200X年。
さきの世界大戦において、人類はついに「核兵器」というパンドラの箱を開けてしまった。
かつてあらゆる知識階級によって核兵器の恐怖は論じられてきたが、愚かな軍人たちの耳には世迷言としかとられなかった。
EU、ロシア、インド、パキスタン、イスラエル、中国、米国、そして日本。加害者は一瞬にして被害者となり、
歴史的建造物、世界に広がる豊かな森林も壊滅。もはや「人類」の滅亡は目前であった……。
ここはとある島。地図にも載らない小さな島。美しい緑と肥沃な地質に恵まれ、農業、畜産が盛んであったが、
世界大戦の爪痕は、世の中の凄惨な争いとは一切無縁なこの美しい島にも甚大な被害を及ぼしている。
この島に住んでいた者は、核とそれに伴う「死の灰」によって一人残らず全滅。この島を潤していたあらゆる植物も壊滅し、
無残な荒野が広がるだけとなってしまった。
そんななか、奇跡的に、本当に奇跡的に核の被害から逃れた生物がいた。
その肉は美味と滋養の富み、かつては人類に貴重な栄養をもたらした「うし」と呼ばれる生物である。
かれら「うし」はこの島を愛し、そしてこの島に住まう人々を愛し、神代の昔から共存共栄を図ってきた。
彼ら「うし」は考えた。なぜこの島から人が消えたのかを。
そしてなぜこの島の美しい緑が消えてしまったのかを……。
何日も何日も彼ら「うし」は考えたが明確な答えは出なかった。
いや、正確に言えば出す必要がなかった。ある一頭の「うし」が言った。
「緑がなくなったら我々で造り、育てればいいんだ!」そうして彼ら「うし」は立ち上がった!
一向に止む気配のない死の灰を丹念に除去し、核の影響によって突然変異した謎の奇形種と戦う日々。
放射能、核汚染、連日の重労働により、一頭、また一頭と志半ばにして倒れていったが、
しかし彼ら「うし」は決して休むことはなく、なんとかこの島に美しさを取り戻そうと悪戦苦闘した。
彼ら「うし」はこの島にまた再び美しい緑を取り戻すことができるのであろうか!?
「大地君クライシス」
また俺の出番か・・・」
しかも今度は宇宙空間に浮かぶ戦艦の上だぁ!?
見たこともない戦闘機からの攻撃も考慮に入れつつ回りを見渡す
茶色のゴリラ
ピンクの異物
緑の恐竜
定番のメンバーだな 俺は剣を抜き構えた
威勢のいい実況が戦いの口火を切る、中央で戦いが始まるが俺はすぐには飛び込まない
最初から突っ込んでダメージを受ける必要はないからだ
しかし俺はなぜ戦う?俺は元の世界に帰るためには戦うしかないと言われた
友に戦った仲間も切り捨てた
しかし帰れない、俺はまたこうして戦場にいる
いっそ死んでしまいたい
しかしどんなに痛めつけられても、気づけば傷は回復し、また戦場に舞い降りる
もう頭がおかしくなってしまいそうだ・・・
ずたずたに傷ついた敵に最後の一撃を加える時はいつも思う、「帰るためだ、スマン」
しかし俺の一撃で敵が決定的なダメージを受けると観衆からは叫び声、歓喜の声だ
俺の慈悲は勇者になった高揚感で消え去る
そしてまた次の獲物に斬りかかる
戦いが終わった、俺の勝利だ
観衆から惜しみない拍手が送られ、俺もそれに答える
-いつかお前達の側に立ってやる、その日まで待っていろ
そんな思いを胸に体を休めようとするが、、、
「リンク!!」 また俺の名が呼ばれる、出番か
次も勝ってやる。 そんな思いで俺は戦いに没頭していく
大乱闘スマッシュブラザーズ
俺は世界をまたにかけて宝を探すのを生業にしている。
数年前までの俺はしょぼいサラリーマン生活にあけくれていた。
上司に嫌味を言われ家に帰ってもほとんど居場所がなかった。
だから毎日遅くまで飲み歩くのが日課だった。
その日は特別飲みまくった。気持ちよかったので十八番の「雨の新開地」を歌ったりもした。
と、気持ちよく歌ってたらヤクザが絡んできやがった。元々力はあったし酔いも手伝ってそいつをボコボコにしてやった。
そしたら変なじいさんが現れて俺に紙をくれた。
しばらく放置してたら絵が浮き出た、宝の地図だ。
俺の中で何かがはじけた。これは絶対に探しに行かなくては
「おまえは中々骨のある…ふご!」
気づいたらじいさんはピクピクと倒れていた。酔ってたのでつい反射的に殴ってしまったらしい。
それ以来じいさんとは会っていない。
俺はさっそく会社をやめ女房とも離婚した。
未練はない。結婚したのだって俺が酔った勢いで襲ったのが原因だ。
だから初めから愛情なんてない。それに宝は独り占めにしたい。
俺はとにかく色々と資格を取った。そして海外へと旅立った。
ハングライダーで空を飛び土人や洞窟に住む奇奇怪怪なやつらの攻撃を避けついに宝を見つけた。
だがその瞬間ふと「なんでこんなことにマジになってるんだ?」と感じた。
宝を探し当てれば満足感が得られると思っていたのに…
洞窟出ると夕方だった。夕日が綺麗だった。そして夕日を見ながら俺は誓った。
「満足できないのなら満足するまで世界中の宝を見つけてやる!」と。
そして今日も俺は宝を探し続ける。世界よ、俺の挑戦を受けてみろ!
― たけしの挑戦状 ―
元人気グループラッツ&スターのボーカル。マーシー王子。サングラスに髭の独特のスタイルでお茶の間の人気者に。
お笑いをやれば売れっ子に。道具を使ったネタは天下一品。さらに格闘技にも精通し多くの格闘家との信仰も熱い。
そんなマーシー王子は常に多くの人たちを楽しませることに一生懸命だ。そんな王子の頑張りに市民も
いずれは王様になってこの国をもっと明るく楽しいいい国にしてくれるだろうとみんなが期待なのだ。
この大地をこの海を・・・天地創造の神のきまぐれなのか。時の流れは神の領域ですら止めることはできない。
ある日を堺にマーシー王子の乱心に市民は多くの不信感を抱く。それは王子の猥褻盗撮という卑猥な行為で
それまでの地位をおびやかしてしまうのであった・・・・「ミニニタコガデキタ」これは序章である・・・
しかし市民は王子を待った。神の領域時の流れを待ち、王子の更正と復帰を願ったのである。そして
神の情けか・・多くの市民の期待を受けマーシー王子は蘇った。大いなる畏怖の念を持ち王子は再び大地に立つ。
だが・・・・運命の歯車はすでにかけていたのである。王子が密かに常用していた悪魔の秘薬「カクセイザイ」
それが幸か不幸か・・世の中に露見されてしまうのである・・
失われた信頼をもはや神の領域時の流れですら取り戻す事はできない。王子は全ての権力を失い家族を友人を・・
失意の王子は国を追われ時の流れとともに忘れられた存在となってしまう・・・・・
これは現実なのか夢なのか・・突如マーシー王子の中に少女の妖精が囁く・・
「私達のおとぎの国が大変なの。助けてマーシー王子!」それは悪魔の誘惑なのか天使の嘶きなのか・・
「イク!イク!ぼくちゃん何処にでもいっちゃう!」
マーシー王子の電波的妄想遊戯が今始まろうとしている・・・・・
198X年―
空前のプロレスブームの中でひときわ人気の団体があった。
○NWA(Namcot Wrestling Association)である。
その中でも団体のエース、リッキーとパートナーでもありライバルでもある正義のマスクマン、ウルトラマシーンとのチーム
リッキーファイターズは人気実力ともにナンバーワンであった。
だかそんな彼らに最大のピンチが襲い掛かる。
各団体で極悪非道の限りを尽くしてきた最狂タッグ
“仮面の悪魔”マスクロスと“暴走魔人”ウォーリーのストロングバッズが襲い掛かってきたのである!
「返り討ちにしてやるぜ!」とばかりに立ち向かうリッキーファイターズ
だが彼らはストロングバッズに負けてしまいさらには保持していたタッグ王座のベルトまでも奪われてしまったのだ!
「このままで終わってたまるか!」リベンジに燃える我らがリッキーファイターズ
ここから後々まで語りつがれることとなる長い長い抗争の火蓋が切って落とされるのであった!
さぁついにやってきた世界最強タッグ決定戦の開始だ!ここに集いし最強の戦士!
長洲力&B・ベイダー対S・マシーン&ブーチャー
この最強の4人の最高の戦いが最強最高の栄冠を掴み取るのだ!
長洲「おい!またぐなよ!」
B・ベイダー「ソーリー・ユーは怖いね〜心配しなくてもこっちの勝ちブックね」
S・マシーン「なぁ・・やっぱこれ変更できない?」
長洲「なにが言いたいんだ!?」
S・マシーン「こっちの勝ちブックにしろってことだよ!」
B・ベイダー「ナニヲ!キサマ!これはもう決定事項だ!」
S・マシーン「だまれ!背高ノッポの汗臭が!」
長洲「おまえ平田だろ!」
S・マシーン「それは言うな!台本にはないだろうが!」
ブーチャー「マァマァここは私の顔にメンジテ・・・ナカヨクね?」
長洲「うるせええ!リキヤにガチでケンカして負けたくせに!でしゃばるな!」
ブーチャー「!!!!!」
さぁ!そんなこんなの遺恨を抱えてこの最強の4戦士の熱きど真ん中のマグマの戦いが今始まるのだ!!
