377 名前： ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/10(月) 12:51:37.40 ID:1+oLgKd10
test


378 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/10(月) 12:52:17.34 ID:1+oLgKd10
こんにちは
覚えてる人います？

386 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/10(月) 12:54:22.38 ID:1+oLgKd10
すみませんが今は時間がないので水曜の午前に来ます

予告
妹「VIPからきますたｗｗ」

454 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:27:35.88 ID:0UrYNFBx0
こんにちは
報告していいですか

妹の文章ですが

459 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:29:20.00 ID:0UrYNFBx0
指令

後ろから抱き付いて耳の裏に息を吹きかける
上目遣い、目を瞑らせ思い切りデコピン
朝起きた後頬キス

報告
3/25sat
電車の中で指令の確認、デコピンの練習、シチュエーションの組み立てとシミュレートを繰り返す。
後に控える報告のことを意識すると、普段では到底吐けない台詞も口にすることができそうな気になってくる。
兄が全くのらしくない行動を取れたのも、この高揚感があっての事なのだろうか。

改札を抜け、階段を上がったところで兄と一週間ぶりの対面を果たす。
兄の身を案じるお節介じみた挨拶はしてはいけない。寂しかったかなんて聞くことはできない。
いつものように少ない言葉数で再開を喜び合い、握手を交わす。
兄は見た感じ変わりはないが、この街では兄が私の前を歩くのだ。当然ではあるのだろうが、妙に嬉しかった。
昼食をとり、街を歩いて回り、部屋へ。


461 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:30:17.68 ID:0UrYNFBx0
兄の部屋は優しい空間だった。
壁紙、棚や机といった家具類、冷蔵庫の白と
三畳だけ敷いた畳、二ヶ所の窓と玄関の目隠しのカーテンの緑。
ワンルームの狭い部屋だが、窮屈な感じがほとんどない。落ち着きくつろげる部屋だ。
それに、兄の嗜好が感じられる。
そこらに転がっているジャグリングのボールにも愛嬌がある。
素晴らしいことじゃないか。
やはり家は、広いだけでスカスカだったのだろう。実家の部屋には必要なものしか置いていなかった。
少しねっころがって体を休める。畳が柔らかいような気がした。

「ええ部屋じゃなー」
「そうなんかな？」
これだ。「ほっほ、そうであろう？」とぐらい言えばいいのだ。これは冗談だが。
安価のデコピンを実行に。
「兄さん、目、瞑って？」
「ん？」
「瞑っとってな？」
「うん」


462 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:31:08.35 ID:0UrYNFBx0
髪を撫でて額を露わにする。ああ、やっぱりキス待ちだ。罪悪感が沸々と湧き上がる。
四指を親指で押さえ、手全体をスライドさせつつ小指から僅かづつ時間差をつけ開放。
一点に瞬間的な四連撃が来るのだ。痛いだろうな。
「たっ！」
不安げにこっちを見てくる。これではからかえない。とっさに誤魔化す。
「うん、ええ部屋じゃって。こだわっとるやんか」
「ひどいよ」
「あ、ご飯作るな？」
うう、と唸りながら額をさする。
「オムライスを作ります」
「なんと！　いいですね」
簡単に釣られるなよ。
ここでふと言うべき台詞が浮かんだ。
「べっ、別に兄さんのために作るんじゃないんじゃけんな？」
ウケ狙いな奴でしょう？
「あ、うん」

悲しそうにしないでほしい。冗談だとわかっている筈なのに。

465 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:32:03.39 ID:0UrYNFBx0
3/26sun
朝。
６時に起きる。こちらはまだ冬だ。
カーテンを細く開け、朝日を差し込ませる。
狭い台所で朝の支度。
味噌汁の匂いを漂わせ、漬物を切る。
この包丁がまな板を叩く音で起こそうというのだ。
古き日本の家庭風景を意識した、にくい演出というやつだ。凝ろうとすればどこまでも凝れる。
この為に割烹着も持ってきた。小学校の給食のようでいけないが。


