが勝っている!
テキヨウサイ スーパーフリー ニ センニュウ
アネジャ「グレイ・フォックス」ヲ タスケ
サイシュウヘイキ 「アルコール」ヲ マッショウセヨ!
こうしてぼくの冒険は始まった。
この仕事に就いてからもうずいぶん経つが
廃業を考えたのは初めてだ。
通りがかりの戦車が、鉄屑と化した別の戦車を引きずっているのを見かけた。
あそこまでこっぴどく壊される戦車も珍しい…
修理するよりも買い換えたほうが安く上がるんじゃなかろうか?
そう思っていると、戦車から10代と思しき少年が現れて
鉄屑をいじり始めた。
90°に折れ曲がった主砲が見る見るうちにまっすぐになる。
車体に開いた大穴があっという間に塞がる。
極めつけは、物理的に破壊された操縦補助用コンピュータユニットを
なんら問題なく稼動するまでに修理してしまった。
しかも、それらすべてを、バックパックに収まる程度の
簡易的な工具でやってのけたのだ。
わたしがあのレベルの修理をするならば、かなり大掛かりな設備が必要だろう。
あれ以来、私はすっかり自信をなくしてしまった。
修理屋稼業ももうおしまいにしよう…
「メタルマックス」
それは地獄の日々だった。
「入ったら二度と出たくない町」と聞いてやってきたデスクルスで、
騙されて囚われの身となったこと。
毎日毎日、意味もなくドラム缶を西へ東へ押し続ける日々。
まずくても腹に入れなければ倒れてしまう、あのくさい飯。
そして何より、囚人達が恐れる看守達のでんげきリモコンとでんきイス。
壁には「はやわかり メニュー 1 ほろにが 2 しびれ 3 まひ 4 死に 5 こげ」なんて
張り紙もしてあった。
囚われる前は俺の人生は輝いていた。戦車に乗って世界を駆けめぐり、
お尋ね者を蹴散らしては賞金を手に入れ、酒場では恒例の「おだいじん」。
そんな日々も随分と遠くなってしまったある日、俺はここを脱出できるかも
知れない方法を聞きつけ、望みをかけて実行し、そして成功した。ボスを失った
デスクルスは囚人たちによって解放され、平和の町として生まれ変わった。
そんな町に、俺は再びやってきた。戦車を車止めに置き、中へ入っていく。
俺のことを覚えている人たちと軽く挨拶を交わしながら、俺は「あの場所」へ向かう。
そこは、そこだけは解放前と何も変わっていなかった。太陽も雨も遮らないように
作られた広場。その真ん中に並べて置かれたドラム缶。そしてあの時の看守。
囚人達を肉体的に痛めつけるためだけに設置されたこの一角こそ、俺の目的だった。
看守が俺の顔を見て、ゆっくりと口を開く。
「おしてもいいんだぜ! なつかしいドラムかんをよ!」
メタルマックス2 「ドラム缶に魅せられた男」
補足:ドラム缶に魅せられたプレイヤーも多数存在し、様々なサイトで
「デスクルスでドラム缶を押す」が一種のキーワードになっている。
俺がアルバイトを探すために雑誌を読んでいると、
CMのイメージキャラクターという仕事が目に入った。
「体力のある方募集。顔は隠れます。セリフなどもありません」
俺は体力には自信があったので、とりあえず面接を受けてみた。
雑誌に乗っていた面接先は小さな会社だった。
飲料水メーカーらしいが、聞いたことの無い名前だ。
俺がこれまた小さな面接用の部屋に入ると、
くたびれたスーツを着た中年の男が現れた。
なんと、この男が社長らしい。
面接に社長が出てくるなんて、よっぽど社員が少ないんだろう。
「やあ、よく来てくれた!私がこの会社の社長だ
今回君に頼みたい仕事は、わが社の新製品である炭酸飲料、
“ボスコニアンX”のCMキャラ“ボスコニマン”になってもらう事だ。
説明を始めよう。ボスコニマンは正義のヒーローだが、
ある時敵の組織に捕まってしまい、拷問を受けるんだ。
トラップだらけの敵の基地内を強制的に走らせられる。
制限時間以内にチェックポイントを回らないと、
体に仕掛けられた装置が発動して感電死!