「面白い ・・・ です。」
チッ。バカの一つ覚えが
私はたくさんの子供を生産した。
どのくらい?名前を付けるのが面倒になるほど、だ。
子供の中には最高の舞台で金メダルを獲る者もいた。
最近は毎年のように獲っている。・・・毎年・・・?
9 6
何の数字だ?
9 6
これは・・・年号!
しかも今年!去年!10年前!すべての優勝旗に96の文字!!
そう言えば、なぜあいつが未だに現役なんだ!?
おい牧場長!今年は何年だ!
「危険な ・・・ です。」
!!
気付いた時には遅かった
生き物の命をもてあそんで来た罰だろうか
・・・北の大地は呪われていた
「なんか 様子が ヘンです」
だまれ
--1917年4月、ウィルソン大統領はドイツに対し宣戦布告。
多くのアメリカ軍兵士が大西洋を渡り、連合国軍に参加した。--
戦場に来てはや半年。後方でくすぶっていた俺たち工作部隊に
ようやっと活躍のチャンスが巡ってきた。
「最前線まで単独潜入し収容所を破壊、捕虜を奪還せよ」
簡単な任務じゃないだろう。だが俺たちゃプロだ。腕が鳴る。
相棒のジョーンズがロケット砲を磨きながら笑ってる。
俺はアリゾナに置いてきた恋人の写真、何度となく見返したそれに
向かって微笑みかけた。
終わったら飛んで帰るからな、ハニー、いい子で待ってろよ!
「OK GUYS,LET'S MOVE OUT!!」
-- 戦地に送られたアメリカ兵たちはこう呼ばれた・・・・・・「Dough Boy」
最初は皆笑ってたんだ。
我々に届くものなど居ないと。
でも、そいつは言う。
行けば殺される、仲間は全て死んだ。
行くな、殺される、と。
なんということだ。
それが本当だったなんて。
奴は次々と仲間を落としてゆく。
ああ、もう駄目だ。
終わりだ。
あいつの言ったことは本当だった。
信じていれば、こんな事には、ならなかったのに…。
薄れ行く意識の中で私は見た。
巨大な地を這う化け物が私の仲間を咥え、悪魔の元へと連れ去ってゆくのを…。
そいつは満面の笑みを浮かべていた。
「今日は満点だ!素晴らしい!」
時に19XX年。1人の少女が怪物に囚われた。
少女は、この荒れ果てた島唯一の希望だった。人々は少女を取り戻したかった。
しかし怪物の圧倒的な力を前に、ただ傍観するしかなかった。
ある時、1人の勇敢な男が立ち上がる。男の名は『高橋』。
高橋は超人的な力で占領されていた島々を開放して行く。
人々は彼の事を『高橋名人』などと呼び英雄視したが、
その彼と共に闘おうという者は皆無なままだった。
数週間後…島はまたしても唯一の希望を奪われる。高橋が戦死したのだ。
遺品の白い帽子を前に、人々は悲しみに暮れた。
しかし、高橋の遺志を継ぐ者がいた。しかも、それは1人ではない。
10歳未満の女児から100歳近い老人まで――彼らは皆、白い帽子をかぶっていた。
無数の『高橋』が死闘を繰り広げる闇黒の島。
それは後にこう呼ばれる事になる。
『高橋名人の冒険島』と……。
(スーパーマリオの改変ネタ)
「それでは、契約書にサインといきましょうか」
成金趣味の服に身を包んだ初老の男性は、本革製の椅子に深々と腰掛けながら、
葉巻を一旦口から外し、そう言った。
「…断る。私はこの店を手放す気など、毛頭無い」
私が契約書を乱暴に突っ返すと、初老の男性は葉巻を口元に戻し、私を威嚇するように
ゆっくりと紫煙を燻らせながら、こう言葉を続ける。
「貴方も困った人ですね。大人の社会で、紙の上での約束に待ったは無いでしょう。
強い者が弱い者を押し倒す。これは凌辱ではなく、自然の摂理です」
穏やかな口調だが、私に遠慮する気配は無い。
初老の男は椅子から背を起こし、ガラス製のテーブル越しにもう一度、契約書を
私の目の届く所へ置く。
「貴方も、この場所で商売するときに聞いたはずです。この町で店を建てるのなら、
この契約書通りのやり方でなければいけない、と。
そりゃあ私だって、最初は冗談かと思いましたよ。こんな馬鹿げた事があるか、と。
でも今、私はそれに則り成功しているし、貴方はその契約に負けようとしている。
つまり契約が無茶なのではなく、単に貴方が、商売に敗北しただけなんです」
「しかし、このやり方はあまりにも惨い。一代限りで築き上げたこの店を、たった一瞬で…。
これじゃまるで…、地上げじゃないか!」
私の乱暴な発言に呼応するように、初老の男は椅子からゆっくりと立ち上がった。
「私がやっていることは、何一つ法に触れていない。ただ、この紙切れ一枚を
相手に突きつけるだけで、全てが決まるんです」
そう。この町で商法における法的な手段は恐ろしく簡略化されている。
私も、それを承知でこの町に店を出した…、はずだった。
「これに反対する手段は、何一つ無い。それは貴方も充分知っているはずです」
煮えきらない態度を見せる私に業を煮やしたのか、男は少しだけ語気を荒げながら、
テーブルに身を乗り出し、私の眼前まで顔を近づける。
「さあ。もう一度、契約書を声に出して読んでみなさい。
そこにはこの町のルールと、貴方が今置かれておる状況が記載されています」
私の破滅を意味する契約書には、こう書かれていた。
「ホープ軒はさくらTVに吸収合併され、ウッボーとなる」
−タワードリーム−
王は狂っていた。
レジスタンスの若者達が悲鳴を上げる。
今日も拷問の日々が続く。
「この狂人め、いつか俺の仲間が必ず貴様の息を止めるだろう!愛よ、自由よ、万歳!!!」
「わが偉大なる指導者に栄光あれ!!!この世界に平等を!!!真の平和を!!!差別なき世の中を!!!」
それを聴いて王はこう言った。
「死ね、貴様らの血を見るのが今は生きがいだ…。
私に心地よい悲鳴を聞かせてくれ、下船の者よ。」
そう言うと王は若者達を次々と処刑していった。
そして悲しそうな瞳でこう言った…。
「我が妻よ、息子よ。まだ満足せぬか、どれだけ血を見せればそなた達は許してくれるのだ…」
かつて、この世界でもっとも気高く、優しく、常に民のことを考えてきた。
それが間違いであったのか。
もう、分からない…。
遠くへ嫁いだ皇女のことを思いながら王は今日も若者達を殺す、殺す…。
彼らに殺害された妻と皇子に捧げる様に…。
そしてここは別の地下。
ここでも同じ、いや、それ以上に惨い殺戮が行われていた。
今から殺される寸前の娘は言った。
「王よ、申し訳ありません、私達が…まちがって…」
その言葉を最後まで紡ぐ直前にギロチンが下りる。
それを見てにやにやと笑っているものがいる。
レジスタンスの指導者だ。
「いいね、最高の気分だ。なんせ俺がどれだけここで殺戮を繰り返そうとも全ては奴の責任だ。」
そして、忌々しそうにこう言った。
「あー、気分がいい。優しいとか、愛とか、平和とか聞くだけで反吐が出るね。この殺戮こそが俺の世界さ。」
「町の奴らもそろそろ洗脳された頃かな。まあ、王がいなくなったらその残党にでも押し付けるか。」
「その為にわざわざあの王を狂わせたんだからな、俺が新しい神になるのさ。」
「しかし、この血のジュースは美味いねえ、ククク…」
そしてしばらくして階段を上がり、民衆に向かってこう言った。
「世界に愛を!平等を!命ある全てのものに祝福を!!!」
それからしばらくして革命が起こり、王は首をはねられた。
新たな世界にその悪魔が据えられたという。
誰も、そのことに気づかないまま、時は刻み続ける。
ただ、夜中の墓地にに今は亡き若者や、王の霊が出ると言われている。
…暗黒の時代が始まったことに人々は気づくことは無い。
昔よりはマシだと思い込んでしまったからだ。
〜 チーラー 「刻まれる悪夢」〜
ナンシー。俺たちはもうこれ以上話し合うことなんかないはずだ、連絡してこないでくれ。
ナンシー。もうすべて終わったんだよ。
俺は車を走らせた。忘れたいことから逃げ出すかのように。
どんなときでも愛車だけは俺を裏切らない。
こいつとのドライブだけが俺の心を癒してくれる。
しかしそんな俺の気持ちをうち砕くかのように無線は鳴り響いた
「ナンシーより緊急連絡・・・」
チェルミー。
最愛の娘よ。
おまえも、父さんのことを化け物のように思っているのかもしれないな。
けど、俺は何一つ変わってなんかいやしない。
あいつらにはそれが解らなかった。
でもお前なら必ず理解してくれるはずだと信じている。
この世にたった二人の親娘だものな。
もうあんな悲しい思いは嫌なんだ。
ほんの……ほんの少しばかり、娘への愛情の注ぎ方が皆と
違っているというだけで、世間の奴らは俺たちを引き裂きやがった。
父さんは、一度たりとも俺たちが間違っていたなんて思ったことはない。
お前もそうだろう?