466 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:32:53.10 ID:0UrYNFBx0
「　　」
後ろでもぞもぞ動く気配。起きたようだ。手を止めて、枕元に寄り添う。
「兄さんおはよう。ご飯すぐにできるけんな？」
「おお、なんと。ありがと」
兄が上半身を起こす。その頬に素早く口づけた。
「ん？　あー‥‥」
反応が薄いな。やはり合わなかったか。
ここは布団を剥がしたり上着を羽織らせたりでコンセプトを通した方がよかったかもしれない。
「○○（私）」
「ん？　左の頬にもいるん？」
「神は死んだ」
「隣人の愛を見殺しにするんか」
「もらうだけじゃいかんってことですよ」兄はかく語りき。為す。
迂闊、自分で日本の朝の空気を壊してしまった。注意力がない。

白米に味噌汁、冷凍食品のオクラの胡麻和えと鮭の塩焼き。
「朝から凄いね。ありがとう」
実質作ったのは味噌汁だけだが、こんな素直に喜んでもらえると、くすぐったくなる。
「どうよ、いい朝でしょう」
「うん」
幸せそうに笑ってくれる。早起きの甲斐があったというものだ。

469 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:34:01.89 ID:0UrYNFBx0
一日観光して回った。所謂名所の幽玄もさることながら、何気ない路地にも趣がある。
散歩に飽きない街だ。実際に兄はこの一週間散歩ばかりしていたという。
日も沈み帰路、ちらほらカップルの見られる河川敷を歩いた。
手をつないでいた私たちもきょうだいには見られなかったのだろう。と、これはどうでもいい物思いでしかないが。

部屋で一日の感想を語らう。
「（川）はええ所だったなー」
「うん」
「いつか着物とか着て歩いてみたい」
「ああ。○○似合いそうじゃなー」
「（笑）私はコケシじゃけんな」
「え？　ああ」
「うわー、ひどっ。肯定されたよ」
「ええっ？　いやいや、そうじゃなくて」
などとからかってみる。
さあ、報告すべき最後の安価だ。
兄の背に回り、腕でホールド。完全に密着する。
「まあ、この程度の身体なんじゃけどな」
「‥‥僕は、可愛らしいと思うよ」
この人は、私から甘えると無理に優しくしようとするのだ。
言葉遣いも変。自分が言わせたことだが、可笑しくて少し笑った。
悪い女に騙されるなよと、自分のことを棚に上げて、そう思う。

471 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:35:24.78 ID:0UrYNFBx0
そのまま兄の背中を堪能していると、ゆっくり振り返られ、キスされてしまった。
兄はもう、行動安価なしでこんなことができてしまう。
喜んでいいのだろう。兄がしたいと思ってしてくれるのだから。
「ん、兄さん‥‥」
話す言葉も考えず甘えた声を出してしまった。
出してしまったからには甘えよう。安価はこれでおしまいだ。
兄に頭を撫でてもらう。大きい手。優しい。ぼーっとしてくる。


さあ、すべてが終わったのだ。最後にネタをばらさなければ。
「ネットでも寡黙なんな、兄さん」
「え？」
頭を撫でる手が少し強張る。
顔を上げ、ニヤリと笑ってやる。
「VIPから来ますたｗｗｗｗｗ」
「え‥‥」

472 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:35:57.79 ID:0UrYNFBx0
あ。
あの表情だ。
そんなこともあるだろうと、諦めたふりをした、
ひどく、つらそうな表情だ。
後悔した。

なぜ私はあのスレに顔を出してしまったのか。
これであいこだと兄に言いたかったから。兄の追体験がしたかったから。
馬鹿だ。昔と全然変わらない。
私はいつもこうして「兄だけのもの」を奪ってきたじゃないか。
兄と対等でありたくて、兄の背中を追い、追いついたと思ったときには一人で走っているだけだった。
手話も将棋も、兄は途中でやめてしまった。私と比べられてしまうから。
私は兄を押さえ付ける人たちと何ら変わりがないのだ。


474 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:36:26.32 ID:0UrYNFBx0
「ごめんなさい。勝手に見た」
「全部見たんか」
「うん‥‥」
胸の内で何度も謝る。実際に口に出すと私が謝ることではないと言われてしまうのだろう。
兄は絶対私には謝らせてくれないのだ。

「○○、ごめんな。僕‥‥」
そしていつも、悪いのは自分のほうだと言って終わらせてしまう。
そんなことされたら、こっちが辛いんだよ？
「謝らんとってや。命令されてやんりょったんじゃないってことぐらい、わかっとるけん」
「でも、勝手に報告とかして‥‥」
「ええよ。あそこがあったからこんな風に兄さんと居れるんじゃけん」
私はこうして、兄が自分を責めすぎないようフォローに回る。
「私と仲良くなりたいって、思ってくれてて、本当、嬉しかったんよ」