ボスコニマンは屈辱に耐え、
床に置いてあるボスコニアンXを飲んでパワーを回復しながら、
いつ終わるとも知れない無限のマラソンを続けるんだ。
まあ、もちろんそれだけではつまらんからな、
ライバル会社の空き缶が大量に転がってきて、ボスコニマンを妨害するシーンなども取り入れる。
ポイ捨ては良くないという社会へのメッセージだ。
どうだ?素晴らしいだろう。面接に来たのは君一人だったから、
君がOKしてくれればすぐに採用しよう!」
「あんた、脳みその変わりにヌガーでも詰まってるのか」
あまりにイカレた設定に俺はそう言いたくなった。
はっきり言って、そんなCMの炭酸飲料なんて飲みたくは無い。
だが、バイト料はかなり高いし、そろそろ俺の財布も底をつく頃だ。
やむをえず、俺は引き受けた。
………そしてそれから2週間後
俺はボスコニマンの衣装に身を包み、
悪の秘密基地のセットの前で準備をしていた。
衣装は、安っぽいオレンジ色のタイツに赤いブーツにヘルメット。
俺がガキの頃に見た、泥臭い特撮ヒーロー物にも劣る最低のデザインだ。
だが、衣装に比べると秘密基地のセットはかなり豪華だ。
とんでもなく広いし、凝った仕掛けがあちこちに設置してある。
倉庫から適当に引っ張り出してきたと思われる
ハードルやスケボーが転がったりもしていたが、それは見ないことにした。
「ボスコニマン君!配置についてくれたまえ」
社長の声で俺が配置につくと、すぐに撮影が始まった。
なんでも、台本とかは無く、ぶっつけ本番で実際に障害物を避けながら走るらしい。
適当だなぁと思いながら、俺はセットを走り出した。
スタートと同時に、視界の端にある残り時間がどんどんと減っていく。
俺は障害物を次々とかわしながら秘密基地を走り抜ける。
と、突然、耳につけられたインカムから社長の声が聞こえてきた。
「……すまないね。ボスコニマン君
実はだな、君の体につけられた電流装置、本物だ」
何!?
「面接の日に話しただろう。
君はあの通りの設定で、本当に命を賭けて走ってもらう。
そしてその姿は24時間中継されるんだ。
凄いCMだろう?話題になること間違い無しだ。
ああ、心配は要らない。途中で仮眠も取らせるし、ちゃんと期間も決まっている。
最後まで生きて走り通せれば、ちゃんとバイト料は払う。
これが成功すれば君は本物のヒーローだ。頑張ってくれたまえ」
それで社長からの話は終わりだった。
……冗談だろう?そう言いたかったが、
どこかタガの外れた社長の声はとても冗談には聞こえなかった。
そして…視界の端に、黒焦げの肉の塊が転がっているのが見えた。
それは、ボスコニマンの衣装をつけていた。
「言い忘れていた。実はテスト中に一人死人が出てね。
残骸を片付けるのを忘れていた。気分を害したようなら申し訳ない」
俺は叫びだしたい気分だった。今すぐこんな撮影をやめさせて、
社長の面を一発ぶん殴ってやりたかった。
だが…ヘルメットのゴーグルに表示された残り時間がちらつく。
“体に仕掛けられた装置が発動して感電死!”
畜生、畜生、畜生。
俺は最後まで走りぬいてやる。最後まで…最後まで…!
『―メトロクロス―』
「はぁはぁ…はっ…ただいまー!兄ちゃん!買ってきたよ!」
「おっ、見せて見せて!…へぇ〜これがモアイかぁ…」
「えへへ、すごいだろー!」
「コイツって何かできるの?」
「えーとね、……モアイの前に石を置いて…と、…見て見て!頭で石をぶっとばすよ!ドカーンって!」
「へぇ〜、…他には何ができるの?このモアイ。」
「えっ?んーと、んーと……これだけ…かな?」
「…おいおい、これだけなの?せっかくのお小遣いが無駄じゃん。だからカブトムシの方が良いって言ったのに。」
「無駄じゃないもん!ほら、手のひらに乗るし、カッコいいじゃん!」
「カブトムシの方が格好良いし色々できるじゃん。」
「ほらほら、石をドカーン!ドカーン!ってぶっとばすんだよ!カブトムシはこんな事できないよ!」
「んーでもなー。」
「……あっ!そうだ!ちょっと待ってて!」
「……………?」
「お待たせしました!じゃじゃーん!虫取りカゴ!」
「…何か、水とか土とか入ってるけど。その中に入れて飼うの?」
「違うよ!この中に、モアイを入れて、脱出ゲームをやるんだ!」
「脱出ゲーム?」
「モアイをこの中に入れて…と。まぁ、見ててよ!」
「…!おい、このモアイ、頭突きで飛ばした石に乗っかってるぞ?」
「へへーん、すごいだろ!お店の人が言ってたけど、このモアイは"出口があるとそこに行きたがる≠だって!」
「あ、虫取りカゴから出たぞ。」
「すごい!もう出てきちゃったんだ。」