あの楽しかった日々を思い出してくれ。
俺たちは……うまくやっていたよな。
でも、俺はお前に二度と会えなくなるのは耐えられなかった。
耐えられるものか。
だからおとなしく、自分が間違っていたと反省している振りをして、
クソ面白くもない炭鉱で真面目にやってきたんだ。
お前にまた会える日だけを心の支えにして。
そしたら、あの事故だ。
奴らは、俺を化け物扱いして、今度こそ
俺とお前を永遠に別れ別れにしてしまおうと考えている。
それこそが娘のためだと、もっとも顔でクソ吐きやがる。
もう我慢できない。
裁判所のクソどもや、施設の連中には永遠にわかりっこないんだ。
奴らは俺を止めるつもりのようだが、知ったことか。
父さんはもう、誰にも止められやしない。
早く会いたい、チェルミー。
また二人で海へいこう。そして一緒に家に帰るんだ。
早く会いたい。
会いたい。
会いたい。
――チェルノブ――
君は見た事はあるかい?本当の愛を。
どんなにお金を積もうとも、どんなおべんちゃらばっかりの愛の言葉を並べようとも、
決して手に入る事の無い、本当の愛を。
その愛はカタチになる事はない。
言葉で表されたり態度で示されたり、
ましてやお金やモノを幾ら積もうとも、見れるはずが無い。
だけど、ココロの奥の奥の奥に、確かに在るんだ。
君は見た事があるかい?真実の愛を。
僕かい?僕は…
「大変!愛のハートがもんすたに奪われちゃった!
早く取り返してきて!」
具現化された曖昧な「愛」という感情をカタチにした「愛のハート」を求めて、僕は洞窟へと乗り込んだ。
抱えきれないほどの爆弾を持って、敵どもを殲滅し、カタチとなった哀れな愛を取り戻すために。
君は見た事があるかい?究極の愛を。
…どうやら僕は見た事が無かったみたいだ。
一体どうなってやがる、この島は。訳の分からん生き物だらけだ。しかもこいつら、俺を狙ってやがる。
ナイフが無ければ死んでいたな、どうにか奴らを殺して生き延びれている。
ちょっと疲れたな…クジラでも見ながら休もう…。
……新幹線の中、俺は愛する人の目の前で、"黒甲冑の奴≠ノ新幹線から突き落とされた。
奴の逃げた新幹線を追ってこの島に着いたが。ここに黒甲冑の奴が居る事は間違いないだろう。
俺の愛する…俺にとっては"プリンセス≠フような、あの人も。
……クジラが居なくなった。さて探しにいく……な、
なんだ、あれ。…火の玉?…い…こっちに来るぞ!くそっ、何なんだ!
ひとまず岩陰に…わぁ!……が、ガイコツが。ガイコツが動いてやがる!!に、逃げ…逃げ…逃げろ!!
どうにか逃げられたか…隠れながら行こう。まるでどっかの潜入工作員だが。
でも、あの火の玉に見つかると相当ヤバ…痛っ!背中が焼がれてる…。くそっ!
…どっかのビルの裏手まで来てしまったらしい、ビルの表には…扉と…またガイコツだ。
……くっ、珍獣め俺に休む暇もくれねえのか。このナイフでも食らえ!
…ははは、ざまあねえな…って、何か落としたぞ。
"宝石≠ゥ?…なんか怪しいな。このナイフでも食らえ!…って俺何やってんだよ。宝石相手に。
…あれっ!?ガイコツが居なくなった?宝石にナイフを当てたから消えたのか?…ったく、この島は本当にわけわからん。
まぁいい。とりあえず、このビルの中に入ってみよう。
ビルの中なのに洞窟みたいだ。周りが暗い…。
…んっ声……!あ、あれは、俺のプリンセスじゃないか!黒甲冑の奴も!くそっ、待ってろ。今助ける!
…っく、何だよ、このあからさまに怪しい岩は、コイツが邪魔で通れないぞ…。
…なんだ?あの黒甲冑の奴、岩を指差して笑ってやがる。
このいかにも怪しい岩のくぼみ……このくぼみに何かはめ込めば良い、とでも言うのか?
……なめた真似しやがって、畜生!必ず見つけ出してやる。このくぼみに合う物を!
俺のプリンセス…必ず助けてやる。
「黒甲冑!テメェの挑戦。受けて立つぜ!!」
俺の親父も爺さんも・・・俺達の一族は業界では結構名の通った
家らしい。その仕事とは冒険者、いわゆるトレジャーハンターやら
遺跡の探索などだ。
18になったある日、俺は親父達に呼び出された。
「今から受ける試験をクリアすれば今日からお前も一人前として認めよう」
その言葉が終わると同時に俺は無理矢理車に押し込まれ意識を失った。
気が付けば何処とも知れない荒野に俺は倒れており、近くに置かれていた
ナップサックには水・食料・ナイフ・・・それにわざとらしく印が付けられている
地図があった。どうやらここまでこいということか。
歩き始めた俺にいきなり鳥のような生き物が襲ってきた。見たことがある種類だと
は思うがここまで凶暴だったとは覚えていない。
その後も見覚えはあるがかなり血の気が多い生き物が目の敵のように襲いかかる。
(全く、ここは地球上の空間かよ・・・)
そう毒づきながら無事に生きて帰れたらまず親父達をぶん殴ると心に
決めて俺は駆けていった。
2XXX年、日本が某先進国を経済的に抜き去り、事実上世界の頂点にたった。
だが、その為保護条例を破棄され、日本は某先進国と戦争状態に陥ってしまう。
戦争に入る前日本は、国内の某先進国の基地を、金に物を言わせ、全て撤去させていたが。
某先進国も黙ってはいない、日本国内の要人を"基地撤去問題≠フ話し合いとの理由で連れ去った。
そして…連れ去られた状態のまま、半ば強制的に戦争へと突入してしまう。
日本はユーロを味方に引き入れており、兵力的には5分5分であった。
しかし、連れ去られた人物達は戦争事情に詳しい者や、味方国に受け入れられている外交官等、
日本にとって重要な位置を占めている者ばかり。
更に、某先進国は彼らの中から優秀な技術者を引き抜き、新型機動兵器開発へと協力させているとの情報もあり、
それら要因の為、戦局は某先進国に軍配が上がると言われた。
同年、日本は彼らが捕らわれている場所を発見。
日本軍は、捕虜解放の為敵国に侵入、捕虜収容所最寄の基地の一つの占領に成功した。
しかし、捕虜収容所までの道には残存兵及び、敵国の増援部隊が多々おり、
地上から捕虜収容所を目指し、要人を解放する事は困難を極めていた。
硬直状態が続く中、某日、収容所へ向けて一台のヘリが出発した。
それが"貴方が乗る<wリコプターである。
果敢にも貴方は"敵の対空射撃を交わしながら捕虜を解放してみせる≠ニ断言したのだ。
さぁ行け!敵部隊の兵力に注意しながら捕虜収容所を目指し、彼らを助けだすのだ!
"チョップリフター(ヘリコプター上昇)≠ケよ!
日本の運命は貴方にかかっている!
「……もう」
某日、某ホテルの一室にて、一人の男が頭を抱えていた。彼の目の前には輪の形をした縄と椅子。
彼は若くして"世界を知り尽くす男≠ニ称され、ほんの数ヶ月前までは旅行に携わる人間、"ツアーオペレーター≠フ元締め的な存在だった。
だが、時期を経る毎に悪化する不況と、度重なる旅客機のテロの煽りを受け、旅客は大幅に減少。
それにより、彼の会社は徐々に経営難に陥っていき…そして。
「……もう…いい…」
…彼は椅子の上に足を乗せ、縄を手にかけた
が、その時。
"プルルルルル!プルルルル!
室内の電話がけたたましく音を上げた。
「…………」
それを無視し、彼は輪の中に首を入れる…そんな彼に電話はこう告げた。
「プープープーカチッ……あーもしもし、…え〜と……コホン。私は…"市長≠セ。…旅行について一目置かれている君に相談したい事がある。
留守のようだが…もしこれを聞いたら…明日の日曜日午後四時頃に、このホテルのロビーまで来て欲しい。よろしく頼む。」
"ガチャ…ツーツー…留守番着信一件録音しまし…
(市長が…俺に…?)
市長と名乗る男の話しが終わった後の、電話の事務的な音声は彼の耳には届かなかった。
(…イタズラ電話か?)