だからこれに関しての謝罪はなしだと、そういうことで落ち着いた。
謝るのは私なのに。許されてはいけないのに。


477 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:36:57.50 ID:0UrYNFBx0
寡黙兄の反省会をした。

いつから知っていたのかなんていうのはつまらない問いだ。
実際にスレを確認したのは兄が家を出てからだが、兄の背後に複数人控えていることは最初に見抜いていたじゃないか。
それでも怖気付かずに続けてくれた兄に拍手を。

ポエムは本当に嬉しかった。物言わぬ兄が一所懸命に考えてくれたのだ。
私への想いも、希望も、兄はちゃんと持っているんだ。
私を傍に求めてくれているんだと。
照れまくる兄もなかなかの見物だったしね。

兄は私のポエムにかなり惚れ込んでいたようだが、それはどうなのだろう。
あんなもの、言葉の選びが悪すぎる。
比翼連理を連想させてしまうと思うのだが、笑えない話にならないか。
もっとも、自分の片割れを待っているだけの身勝手な鳥というほうが私には合っているが。

482 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:40:42.42 ID:0UrYNFBx0
と、あまり自虐が過ぎるとさすがに兄が心配そうにしているのでやめる。
すみません。兄が勝手に私をせつない系のキャラにしているので、乗っかってみただけです。
スレを見たことの後悔というのも嘘で、兄がわざと履歴を消さずにいたのたのだと確信しています。
「置いて行く本とか読み物は勝手に読んでええよ」と、不自然な台詞が引っかかっていましたので。
普段の私はもっとお気楽極楽な娘ですから、ご安心を。


他、報告だけして相談をしないのは安売りされた感じで嫌だということと、
私のことを美化しすぎている点を厳重に注意しておきました。
反省会はこんなものでした。
皆さんもあまり、私を健気な子だとか思わないように。


報告は以上です。


484 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:41:24.58 ID:0UrYNFBx0
余談、じわじわ笑えたので
「一人暮らしの感想をどうぞ」
「なんか、レッツ人生って感じ」
何じゃそりゃ。


485 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:42:02.17 ID:0UrYNFBx0
最後に、皆さんへ
本当にお世話になりました。
これは兄がわざと伏せていることなので詳しく書きませんが、古い家には余計なものが残っているものです。
兄は育った環境から、家族に失望していて当然なのでした。
だから、兄が家を出ようとするのは自然な事だと思っていました。
でもやっぱり、心のどこかで家族の愛を欲していたんですね。
それがこのスレに触発され、私に目を向けてくれるようになった。
選ばれてあることの恍惚と不安というのはこんな感じなのでしょうか。
兄に家族として認められ、胸がいっぱいです。
きっと私は兄にとって唯一の家族なのです。だから、兄が与えられなかった分、精一杯に愛したいと思います。
もう十分だなんて言わせない、もっと貪欲になってもらいます。
皆さん本当にありがとうございました。
皆さんもどうか、家族を大切になさってください。


489 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:44:55.18 ID:0UrYNFBx0
おしまいです

妹の軽い釣りですね
エイプリルフールに報告するよう言われていたのですが、遅くなってすみません

505 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 11:57:21.06 ID:0UrYNFBx0
何か書こうと筆を迷わせているところです

509 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 12:03:36.90 ID:0UrYNFBx0
>>507
大学でまったりと好き勝手やっています。
思いのほか寂しいと感じることがないですね。

513 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 12:15:50.27 ID:0UrYNFBx0
何を書いても余計なことになるのですが、
家族に失望というのはオーバーだと言いたかったのですが
妹が「私だって家族は兄さんだけなんかもしれん」と言うので言えなくなりました

>>510>>511
電話していません。あまり連絡よこしてくれるなと言われています

>>512
家族としてですね。妹の望むとおりに


518 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/04/12(水) 12:22:42.75 ID:0UrYNFBx0
一回出してしまったので言いますが、ここは京都
僕が通うのは三流大学