「これ、面白いな、もっと出るのに難しいのを作ろうぜ!」
「うん!ところで、このモアイ、名前どうしよう?」
「んー、"モアイ君≠ナいいんじゃないか?」
「えーなんか適当だよー」
「いいじゃんいいじゃん。さ、作ろうぜ。」
ホテルの一室に二人の男がいた、彼らは国有数の資産家であるが、刺激に飢えており、
互いの資産の全てを賭けたギャンブルをしようとしていた。
「ギャンブルの内容ですが…Shoot Competition…これで如何でしょう?」
二人の中では比較的若い男が言った。
"Soot Competition≠ニは、賭ける側が先手と後手に分かれ、サッカー選手のゴールを決めた回数で競うギャンブルである。
まず先手側が、用意されたプロサッカー選手の中から一人選ぶ。
選ばれた選手は、コーナーからボールをパスされゴールを目指すが、その間にディフェンス側にボールを触れられたらアウト。
それを5回繰り返し、自分の選んだ選手が何回ゴールを決められたかを数える。
後手も用意された選手の中から一人を選び、同様の事を5回繰り返し、ゴールの回数を数える。
先手と後手、どちらが多くゴールを決められたを競うのだ。
「ふむ…よかろう、得点が同点だった場合はどうするのだ?」
「このギャンブルは選手が競技自体に慣れる為、後手側が有利です。ですから、同点の場合は先手側の勝利としましょう。」
「わかった。…選手はこちら側で用意しよう。そうだな…"エッヘンカイザー=A"カマドウマ≠と…"パレ≠アの3名で良いな。」
「…はい、異論はありません。」
"Shoot Competition%人の男うちのどちらを地獄に突き落とす悪魔の競技。この準備を二人は着々と進める。
どちらの男が生を得て、どちらの男が破滅へと向かうのか、それはギャンブルの日まで誰にもわからない。
まだ野球界にFA制度もドラフト逆指名もなく、メジャーが夢の世界だった頃の、燃えるヒーローたちの物語。
バッターボックスを足でならしながら、その男は、重い病の少年に約束した日のことを思い出していた。
「バントでホームラン打って!バントでホームランが打てるなら、僕もがんばれる気がするんだ」
「よし!まさお君。必ずバントでホームランを打ってみせる。楽しみに待っててくれよ」
「きっとだよ!約束だよ!」
――――――
「さあピッチャーふりかぶって第一球、投げました・・ああーーっ!ここで4番にバント!これは意表をついた同点狙いのスクイズ・・・
ああああああーーっ!?!?だ打球は空高く舞い上がって伸びて伸びてそのままスタンドへ・・・まさかの逆転サヨナラホームランだあーーー!!」
全く新しいベースボールが、今、始まる。燃えろ!プロ野球
初めての試合、初めての4番。
一回無死満塁のチャンスで監督が出したサインは
「三振」
…ウソだろ?バットを振るなっていうのか?
…そういえば相手のピッチャーはまだ一球もストライクを取っていない。
この試合は八百長なのか?一体何をしたいんだ?
三球三振。うなだれてベンチに帰る俺に審判が冷ややかな声を浴びせる。
「あほ」
その声を聞いた監督は、満足そうな顔をしてリセットボタンに手をかけた……
〜燃えろプロ野球〜
199X年春…
昨年のドラフトで期待の新人が入団し
その期待度を買われて始めてマウンドに立つことに…
チームは毎年弱かった、だからこそ開幕投手を新人に任せた!
その開幕戦に事件は起こる。
注目の第1球だった…
1番バッターはいきなりスクイズの構え。
確かに足は速い選手だ、スクイズは当然だろう!
がっ、バントした姿勢のままバットに球が当たった瞬間大きく飛んでいく球。
なんとバントでホームラン。
あまりの精神的ショックにピッチャーの体はその場で崩れてしまい担架で運ばれてしまった。
そのピッチャーはたった1球投げただけで、その投手生涯を終えてしまった。
萌えろプロ野球w
今年も各球団が戦力補給にやっきになるのも無理はない。
未だ破れず巨人神話。プロ野球は巨人の独断の場ではない。連覇を目指し球団各位は
それぞれにあった補強なりトレードで戦力強化に努め、選手はさらなる飛躍を胸に抱き練習に精を出す。
誰かが言った・・・・
「最強」それはプロ野球にも存在する。
歴史を紐解けば「沢村栄治」そして神「川上」、躍動のON時代、それに挑む星野、江夏、村上。悪太郎の来襲と怪物江川。
巨人の顔となった原。K・Kコンビ。野村IDの芽生え。
まさに91年の今年は過去の最強の選手達を上回る「最強」を目指し多くの野球ファンを魅了するだろう!
果たして今年のペナントを制するのは!?そして日本シリーズを制覇し
「最強」となるチームは何処なのか!
全ては貴方の力量次第なのだ!