…翌日、午後3時。彼は電話の内容が気に掛かり、ホテルのロビーへと足を運んでいた。
(もし…イタズラだったら、戻ろう…あの部屋に。)
彼の借りた部屋には、まだあの道具が用意されたままだった。
しかし、彼は僅かな希望を願い、ロビーの椅子に腰を下ろし、電話の主を待つことにした。
……その50分後。
「…君が…ツアーオペレーターの。」
どこかで見たことのある、小太りで気の弱そうな男が彼の目の前に現れた。
「…はい。」
「私は市長だ。良く来てくれた…ここではちょっと話しづらい事がある、このホテルのレストランまで良いかな?」
断る理由も無く、彼は市長と共にホテルのレストランに入った。
「注文はコーヒーで良い、向かいの彼にも同じ物を。」
市長の手早い注文に従業員が対応、コーヒーを二つ運んできた。そのコーヒーを一口だけ口に含み、市長は言った。
「…失礼承知で単刀直入に言いたい。君の会社が倒産した事を聞いた…今君は空手のはず。そこで私に協力してもらいたいのだ。」
「協力?」
「ああ、実は、この市に娯楽施設…"遊園地≠立てる事になった。
だが、そのスポンサーがちょっと特異な方でね、金を出すだけで経営の一切をこちらに任せると言うのだ。」
「経営の…一切を?」
「…まぁ収益の何割かはそのスポンサーには渡さなくてはいけないのだがな。
しかし、それを差し引いても、これは相当に良い話しだ。市のアピールにもなるし、多大な利益にもつながる、しかし…。」
市長は再びコーヒーを含み、それを飲み干す。そして、市長は彼の目を見据えて言った。
「経営の一切をこちらに任せるということは、スポンサー側は経営には一切手を貸さないということでもある。
我々の市には、遊園地について卓越した知識を持つ人間は居ない、このままでは、この事業は失敗する事は目に見えているのだ。」
「…もしかして、その事業を…私が?」
「その通りだ。君の知識は誰もが一目を置いている。遊園地についての知識も我々より遥かに詳しいはずだ。」
「……それで市長自ら。」
「ああ、私は、君に遊園地の経営を任せたいと思う…考えてはくれないか?」
…彼は渋い顔をしていた、が、心では燃え尽きかけていた闘志に油を注いでいた。
頂点に立てるほどの技術を持ちながら、世界の流れから置いていかれ、一度は完全に燃え尽きようとしていた彼。
「是非!お願いします!」
彼は声を荒げ、市長に決意の意を示した。彼の闘志は再び、熱く燃え上がったのだ。
「おお!頼まれてくれるかね…では詳細を伝えよう。…君の知恵には期待している。」
…彼が、あの道具が用意された部屋に戻る事は、二度と無かった。
(もう一度……もう一度、やってみせる!)
あれから(ロードランナーのクリア時代)数年、ハドソン博士は数年前、古代超文明で集めた宝を金に換え、
今度はそれを資金にして、博士自ら巨大な競技場を作った。
博士の定めた競技内容は
迷路のような競技場内で、博士の作った古代文明ロボットのレプリカントをかわし、あるいは逆に利用してすべての金塊を集めていくとする。
そしてそれを50ラウンド突破した者はチャンピョン認定を与えられる。
そしてハドソン博士は『GOOD LUCK!』と言い、競技場最上階の自分の席に座った。
ある日突然、宇宙人が攻めてきた。
それを予期していたのは、ただ一人の科学者だけであった。
彼は世界中に対し、その危機を訴えていたが、誰一人聞く耳をもつ者は居なかった。
…彼の孫である双子の兄妹を除いては。
「おじーちゃん、うちゅ〜じんがきたよ?」
「おじーちゃん、できたんでしょ〜?ひこーき」
その科学者は、来るべき宇宙人の侵略に備え、自ら一人研究所に籠もり、"戦闘機≠作っていたのだ。
「…侵略者共め…、なんだあのドンブリ型の戦闘機は…我々の目を欺くつもりだったのか?バレバレじゃないか。…ブツブツ」
「おじ〜ちゃん!」
独り言を呟く祖父に、双子が同時に発声した。
「?……おー!お前達か!来ておったのか。」
「ねぇーおじーちゃん、ひこーきは?」
可愛い孫の言葉に、祖父は答える。
「ひこーき…?あぁ、"ツインビー≠フ事か?」
ツインビー、それが彼の開発した戦闘機の名前である。
「うん、それそれ!」
「はやくぅーうちゅ〜じんがきてるよ〜?」
双子が言うとおり、宇宙人達は肉眼で確認できる所まで迫ってきていた。しかし、
「 実はの…まだツインビーは完成していないんじゃ。」
ツインビーとは、彼の開発した新型戦闘機であり、従来に前例の無い"有機生命体を機械化≠オた物を搭載していた。
その有機生命体とはツイン"ビー≠フ名が示すとおり"蜂≠ナある。
捕まえてきた活きの良い蜂を"特殊な液≠ノ変換し、それを"特殊な容器≠ノ入れ戦闘機の各所に設置する。
蜂は液状であるが、まだ生命があるという状態で、液状化され、細胞レベルまでに制御され、操る事が可能となった蜂の利用により、
ツインビーは、従来の戦闘機をはるかに上回る索敵、蜂の遠隔操作による戦闘機の無人化、
それに伴い、操縦士を気にする事が無くなり、従来の戦闘機をはるかに上回る速度、弾数無限とも言えるほどの重火器の装備が可能になったのだ。
しかし、このツインビーにも問題があった。
「うかつな事に、つい先日ツインビーの小型試作機の運航で解った事なんじゃが、
遠隔操縦の際、通常電波の命令ではツインビーの航空速度に追いつく事ができんのじゃ。
操縦の効かなくなったツインビーは、内部の蜂達の自由意志で操られ…暴走する。
…試作機の時は、ハエ叩きでどうにかなったが、大型のツインビーではそうはいかん。
これを防ぐには、ツインビーの内部に"一定の知能を持ち≠ゥつ"命令に忠実な生物≠、ツインビー内部に蜂と同じように搭載させるしかない。
しかし、その"生物≠ェ見つからんのだ。
女王蜂を用いて統制させようと思ったが、女王蜂は人間に服従せず不可。犬は服従させるのに何ヶ月とかかるし、猫は蜂より性質が悪い。
内部に私が乗る事も考えたのだが、操縦席を作る時間もなければ、ツインビーのGに私が耐えられる訳がない。」
双子の孫は顔を見合わせた、難しい話はいまいち理解できなかった様子だ。
しかし、双子の兄が祖父に言った。
「ねぇおじ〜ちゃん、ひこーきって、ツインビーのほかにも、もうひとつあるんでしょ?」
「……ウインビーの事か?…あるにはあるが、ツインビーと同様、戦闘には使えぬ。」
その言葉に、双子はひそひそと話をした。
祖父は孫の期待を裏切ってしまったと、少し気を落とした。が、次の瞬間。
「ぼくたちがのるよ!」
双子の兄の突然の言葉に、祖父は驚いた。
「な、何を言っているんだ!」
「だって、わんちゃんでも、ねこちゃんでもだめなんでしょ、よくわかんないけど、わたしたちならいいんじゃないの?」
双子の妹の言う事ももっともだった、確かに、人間を有機機械とすれば、様々な問題は一挙に解決する。…しかし。
「生物を液体化したら、もう元には戻れないんだぞ。それは死ぬ事と同じだ!お前達をそんな目にあわせる事など…」
「うちゅーじんがきたら、みんなこわれてなくなっちゃうんでしょ?テレビでいってたよ。ぼく、いやだよ!」
「わたしたちが、うちゅーじんをやっつければ、みんなこわれないよね。だったら、わたしたちがやる!」
双子の決意は固かった。
「…駄目だ。お前達を液体化する位なら、お前達に操作を教えるから、私を液状に…。」
その時だった、突然研究所が大きく揺れ、祖父の言葉は遮られた。
祖父が外の様子を映し出すモニターを確認すると、すでに宇宙人の軍勢が空中で待機していた。
恐らく、先ほどの地震は、宇宙人達の威嚇射撃だったのだろう。
「おじーちゃん。もうじかんがないよ!」
「おじーちゃんじゃないと、わたしたちひこーきにのせられないんでしょ?」
もはや、一刻の猶予も無かった。
「解った。」
……こうして、ツインビー、ウインビーは完成した。
両機は、まるで"生きている≠ゥの如く、自らの意思で、宇宙人の元へ飛び立っていった。
「おにいちゃん、うちゅーじんだよ、うちゅーじん。」
「きたなーうちゅーじん、やっつけてやる」
二匹の蜂と侵略者たちの戦いが、今、始まる。
一番重要なのは、慌てない事だ。
全身の皮膚を、女の肌の様に敏感にするんだ。
そうすれば、壁の向こうの「奴」を感じる事ができる。
俺の仕事は死と隣あわせだが、この緊張の時間が堪らない。
・・・そおらきた。お友達のお出ましだ。
噴出口の先を壁に向けるんだ。焦るんじゃないぞ。
頭にコップ一杯の水を乗せてるような気持ちでやるのがコツだ。
ほら、近づいてきたぞ・・・
あと10秒、9秒、8秒・・・
ワクワクするよなぁ、心臓の音が外に漏れちまいそうだ・・・
4、3、2、・・・!
よしッ、今だッ!ここで突っ込むッ!
よおおおおおおしッ、命中だぜェコンチクショウ!
そしてッ!全力でエアを捻じ込むッ!オラオラオラオラオラァ!
あーっはははははははは!風船みてぇに膨らんできやがったァ!!
もがいたって無駄だッ!鉤状の突起は肉に食い込んで抜けないッ!
ホラホラもう少しだぁっ!そのまま臓物を潰れたトマトみたいにブチ撒けやがれェッ!
ぎゃーっはははははははははははは!!!!