妹が「京大受かったら親黙らせてこっちこれるな」とか言っていました
逞しい子ですよ

ではこのあたりで失礼します。皆様ありがとうございました

147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/02(火) 09:12:16.30 ID:StOTyr4Q0
こんにちは
明日から妹が遊びに来るんですが、一時的に復帰していいでしょうか？

151 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 09:14:58.67 ID:StOTyr4Q0
お久しぶりですﾉｼ

安価中すみません、よろしくお願いします。

159 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 09:24:11.51 ID:StOTyr4Q0
>>152
あなたをエスパーです

>>153
パーフェクト元気です

ちょっとしたデートを計画しています
妹孝行というか、楽しいものを

デート中>>162>>165
ほかにいろいろ>>168>>171>>174
お願いします

178 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 09:39:43.68 ID:StOTyr4Q0
>>162>>165>>164>>174了解
>>171すみませんが半裸で勘弁してください

180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/02(火) 09:46:38.86 ID:StOTyr4Q0
コテなのに盛り上げられなくて申し訳ないですorz

185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/02(火) 09:53:53.11 ID:StOTyr4Q0
饒舌兄になりたいorz

えっと、10：30まで居られるので何か書きます

188 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/02(火) 09:58:22.83 ID:ok4LT/qh0
ブサ面で無口→キモイ
池面で寡黙→クール


寡黙兄は、あるがままで十分だと思うんだ('A`)


191 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 10:09:11.60 ID:StOTyr4Q0
>>187
「兄のやっていることは、すべてまるっとお見通しだ！」
バレのようで最初から手のひらの上ですた。
妹はもう見ないと。でもちょっと変なことをしたらすぐにばれるでしょうね。

>>188
寡黙というより、思っていることをうまく言葉にできないんですよ。
クールでなくただのだんまり君orz

194 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 10:17:34.95 ID:StOTyr4Q0
>>190
学校でこんな講義があったよみたいなやり取りをするようになりました。
大学は己の視野を広げる場所なんだなと。

妹は京大は無理でもこっちに来る気は満々で、本当に二人暮しでいいのかと念を押されました。

196 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 10:22:14.53 ID:StOTyr4Q0
>>193
中学で１回、高校で１回
１週間もたず。ダメージ大

198 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 10:30:21.15 ID:StOTyr4Q0
ここでスレストはきつい……
授業いってきます。ﾉｼ


260 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 12:38:06.68 ID:ZgE16DSd0
昼休みノ

前に妹が来たときシャワーカーテンの使い方が間違っていると指摘されたのですが、
バスタブにカーテンの裾を入れるものなんでしょうか
一度やってみましたが狭くて居心地が悪かったので

271 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/02(火) 12:43:38.61 ID:ZgE16DSd0
そうなんですか、浴室の床は濡れる物だと思っていたのですが……

どうも、こんにちは

165 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:38:50.59 ID:X3Bc7SGJ0
こんにちは

カオス？


184 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:48:00.24 ID:X3Bc7SGJ0
投下。５月３日の午後です

３時ごろ従姉の車に乗せられ直接アパートに来た
妹「やあ」
手を伸ばして来る。胸にはプレゼントしたペンダント。うれしす
俺「やあ。……従姉さん、お久しぶりです」
妹と握手。従姉に会釈
従「○○君久しぶりー。どう、一人暮らしは慣れた？」
俺「はい、わりと」

挨拶が終わると、荷物を下ろすよう言われた。ダンボールが二つ
家から仕送り代わりの食料品の差し入れだという

俺「……これは？」
酒が三本、つまみ類大量
従「まあお飲みなさい。お姉さん貧しい学生の味方です」
俺「はあ、ありがとうございます」
妹を見る。ニコニコしてる。今夜の酒盛りを覚悟