それは異世界から突然やってきた。
手足が顔から直接生えており、その顔は常に笑顔であるという特異な風貌をしていた。
なによりその体は全くの黄色であった。
人類はその異形のものに接触を試みた。
彼らは、友好的に人類と接し、知能も人類よりもはるかに優れていた。
なにより彼らは人類の言語に興味を示した。
そのうちに彼らは人類が知りえるほぼ全ての言語を理解した。
ここからが悪夢の始まりであった。
彼らはある日突然に人類の脅威へ変わった。
全ての言語を習得した彼らにはもう人類はただのおもちゃにしか過ぎなかったのだ。
人々は彼らによって文字のパネルへと変えられていた。
死ぬこともゆるされず人々は文字となり今日も言葉を作っていく…
朦朧とした意識のなかで人々は文字となり、言葉となり彼らを満たしていくのだ。
今日も彼らは己が欲望のために言葉をつくる
「ぴったんぴったんもじぴったん…」
『―もじぴったん―』
…あぁ、良く来てくれた。突然呼び出してすまんかったね。
初めまして私は"桃太郎≠セ。
一部の人間は私のことを政界を牛耳る闇の支配者とか言っているが、
何のことは無い、この通りただの平凡な老いぼれだ。
…今回、君を呼んだのには折入ってお願いする事があったからだ。
ずばり、君には"この日本を救って欲もらいたい≠フだ。
…まぁこれだけ聞いても良くは解らないだろう。詳しく説明しよう。
この日本を見てくれ。…貧富の差が大きいだろう?
一部の裕福な人間は、己の利益のみを最優先し見栄と虚飾で着飾っている。
貧しい人間の事など一切考えない。
底辺を支える人間達を蔑ろにし、その土台が崩れた時の事など想像もできない、愚かな富豪たち。
王は下賎が居るからこそ王であると言うのに…。全く持って愚かだ。そう思わないか?
…富豪達が食いつぶした下賎の会社は数知れない。
このまま富豪達が会社を潰していけば、土台が崩れ、この国の均衡は保てなくなるだろう。
そうなれば、歴史が物語っている通りになる。
暴動、略奪…革命。血を流す乱世へと至る事は言うまでも無い。
……昔、鬼共が地上を支配していた時、人間は共に助け合い、人を思いやる心を持っていた。
その心に助けられ、私は命を賭け、鬼共を成敗したと言うのに…
このままでは、日本の人間達は鬼共と何ら変わらない、存在価値の無い生命体になるだろう。
そんな生命体で溢れかえり、国が乱れれば…もはや国は滅んだも同然。数年後には他国の支配下に下る事は明白だ。
この国の為に戦った私が……私が望んだ国は、そんな国ではない!
…話がそれてしまったな。戻そう。
君には、幾らか金を渡す。その金で日本中の倒産した会社を再興して貰いたい。
再興と言っても、大まかなことは現地のスタッフがやってくれる。
君は日本中を回り、その様子を見てどの辺りにどれ位投資するかを考える役目になってもらいたいのだ。
初期資金で足りない分は、駅の乗り継ぎの際、日本各所にある私関連の会社から幾らか君に援助させよう。
再興させた会社の利益も、幾らか君に回すから、まぁ資金面では大丈夫だと思うが。
この仕事は資金を出す各社との信頼関係が第一だ。借金があっては信用を失いかねん。
万が一借金をする事になった場合は、私の援助が間に合うまで、一端物件を手放して、資金のやり繰りをするのだ。
あ、それと、どの辺りの開発をやるかは、どこかの地域の開発が終わる毎に指示を出すから、それに従ってくれ。
…責任は重大。プレッシャーはかかる事だと思う。本当は私自らが行けば良いのだが…。
私にはもう、あの3匹がいないのだ。犬猿雉。3匹とも私の為に命を賭けて戦ってくれた可愛い奴らだった。
動物の命は短い。3匹を失う事を恐れた私は、あの3匹の能力、知識を人工知能に移植したが
…所詮は機械だ。奴らではないのだ。
あの3匹がいない私は…もはや唯の役立たずの老いぼれでしかない。
…君は、任務に忠実な人間で絶大な信頼を得ていると聞いている。横領など任務に悪影響のある行為はしないであろう。
まぁ、あまり気を重く考える事はない。
この仕事を君一人の手に任せるのはあまりにも大変だろうと思って、
君の他にも何人か同じ仕事を任せた人間がいる。同じ仕事を試験的に人工知能に任せている場合もあるが。
彼らと協力、連携して…時には競いあうようにして頑張れば、重圧をも押しのけて、自然と成果があがるだろう。
大体は以上だ。細かな説明と開発させる地域は後で伝えよう。下に電車までの車を用意させたからそれに乗ってくれ。
…この国の為だ、健闘を祈る。
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