---【ディグダグ
(又はある連続猟奇殺人者の記録)
「もう限界だ! これ以上はくいとめられない!」
悲鳴まじりの通信、そして途絶。防衛ラインは突破された。決断の時。
俺は『ドリル』を起動する。
その間抜けな通称とは裏腹に、威力は絶大だ。
放射されたプラズマは岩盤を貫き、大地を動かすプレートに瞬時に到達。
「東京地区、沈下! ……消滅!」
慣れている筈のナビゲーターも、さすがに色を無くす。
あっけないものだ。栄華を極めた都市も、自らの手で海の藻くずと化す。
群れをなし、絶叫しながら大地と共に沈んでいく“やつら”を見ながら、俺は思った。
(ここの住民の避難は完了していたのだろうか)
地中に潜んでいた“やつら”を、俺は殺して殺しまくった。
殲滅は完全に遂行された「はず」だった……だが、違った。
地中でしか行動できない「はず」の“やつら”が、紫外線に対する抵抗力までも
保有するという、最悪の形で逆襲に転じたのだ。
世界主要都市の30パーセントが、3年で“やつら”の手に落ちた。
忌わしいトカゲのようなあいつ。血を吸って真っ赤に膨らんだ風船玉のようなあいつ。
ただでさえ人口爆発の危機にあった人類に、共存の道は初めから用意されていなかったのだ。
絶望的な戦いが、再び始まった。そこで俺の出番という訳だ。
俺が、かつての戦いで掘り進んだ為に岩盤が緩み、崩落の危険がある土地に“やつら”を
追い込み、大地ごと切り崩す。「肉を斬らせて骨を断つ」とはこのことだ。
だが、作戦を遂行するごとに着実に人類に残された場所は減少していく。
とんでもない消耗戦となった。だが、やらねばならない。
物思いにふけり、沈みゆく大地を映す俺のモニターの端に、異変を感じたのはその時だ。
一匹だけのこった赤いやつ。作戦本部の通称「プーカ」。奴が海に身を投げたのだ。
(自殺だと……? バカな、最後の一匹になっても戦いを続ける連中だぞ?!)
訝しく思う俺の頭に、電撃のように恐ろしい考えが走り抜けた。
凄まじい環境適応能力を持つ“やつら”が、既に水中での生存能力を確保していたとしたら…。
大地を沈めるこの最後の作戦も、単に“やつら”の版図を広げる助けにしかなってないなら…!
不意に黙り込んだ俺に、しきりにナビゲーターが何かを語りかけている。
だがもう何も聞こえない。俺は戦慄と共に、冷たい汗を背中に流し続けるだけだった……。
ディグダグ
このゲームの基礎は花壇の地下を荒らすモンスター退治である。
しかし、現実はそうではない。
花壇の中に居るモンスター。
彼らは花に有害な昆虫を食べ、雑草の根をからす自然の代弁者なのだ。
しかし、我々、ディグアウターはそれを認めない。
モンスターどもを退治し、この世界から全ての自然環境を悪化させることが我々の目的である。
さあ、地中を目茶目茶にしてやろう…。
穴だらけにして何も住めない地中にしてやろう。
…こうして一人の狂人の戦いは始まった…
「ディグダグ」−隠された真実ー
物語はサンプルゲームより始まる。
宇宙空間を飛び交い、太陽系を牛耳る敵を倒した名も無い戦闘機のパイロット。
彼は自らの手によって廃墟と化した敵要塞の中を探索。
要塞深部にて、錠前の外れかかった巨大な金属扉を見つける。
重たい扉を開けその中に入った彼は、驚愕した。
一面に広がる"黒≠フ世界。さっきまであったはずの扉までもが、いつの間にか消えてなくなった。
不安と焦りと恐怖の念を抱いている彼。その前に一筋の光が降り立った。
彼はあの扉は敵の罠だったのか!と身構えた…が。光が彼に危害を与える素振りはない。
そして、しばらく呆然としていた彼に対し、光の中から声が発せられた。
「やっと来ましたね…」
その声は驚いている彼に言った、
「私の作った壮大なストーリーのゲーム…ここまで辿り着いたのは貴方が初めてです」
我に還った彼は、光の中の声に対して、どういう事だ?と尋ねた。
「私は…この世界では神と呼ばれている存在です…火、水、空気、ヒト…全ては私の作った物…
それらは、安らぎのある世界を私に見せ、楽しませてくれました…
しかし、ある時から私は平和な世界に飽き飽きしてしまいました…そこで私の”代わり≠ニなるべき資格…
これを持つ物を探す為…この要塞を作り、貴方が住む星を侵略しました…
そして貴方が来た…貴方こそ、私が探していた物です…」
話を聞いていた彼に怒りが込み上げてきた。
「飽きただと…?その為に俺の父さんや母さんが殺されたと言うのか!ふざけるんじゃねぇ!」
彼は全身から湧き上がる怒りを、光に向けて発した
「…まぁいいでしょう。貴方は"資格≠得たのですから…」
光の声がそう言うと光の中か四角い箱が現れた
「これを開けなさい、そうすれば私は消える事ができる…そして、貴方が代わりになる…」
「…俺はお前の”物≠カゃない!手前に従ってこんな箱を開けるとでも思うのか!」
「開けますよ…絶対に…!」
そう言い残し、光はその輝きを失っていった。
再び黒だけの世界に放り出された彼は途方に暮れてしまった。
孤独な虚無の世界、いつしか彼は刺激を求めるようになった。
そして、怒りとプライドから放り捨てた箱。それを拾い上げ、蓋に手をかける。
蓋には”絵描衛門≠ニ書いてあった。
私達は取り残された。
迫り来る敵は宇宙を埋め尽くす程存在する。
今私たちに残されたのは…敵の最中に残された各種エネルギータンク。
私達の前には様々なパーツに分割された機械の山、山、山。
そして…最後の希望は、目の前の巨大コンピューター。
その名は…
デザエモン
花火職人であるあなたはある日城へ呼ばれた。
「隣国の使いがこの国に来るんだ。だから華やかに歓迎しなきゃならない。
そこでだ、君の綺麗な花火で隣国の使いを歓迎するんだ。花火を上げるには25ライン消せばいい。
許されるミスは2回だけだからな。3回ミスったら死刑だから覚えとけ。しっかりやれ。」
果たしてあなたはうまく花火を打ち上げられるであろうか!?
中国北部の泥都(デト)という町に大男の李周(リ・シュウ)という男がいた。
大変な乱暴者で、市場を荒らしたり家をひっくり返したりと大暴れを繰り返していた。
たまりかねた泥都の主は、李周を呼び出しこのような賭をしたという。
その賭というのは、「石を使って海に高い壁を積め。もし石をすっかり積み終えればこの城も私の地位もそっくりくれてやる。
ただし時間は潮が引いてから満ちるまでにできなければ町を追放する」というものだった。
李周はすぐさま仕事に取りかかったのだがこの石が奇妙な形をしており、きちんと組み合わせないと壁に隙間ができてしまうのだ。
しかし組み合わせを考えて一列、一列隙間無く並べていると徐々に潮が満ちてきて折角積んだ壁がすぐに海中に没してしまう。
李周は隙間無く並べる事を諦め、とにかく早く積み上げる事だけを考えた。
さすがに今度は潮の満ちる速さに追いつかれることなくかったが、最後の石を積んだ瞬間、隙間だらけでもろい壁は李周の上に崩れ落ちてきた。
哀れ李周は石の下敷きになったまま溺れ死んだという。
このように物事を着実に進めないばかりに失敗するさまを「泥都李周の如し」と言うようになったのはご存じの通りである。
ちなみに旧ソ連発のパズルゲーム、「テトリス」がこの故事からヒントを得ているのは言うまでもない。
・民明書房刊「現代に残る中国故事」より・
遠い日の夢の如き所業なり。
夢追うもの永遠を掴む事無く。
ただ、闇を紡ぐばかり。
罪を重ね。
生きるもの、、形あるもの消え行く時、それ起こる。
すなわち無なり。
ああ、明日は今だ見えず。
我この絶壁を登る事無く死を迎える。
積み上げて石は無残に崩れ行く。
夢、頂点に達する時、それは即ち死であろう。
我現実を思いながら、意志を繋ぎ、この身を保たん。
夢を持って、夢を消す。
之、即ち、人生なり。
テトリスと言う名の夢。
「老兵は死なず、ただ去るのみ…か、良く言ったものだ。」
まばらに空席が残るホールの中、テニスコートの審判席で男がつぶやく。
彼の名は"マリオ∴齊桙ヘこの国の英雄とまで称えられた男だ。
「くくっ、あの亀共を蹴散らしていた頃は想像もつかなかったな。この俺がここまで落ちぶれるとは。」
マリオは自嘲的に笑う。
度重なるクッパ軍団やドンキーコングを始めとする数々の敵達との戦い。彼はその全てを勝利で収めてきた。
しかし、戦いの度に彼の体は傷つき、数々の超人的能力はその傷が原因で衰えていった。
そしてある時、彼の一つの象徴であった"ジャンプ≠ェ戦いの最中、左足の腱をやられ、失われた。
跳ぶ事が、彼の生きがいだった。なのに、今はそれが出来ない。そんな彼に対し国は、
「国を守る為に歩く事ができなくなり、仕事がなくなってしまったマリオは配慮しないと。」
と言い、マリオに"テニスの審判≠ニいう職を与えた。
しかし国民は、"あのマリオがテニスの審判をしている≠ニ、このマリオの変容ぶりに、彼を見下し、嘲笑した。
「今思えば…俺は老兵だった。潔く去っていれば良かった。トゲゾーなんぞに足をやられるとは…それほど俺は衰えていたのだ。」
衆人大衆のなか、寂れた審判席で放たれたマリオの後悔は、大衆の喧騒の中に消えていった。
マリオがふと目を上げた時、すでにコートには二人の選手が待機、青服の男がボールを片手にマリオを見ていた。
「…LOVE GAME」
マリオの声と共に、青服の男はボールを高く投げ上げた。
そして、テニスはいつもと変わらず、熱気うずまく静寂の中、淡々と進行を始めた。
そのテニスに青春の全てを注ぎ込む若者達を、嫉妬と憧れの混ざる複雑な思いで見つつ、
マリオは、今日も声を挙げる。
「ねぇ赤色の僕(しもべ)、 ここに変な物が落ちてるけど、これって何?」
「この白い丸っこいの?…緑色の僕(しもべ)、これは"負の玉≠セよ。僕らはこれを集めてるんじゃないか。」