185 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:49:37.21 ID:X3Bc7SGJ0
従「こっちは私から」
スーパーの袋を差し出される
中を覗いてみると、……シ○コーンBIG？　シリアルコーンでした
俺「えっと……？」
ぞっとしないものを感じると、従姉、微笑みつつ頬をつねってくる
俺「痛い痛い痛い……なんなんですか！？」
従「この××野郎め（ボソ）」
俺「え……？　すみません……？？」
妹「？　どしたん従姉ちゃん？」
従「……別にー。じゃあもう行くね」
俺「え、あ、早いですね。せっかく来たんですから……」
従「ええんよ。夜までに金沢じゃけんな
　　妹ちゃん、○○君に苛められたらすぐに呼びなな？」
従姉、妹をハグ
妹「ｗｗ　大丈夫よー。わざわざありがとうな」
従「オーケーオーケー、何かあったらどんどん私を頼りなさい」
妹「ありがとー、車気をつけてな？」
従「うん。妹ちゃんも楽しんで帰るんよ？」
妹「うんｗｗ(*´∀｀)」
従「ｗｗ(´∀｀*)　　…………(ﾟдﾟ)」
妹と抱き合ったまま怖い笑顔でこっちを見てくる従姉
俺「え？　えっと、何ですか？」
立ち上がりやれやれと首を振る
従「○○君もしっかりやんなな？」
俺「はあ……」
従「じゃあ、ごきげんよう」
去る従姉

186 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:51:02.46 ID:X3Bc7SGJ0
俺「……あの人に僕のこと何か話したん？」
妹「ん？　うん。従姉ちゃんには色々話しよるんよ。ああ、別に変なこと喋ったりはせんけん安心して」
俺「えっと、このようなメッセージが今しがた……」
シ○コーンを見せる
妹「んー……何か気取られたか……？」
俺「どうなんでしょ？」
妹「今度話してみるわ。あんま心配するようなことないと思うけど」

スレばれではないにしても、何だったんでしょう？


安価：家の中では一日全裸

近況などを話す。お金のことを叱られたり
俺「……さて、今からどうする？」
妹「今日はもう部屋におろ。明日は出かけよな？」
俺「うん。行くところはちょっと任せてみてな？」
妹「ん、楽しみにしてるｗｗ」
デートは翌日に決定
それじゃあ、脱ぎますか


188 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:52:05.98 ID:X3Bc7SGJ0
妹の目の前で服を脱ぎだし、トランクス一枚になる
これ、かなり恥ずかしいんですが……
妹「……お風呂？」
俺「いや、これが男子学生の生活スタイルというものよ」
妹「ふーん……なるほど」
納得しちゃうの？　驚きましたが、多分ここで感づいたんでしょうね
妹「……でも、着てくれんかな？」
俺「家の中では常にこの格好です」
妹「……ぎゅってしたいのに」
俺「…………」
すぐに着直す
妹「調子えんなｗｗ」
俺「ぎゅーは？」
妹「はいはいｗｗ」
僕キモス。でもぎゅーされて幸せ
描写省略。僕が見苦しいほどデレてるだけです
このとき妹の腕に絡みつく安価も実行。やさしく抱いてくれました

190 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:54:18.12 ID:X3Bc7SGJ0
安価：後ろからギュっと抱きしめて 「こうしてると落ち着く」と言って胸を触る

前来たとき、僕は家族を求めていたんだよと妹に指摘されて、確かにそうかもと思いました
大切な家族として付き合っていこうと約束をしたわけで、セクハラは回避したいところだったのですが、
ろくにスレの人に心情の報告もしていなかったわけで……
実行しましたがやっぱり説教されました


晩飯を食べおわり、酒を飲みながらまったりお話ししていた
僕も妹も酒には強いらしい
酔いすぎることもなく、素面ではやってられない胸を触る安価を実行する
肩をくっつけていた妹の後ろに回り、きつく抱きしめる
妹「んふーｗｗ」
腕の血管を指でツッとなぞってくる
俺「あったかいね……」
落ち着く。妹に触れているところから胸を締め付けるほどの幸福感が流れ込んでくるような感じ
俺「こうしてると落ち着くよ」


191 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:55:41.11 ID:X3Bc7SGJ0
右手を胸に。軽くのつもりだったが、途端に緩まっていた妹の身体が強張る
妹「っ……いかんなぁ、兄さんは」
手をひねって払い、隣に座ってくる
妹「私らはさ、兄妹でえろえろするのには向いてないと思う」
俺「そう……よな」
妹「そこまではいけんやん？　……兄さんも」
俺「ん……」
妹「こういうのはいかんのよ。……ごめんな？」
俺「いや。悪かったです。ごめんなさい」

沈黙

俺「あの……僕はちゃんと付き合う相手見つけるし、妹に辛い思いさせるようなことはせんよう努力するけん、……だから、嫌わんとってほしいです」
妹「当たり前よ。……これは安価ってことにしとくけん」
俺「ごめんな？」