「違うよ、それじゃなくて…この白い棒が二本くっ付いた様な奴。」
「それ?…よく解らないけど、デビル様は"触るな!≠チて言ってたよ」
「赤色の僕、触るな!って言われると触ってみたくならない?」
「デビル様に怒られちゃうよ、止めようよ!」
「駄目だね、触るね。」
「ちょ、緑色の僕!止めなってば!」
「…あ…ガが…ギグ」
「…えっ?緑色の僕!触っちゃったの?……様子変だよ?どうしたの?緑色の僕!」
「…あ、暑…い…熱…あつい!あついよ!」
「えっ?うわっ!あっちぃーい!…み、緑色の僕!口から…口から"火≠ェ出てるよ!」
「ふぅをおああああ!…ぼふっ。……ふぅーわーあ、熱かったぁ。」
「緑色の僕、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。…でも"負の玉≠ェ焼けちゃった。」
「僕にも当たったんだよ!まず僕を心配してくれよ!……って、どうしたの緑色の僕?急に黙っちゃって。」
「負の玉…こんがり焼けてておいしそう…」
「緑色の僕は本当に食いしん坊だね、一つくらいなら食べても良いんじゃないかな。」
「本当!?わーい……わふっぅ…うぅン…ん…これは…!おいしい…おいしいよ!赤色の僕!」
「そう、それは良かっ……ってうわぁ、アツッ、熱い!緑色の僕!何をしてるんだい!」
「赤色の僕!これおいしいよ!本当においしい!もう止まらない…全部焼いて食べるよ!」
……負の感情は新たの負の感情を呼ぶ為、その絶対量が変わらないとされている。
しかし、負の感情の量を調整しないと我々の世界は、それに押しつぶされ、均衡が保てない、
それを調整する為に"デビル≠ェいる。彼は負の感情を自由に定める事ができる為、人々は彼を恐れ、敬っていた…。
十字架などは悪魔に打ち勝つ…という印象が強いが、実際はそれとは違い、"負≠和らげる力が本分である。
が…僕(しもべ)達は…それを利用し…和らげられた"負≠、食した。
さぞ美味だったのだろう。その後、食の暴徒とかした僕達により、"デビルワールド≠ヘ崩壊した。
…現世を見渡して頂きたい。崩壊により…"負≠ヘ人間界で蓄積されつつあるのだ。
昨日アメフト場にいったんですよ。
そしたらフットボーラーがいっぱいいるんですよ。
もうね、アホかと馬鹿かと。
お前らヘルメットかぶりたいだけなんじゃないのか?
中には親子づれとかいるんです。
よーしパパ10ヤード走っちゃうぞとか。
もう見てらんない。
これから俺が150ヤード走るんだからそこをドケ。
アメフト場はもっと殺伐としてるモンなんだよ!
ある日、少年は気ままに散歩をしていた。ところが気が付けば迷い見知らぬ館に入ってしまった。
鏡を見ると、自分ではない姿が映っている。
そして見渡せば魔物が1匹……
彼はすぐに生死をかけた状況にあることを察知した。
どうすればいいのか……見渡すと更にドアが1つ……
生き抜くため、彼の知能を駆けた熾烈な戦いが今、幕を開ける。
時は22世紀
世界は第三次大戦を目前にしていた
そんな折、日本の高度な工学技術はどこでもドアを完成させた
日本政府がどこでもドアの開発に億レベルの投資をしたのには理由がある
それは軍事利用だ!
要人を異次元に閉じ込めることでアシのつかない暗殺が可能になるのだ
こうしてどこでもドアは秘密裏に量産され
実用化に向けた試験が開始された・・・
「ドアドア」
ここは優しい魔法使いのおうち。
魔法使いのおじいさんとおばあさんは、子供たちのために
ここで毎日たくさんのオモチャを作って暮らしてるんだ。
あとひと月もすれば、隣町で暮らしてる、二人の可愛い孫の誕生日がやってくる。
だから二人は、とっておきの魔法を使ってとびっきりの人形を用意したんだ。
魂を持った、自分で動ける男の子と女の子の人形を。
だけど、魂を手に入れた人形たちは……こんどは生きた肉体を欲しがった。
「――あたし嫌よ。しわくちゃ婆ぁの体なんて」
「なあに、ガタがくる前にまた別のに乗り換えればいいさ」
「ふふっ、そうね。次はあいつらの孫にしましょうよ。可愛いドレスが似合うでしょうね」
「さあ、ジジイらが目を覚ます前にさっさと終わらせちまおうぜ」
ああ、もうあいつらがすぐそこまでやってきている。
だけど……あいつらも、おじいさんたちさえ知らないことがある。
僕たちも、月の光を浴びている間は動くことができるんだ。
いくぞ、ミニカー、ロボット、ゼンマイタンク。
僕達がおじいさんとおばあさんを守るんだ。
朝がくる前に、すべてをもとどおりに……
――トイポップ――
ある日、突然に現われた謎の侵略者。圧倒的な兵力により、防衛軍は半壊した。
もはや我々には、組織立った反撃をする余力は残されていない。
そして全ての叡智を結集した、最新・最強の戦闘機が設計される。資源的、時間的、
或いは技術的な理由から、完成を見たのはたった三機のみだ。
我々が生き残る道はたった一つ。敵本営に切り込み、指揮系統の頂点を粉砕せよ。
絶望の空へ、最後の希望を乗せて。運命の翼が、今、飛び立つ。
ハンバーガーの代わりに
この林檎爆弾食らわせてやるから
三|三
イ `< ,..-──- 、 _|_
 ̄ /. : : : : : : : : : \ |_ ヽ
∧ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ (j )
/ \ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
{:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} _ヽ_∠
└┼┘ {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} lニl l |
. |_|_| , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! l─| l 亅
__ ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ _
/ } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ l `ヽ
´⌒) | -! \` ー一'´丿 \ l/⌒ヽ
-' ノ ,二!\ \___/ /`丶、 _ノ
/\ / \ /~ト、 / l \
/ 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
みんなで遊ぼう♪ヌケドナノレドのほのぼの殺戮ゲーム
『ドナルドランド』
一流配管工のマリオ&ルイージブラザーズの兄、マリオは薬剤師に転職した。
その理由は彼の弟、ルイージが作業中に病に犯されて倒れてしまい、その病を治す為である。
ルイージのかかった病は「plumbing syndrome(配管工事症候群)」通称PS。
その原因となる「disable・virus・D(D型機能障害ウィルス)」通称D・V・Dに、彼は配管作業中感染した。
PS病を治す手立ては今だ発見されておらず、病により脳細胞を破壊、半年で死に至る。
この双子の弟の窮地にマリオが立ち上がった。
そして、マリオは日夜試行錯誤を繰り返しながら、研究、ワクチン作りに没頭した
ある日、D・V・Dが、3種類からなるウィルスの複合体である事を突き止めた。
が、これらウィルスは従来開発されたどんなワクチンも効かず、新薬作りは困難を極めた。
ルイージが発病してから丁度4ヶ月目の夕方頃、熱心にマリオは薬の調合をすすめていた。
しかし、その横で同僚薬剤師のキノピオ達はテレビゲームを熱心にやっていた。
「ファイア〜、アイススト〜ム、ダイヤキュート………」
まの抜けた音声が室内に鳴り響く。
「…ッチ、この菌類めが。」
マリオは舌打ちしたが、そのゲーム画面に彼の目にとまる事が起きた。
「……4つ並ぶと消える!?」
彼は、その時ふとひらめいた。
磁石の同極どうしが反発しあうように、このウィルスは同じ構造のものに反応するかもしれない。
そう思い立ったマリオは、さっそくウィルスの体の構造を模した新薬の製作にとりかかった。
一ヶ月後…新薬は完成した。
マリオは3種類の新薬を開発。3種類のウィルスにそれぞれ対応した薬を3:1、もしくは2:2
の割合でウィルスに投与する事により、そのウィルスを消滅させる事が可能になった。
早速その新薬をルイージに投与した。
…ルイージの体内にあったD・V・Dウィルスは無事消滅。ここに再びマリオブラザーズが復活した。
ルイージはPS病の後遺症で脳をやられ体がマリオほど動かなくなっていた。
そして、マリオはそんなルイージと再び配管工事をおこうなう事を夢見て
日々、PS病に苦しむ人々の為ウィルスと戦い続ける日々を過す事となる。
静けさが空間に漂っていた。
「成功です!」
助手の学生の一人が声をあげた。
その一言で我々は歓喜した。
「これで細胞内での実験は成功しました。コンピュータ上での
シミュレーションも今まで完璧ですから後は治検へ進むのみですよ。」
「先生・・・これでやっと完成するんですね!」
私は感慨深く答えた。
「ああ、人類の悲願の一つ・・・確実に治る風邪薬の誕生が実現するんだ!!」
僕らはいつも 以心伝心
二人の距離つなぐ テレパシー
恋なんて 七転び八起き
やさしい風ほら 笑顔に変えて
離れていたって 以心伝心
黙ってたって わかる気持ち
想いよ届け 君の元に 未来につないでく
信号は愛のメッセージ
「ドクターマリオ」
ねえお父様、大事なお話があるの。
あのね、私もそろそろ、結婚を考える時期だと思うの。
ただ私の場合、「お姫様」な訳でしょ?