かなりきつかったです。安価に気づかないふりをしてくれていた妹にフォローさせてしまうし、申し訳ないです

195 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:57:57.95 ID:X3Bc7SGJ0
布団の中で
妹「……結婚って、すごい事だと思わん？」
俺「ん？」
妹「新しく家族になるのを皆でお祝いして、普段信仰心なんて持ってない日本人が神社で教会で豪華な式挙げるんで？」
俺「うん……」
妹「家族になるって、すごい事なんよ」
俺「うん……」
妹「私らは恋人にはなれんけどさ、同じ家に生まれてしゃーなしで家族やりよるんじゃなくて、離れても家族でいようって自分らで決めたわけやん？」
俺「うん」
妹「それって結婚するのと同じくらいすごい事なんだと思う」
俺「うん……」

196 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 16:59:01.34 ID:X3Bc7SGJ0
翌日、デート
安価：服を後ろ前に着る、町の中心で愛を叫ぶ

朝食にシ○コーンを食べ、デート準備、そしてシャツを前後逆に着る
妹、こっちをチラ見、視線を戻してもう一度チラ見
でもツッコミなし
このまま行くしかないのかと腹を括る
一応上着は羽織るが、ちょっと見たら丸わかりですよ
隣を歩く男がこんなんでいいのか？

デート。まずはありがちな観光名所に足を運ぶ
その後、ファッションショップやらスウィーツの店やらが並ぶおしゃれな通りを歩く
適当な店で昼食にしようと思ったが、妹の希望でパンを買って川沿いの公園で食べる
そのまま肩を並べて日向ぼっこ
妹「気持ちええなー」
俺「うん」
妹「ここ、好きー」
俺「僕は妹さんが好き」
妹「…………」
俺「…………」
寄りかかってくる妹


198 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 17:00:30.58 ID:X3Bc7SGJ0
妹「……私も○○さんが好き」名前で呼ばれました
俺「おお！」
妹「へへｗｗ」
俺「……妹さん」
妹「はい」
俺「君が好きだと叫びたい」
妹「ぶっｗｗ　なにそれｗｗ」
笑う妹。でも本気でやりますよ
周りの目は気にならない。どうせ各カップルのＡＴフィールドが展開されているわけで
立ち上がり、深呼吸
川の上流の方に向かって

「○○、愛していますっ！！」

201 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 17:01:03.25 ID:X3Bc7SGJ0
妹、難しい顔で「こういうこと平気でするんじゃけんなー」
妹「……もちろん、家族としてで？」
俺「家族という関係を大切にしながら、妹という人間を愛する……っていうことで、いかんかな？」
妹との関係を考えて考えてのこの言葉
どう違うのか聞かれたら具体的なことなんて答えられません
単純に「家族として」よりはゴージャスな感じを醸し出せたのではないかと
妹は僕の言葉を吟味している様子
俺「頼りないと思うけど気持だけは、本当じゃけん」
妹「ふふｗｗ　ちょっとぐっときた」
照れ笑いの妹。たまにはこの子に勝たねばいかんなと思った
いちゃつく。が、やはりいくら周りがカップルだらけといえども、逆シャツ着た男が叫んで抱いてでかなり人の目を集めているわけで
逃走

210 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 17:08:46.82 ID:X3Bc7SGJ0
重くなった？


妹にこっち用の茶碗を買おうと提案した
ちょくちょくこっちに来いというメッセージにもなるし、来年の合格祈願にもなるかと思ったので
これは喜んでもらえた

川沿いを歩いて帰ってデート終了
報告終わりです

234 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 17:16:22.82 ID:X3Bc7SGJ0
翌朝茶碗でシスコーンを食べる妹
まあ、食器がないのが悪いのですが、なんとも言葉にできない寂しさがありました

少し外しますが、後でまた話させてください


294 名前：寡黙兄 ◆FFqFE9TMo. ：2006/05/09(火) 18:09:51.57 ID:X3Bc7SGJ0
ただいまですノ


427 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/09(火) 19:03:17.63 ID:X3Bc7SGJ0
>>412


433 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/09(火) 19:04:47.45 ID:X3Bc7SGJ0
>>425
友達の前でそれはやめたほうが……