いかにも平凡な結婚だと、みんなが納得しないと思うのよ。
お姫様である私に相応しい、
世界のみんなに後々にまで語り継がれるような、
そんな素晴らしい結婚をしたいの。
だから、国王であるお父様の力を借りて、それを実現したいの。
ねえ、いいでしょ?
でね、どうするかと言うとね、
「魔物に囚われた私を、勇者様が助けてくれる」という物語を演出して欲しいの。
それで、私を救い出してくれた勇者様が魔物の親分もやっつけてしまって、
世界に平和をもたらす、っていうのはどうかしら?
そして、世界に平和をもたらした勇者様と、私が結婚するの。
どう? すばらしいアイデアでしょ?
あぁ、最高のラブストーリーだわぁ。
これなら、世界中で語り継がれることは間違いないわね。
お父様の力なら、このお話の演出なんて簡単でしょ?
ちゃんと強そうな魔物たちを集めてきてね。
私をさらってしまう魔物は、その辺にいるような弱っちい魔物じゃイヤよ。
そうね・・・・せめてドラゴンくらいにして欲しいわ。
あと、私の結婚相手に相応しい、すてきな男性も探しておいてね。
それなりのルックスさえあれば、別に強い人じゃなくても良いわ。
どうせ魔物たちとチャンバラごっこしてれば、少しは強くなるでしょ?
あ、そうそう。いくらお父様に雇われた魔物と言っても、
勇者様とチャンバラごっこしてると、たまに魔物が勝っちゃうことがあるかもね。
もし私の勇者様が魔物にやっつけられちゃったら、ちゃんと治療してあげてね。
そうすれば、魔物の親分をやっつけるまでは、何度でもチャレンジしてもらえるものね。
でも、無償で治療してあげると、「負けてもいいや」なんて気になるかも知れないから、
所持金の半分くらいを治療費として払ってもらえば良いわ。
そうすれば、勇者様も負けないように頑張るわよね。
じゃあ、お父様よろしく頼むわ。
あなたの大事な一人娘、このローラに素敵な結婚をプレゼントしてね。
ふう、やっとここまできたんだ。
私は不幸だった。いつも悲しかった。
親が死んで、親戚にはたらいまわしにされる、挙句には魔王の生贄に捧げられたかけたこともあった。
友達も生贄になり損ねた子供なんて相手にしてくれなかったし、学校にも行けなかった。
でも私は『盗賊』になって本を盗んだ。毎日。
そして死に物狂いになって勉強した。
『魔法使い』や『賢者』にもなって魔法も勉強した。力は強くなかったから、僕にできるのは勉強だけだった。
そして賢者になったんだ。
それからはいいことばかりだった。町の大切な儀式に呼ばれたり、子どもに勉強を教えたりもした。
そして勇者様の仲間に入れてもらった。なのに・・・・・
遊び人に転職しろと。
ここに1人の老人がいる。
彼は昔、勇者として魔王を倒すために故郷を旅立ち、旅の途中で仲間たちと別れ、
そして王様になった。
「お前と別れるのは寂しいけど、お前がそう決めたのなら仕方ないな。頑張れよ!」
「あなたならきっといい王様になれるわ。ここでお別れだけど、私達の事、忘れないでね」
「俺達が世界を平和にするから、お前は俺達の帰る場所を守ってくれよな!約束だぞ!!」
こうして彼は王様としての人生を歩むこととなった。
その後、彼は結婚して子供も3人生まれ、今では立派な王子・王女に成長した。
誰がどう見ても幸せな人生だった。
しかし彼の心にはいつも迷いがあったのだ。
ふと自分の身なりを鏡で確認すると、鎧や盾を身に付けていた頃の面影はなく、
王様としての服を着ている自分がそこにある。
自分はかつて簡単な回復魔法が使えたはずなのに、今はもう呪文を覚えてもいない。
王様は呪文を使えないのだ。
「本当に…これでよかったのだろうか。あの時にみんなと一緒に
旅を続けていたほうがよかったのかもしれないな…」
彼と一緒に旅をしていたメンバーは、その後も旅を続けていた。
王様となった彼のもとにも何度か訪れた。
まだ王様に慣れていなかった頃の彼の話を、暖かく、
そして真剣な目でしっかりと聞いてくれていた。
彼にとってはそれだけでもとても嬉しかったのだった。
しかし、彼らが魔王を倒したという知らせを受けた数日後、彼らの行方はぷっつりと途絶えた。
魔王よりも強力な敵を倒しに行ったという噂もあったが、
真相は誰にも分からないままである。
「わしはお前達との約束通り、この国、そして他の国を守ってきた。
だがお前達は戻ってこない……
最初はお前達が約束を破ったものと思い込んで、多少恨みもしたが…
短いながらもお前達と一緒に戦ってきた俺ならよく分かる。そんな事はしないよな…
何か戻れない理由があるんだよな」
彼は、その場に座り込んでしばらく何かを考えていたが、
やがて今までの迷いを振り払うかのような表情をして立ち上がった。
「わしももう年だ。今までのような事はもうできない。だけどこれからはわしの息子達、
いや、これからは若者達がこの世界を支えてくれる。次の世代に託す時がやってきたのだ」
そう、明日は彼の息子、すなわち第一王子が王様になる日なのである。
それは同時に彼が王様でなくなる事を意味する。
だが今の彼には何の迷いも感じられない。
「さて、そろそろ来る頃かな……?」
そう言って町のほうを見る王様。視線の先にはこちらに向かって走ってくる子供達の姿があった。
「おうさま〜 一緒に遊ぼうよ〜!」
元々普通の市民だった彼は、王様になってからも、見下す事なく普通に国民と接してきた。
それが大変評判がよく、この国を発展させてきた理由の1つとなっていた。
今では子供達と一緒に遊ぶのが彼の息抜きとなっていたのだった。
「よし、何をして遊ぼうか?」
彼はこう聞くが、子供達の返事はいつも決まっている。
「勇者ごっこ〜!!」
普通なら一国の主である王様が子供と遊んでいたら異様な光景に見えてしまうが、
子供達の親はもちろん・この国の人達は決してそういう風に見ることはない。
なぜなら彼らもそうやって育ってきたからだ。
そうやって王様最後の日が終わろうとしている。
余談だが、彼は勇者ごっこの際に必ず言う口癖のような言葉があった。
国民達は皆この言葉を何度も聞いているので、
自然と王様に対するイメージが出来てしまっていたのだ。
「王様はその昔、とても強かったらしい」と……
『ドラゴンクエスト3〜王様の守るべきもの〜』
今日は組織の取引がある。
俺はカネの受け渡しを命令された。
俺の仕事場である
組織直営のカジノに
ブツの受け渡しを済ませた
取引相手がやってくる。
連中は取引の時ボスから合言葉を聞いている。
俺はそれを確認してカネを渡す。
これは組織に見とめられるチャンスなんだ。
もちろん、失敗すれば命はねえ。
おや、それらしい連中がやってきた。
荒っぽいことで飯を食ってるのがわかる。
しかも女連れか、いい気なもんだぜ。
4人組の頭はチャラチチャラした若造だった。
しきりに隣の若い女をなだめている。
俺は逸る心を押さえながら口を開いた。
ああ、合言葉は覚えている。
忘れるはずがねえ
8 3 8 8 6 1 だ・・・。
「DQ4」
ここまで来て行き止まりか!
ピコーン ピコーン ピコーン … …
チイッ!エネルギーが20を切った!畜生…どこかに…どこかに!あった!隠し部屋だ!
おお!カプセルが5個もありやがる!これで死なずに済みそうだぜ!」
宇宙戦士“G”に課せられた使命は、世界に散らばる7つのエレメントを回収する事であった。
その並み外れた体力で多くの死線を切り抜けて来たが、それも限界を迎え、絶対絶命の危機に陥っていた。
「!なんだこのカプセルは?!…このカプセルも…これも、コレも!」
4つ開けたところで、強靭な精神力を持つ“G”もさすがに発狂しそうになった。
カプセルの中には期待していた補給物資など入っておらず、あろう事か女物の下着が入っていたのだ。
カプセルは残り1つ。“G”は祈りながら最後のカプセルを開封した。すると…
中から巨大なコウモリが飛び出し襲い掛かって来た。
コウモリは噛み付くわけでもなく、なんと翼で“G”を持ち上げた。
「畜生!カプセルにケーキさえ入っていれば!うわ!ぎゃぁーーー」
“G”は頭から地面に叩きつけられ、上半身が地中にめり込んだ。
ピクピクと脚が痙攣している“G”の周囲を、巨大コウモリは満足げに飛んだ。
てやんでいてやんでいっ!この度は「トランスフォーマーコンボイの謎」を
お買い上げ頂いて感謝してるぜコンチクショイッ!
おっと、熱くなって自己紹介が遅れちまったな。
俺の名は銀次。愛車「魂慕威号」を駆るフーテンのトラック運転手だ。
もっちろん腕めえは天下一品、日本一よォ!!
この業界で俺っちの名を知らねーヤツはモグリ確定ってとこだな。
そんなワケだから、気仙沼で「幻のマグロ」が水揚げされた時、誰もがこう思ったのよ。
「このマグロを築地まで運べる猛者は銀次しかいねぇ!」ってな。
へへ。ちょっと熱いじゃねぇか。俺様も男だ。血が騒ぐってもんよ。
しっかしこれを快く思ってねぇ輩もいたんだ。ライバルのデストロン運送よ。
こいつら、俺様の道中に次々と刺客を送り込んで来やがったんだ。
スピード勝負ってんなら恨みっこ無しだが、このやり方は気に喰わねぇぜっ!!
そっちがその気なら受けて立とうじゃねぇか。こうなりゃ配送ついでにデストロン本社に殴りこみでいっ!!
ってなワケで俺様といっしょに「魂慕威号」を操って、派手にブチかまそうぜ兄弟!
間違っても開始3秒でスクラップってのだけは勘弁してくれよなっ!てやんでいっ!!
黒く薄汚いスライム。今の俺を見れば誰でもそう思うだろう。でもな、昔は俺も人間だったんだぜ。
…なんでこうなったのかって?
俺が住んでいたバビリム王国は女神イシターの巫女とアヌ神のブルー・クリスタル・ロッドの
おかげですんげぇ平和な国だったんだ。ところが、それを妬んだスーマール帝国が
突然攻めてきやがった。バビリム王国にゃ軍隊なんてなかったから、あっという間に
滅ぼされちまって、王国の男どもはみんな奴隷にされたのさ。
帝国は天上界に輝くブルー・クリスタル・ロッドを欲しがって、巨大な塔を建て始めた。
もちろん、俺達奴隷が働かされたのさ。多くの仲間が次々に死んでいったよ。
それだけじゃない。塔が高くなって、ロッドの光が王国に届かなくなって…
そして、奴…悪魔ドルアーガが復活したのさ。
奴はチャンスを待っていたんだろうな。復活してもしばらくは隠れていたんだ。その間に
塔はどんどん高くなって、やがて天界まで届きそうになった。そしたらアヌ神が怒って
塔に雷を落としたんだ…もちろん塔は木っ端みじん。塔にいた奴は奴隷も兵士も関係なく、
みんな瓦礫の下敷きになって死んで、魂はロッドに封じ込められたのさ。そのロッドを持って
神々はさっさと天上界へ帰っちまった…ドルアーガにとっては絶好のチャンス到来ってわけだ。
もちろん奴が見逃すはずがねぇ。悪い魔力であっという間に塔を作り直し、天上界へ
行ってロッドを奪い取り、塔に立てこもったのさ。塔にはモンスターをたくさん並べた。
そのとき、俺達は魔力で無理矢理蘇らされたんだ…モンスターとしてな。
頭の良い奴らは魔法使いになったし、帝国の兵士はナイトになった。俺は…そうだな、
平凡だったから、平凡なスライムになっちまったんだろうな。足はちょっと速いけどな。
俺達を助けてくれようとした巫女カイ様も失敗して、聖龍クォックスも悪い魔力に染まったって
聞くし…もう俺達には希望なんてないんだろうなぁ。なぁ、あんたはどう思うよ?
ぷるぷる震えるブラックスライムを一刀両断に切り裂くと、不思議な力の降臨を感じた。
きっとどこかにイシターの贈り物が現れたのだろう…ギルは探索を再開した。足の裏に
さっき切ったスライムの死骸を踏みつぶす、嫌な感触がした。
ドルアーガの塔 「哀れな異形」
僕はギルガメッシュ。黄金の騎士。恋人のカイがなんか知らんけど捕まった。今回はそんな台本らしい。
しょうがないから助けにいかないといけないけどなんか60階って正直しんどい。
けど台本にはそう指令でてるし、競演のモンスター俳優座の人たちも仕事で塔で待機してるから
演じるしかないんだよね〜
ゲームブックでのドルアーガのほうが著作権使用料だけでわざわざ動かなくていいから楽にギャラもらえたのに。
まったく。。。
階数が多いからその分ギャラも分配で僕への配当も少なくなるし。監督は全くわかってない!
だからプレイヤーにいっておく!ぼくもうこれで引退する!
これ終わったらギルガメッシュの名前やめてコナミにいく!ナムコさんお世話様!
怪しげなキノコの食べ過ぎで、巨大なゴリラに姿を変えてしまった弟ルイージ。
ついには罪のない女性をさらい、建設中のビルの中に立てこもってしまった。
このままでは弟は機動隊によって射殺されてしまうだろう。
そんな事になったら、さらわれた女性が一斉射撃に巻き込まれてしまうかもしれない。
そうなる前に私がこの手で弟を倒し、女性を助けなければ――
配管工時代にさんざん殺し合った弟ゆえに、マリオに躊躇はない。
独身ヒゲオヤジ・マリオの冒険がいまはじまる。
女性を助けて、恩を着せるために――。
さぁ今日も仕事だ♪
ドンキー様のお尻の穴にスプレ〜でシュシュシュのシュ〜〜
気持ちよくなっていっぱいご褒美をゲッツしよ〜〜〜
さぁ君もコントローラーを取ってドンキー様のアナルにシュシュシュのシュ〜〜♪
おい、ふざけんなよ…なんで来るんだよ…ちょ、待てよ、登ってくるなよ、こっち来るなって言ってんだよ!
わ、来るな来るな、畜生の分際で…くそッ!
…こうなったら、ピラニアだ、これでも食らってろ、この猿が!
…あ、てめぇ、避けるんじゃな……うっ…"リンゴをぶつけて℃Eしやがった…。
俺のピラニアが……あ、また登って来る気か?畜生ッ…!
何だよこの猿?ヒト様より下等の分際で仲間を助けようってのか?あーん?
誰のせいで…誰のせいでこんな事になったと思ってるんだよ!
もとは、この檻に入ってる"馬鹿猿≠ェ、俺の女をさらうからいけないんだろうが!畜生め…畜生めッ!
馬鹿猿は…俺の力だけじゃ殺せない…然るべき場所へ連れて行かなきゃ殺れないんだ。
この猿は危険だ。何をしでかすかわからない!
絶対に殺さなきゃいけないんだ…それを邪魔されてたまるかよ!
…これが最後、最後のピラニアだ……行け!
…うっ、なんて奴だ。"跳んでよけた=cくそッ、ふざけるな!
うわっ!?…もうこんなに目の前にいやがる!…ヤバイ、殺られる……
く、来るな…来るなぁぁ……ん?なんだ来ないぞ…?
う…この猿…"檻の鍵≠取ろうとしてる…さっき俺が置いといた奴だ。
…ふ…ははは、この馬鹿が、手間取ってやがる…チャンスだ。
今の内に…逃げろ!
………はぁはぁ、んっ…はぁぁ。ここまで来れば大丈夫だろう。
滑車がついてるとはいえ、檻を一人で運ぶのは骨が折れる…。まぁ、ここまでくれば、もうあの猿も……
……えっ?い、居る…"居るぞ=cふざけるな……なんで…なんで居るんだよ!!
あの野郎、とことん追いかけるつもりか?なんでそこまでして…
…ん?あ、あの猿…"服を£てやがる!!なんで今まで気づかなかったんだ…。
……あの服"J"って書いてある…Jってなんだ?
…ジャック…ジャクソン…ジャミラ…ジュース…ジュリアス…ジュニア…
ジュニア?そうか…"ジュニア≠ゥ!あの猿、この檻に入っている馬鹿猿のガキなんだな!
服を着てるって事は…どっかで飼われていたのか…いや飼われている?…誰かの差し金か?
……くそッ。なら"尚更≠セ。尚更この馬鹿猿を渡すわけには行かない!!
…行くぞ、今度はピラニアじゃない。"タカ≠セ…食らえ!
ここはある南の島
キングと言う大きな者と、ブラウンとピンキーという
小さいながら鬼のような娘?がが住んでいた。
ブラウンとピンキーはキングに恋をしていた。片思いではあるが……
だが共に仲悪くライバル関係である。
共に、ことあるごとにキングに迫る。どっちがすきなの?と。
キングはどっちも好意を寄せていなかったが、両者主に戦闘の達人であり
共に異常なまでの焼餅焼きである。体は自分の方が大きいがまともに遣り合っては
はっきり言って身の危険を感じる両者である。
困ったキングはこの2股?をかけるわけには行かず、仕方なくある勝負をして
その勝負に勝った方と付き合うと言った……
ブラウンとピンキーはキングを巡る熾烈な争いを繰り広げることになる。
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