投げられ兄55

99 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 21:56:30.83 yuiIJ+FU0
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

俺「はい」
下「･･･」

微妙に手を上げて『やあ』って感じの下妹が居た訳で。

俺「･･･よぅ」
下「うん」
俺「どしたの？」
下「暇だから来た」
俺「そうですか」
下「･･･寝てたの？」

怪訝な顔で視線を動かす下妹
俺、パジャマ姿にて玄関先で応対

俺「いや普通に朝から起きてた」
下「･･･服着替えたら？」
俺「面倒」

何で脇腹に拳を打ち込まれなければいけないんだ。

109 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:03:23.60 yuiIJ+FU0
下妹にパジャマ汗臭いとか何とか文句言われつつ、独り暮らしの不摂生を軽く窘められる俺
そしてなし崩しに部屋に上がってくる下妹

まあいっかと下妹の後に続いて部屋に戻る俺。

下「････････････」
俺「ん？」
下「･･････っの」

敷きっ放しの布団とか部屋干ししたままの洋服とかまあいっかと気にせず部屋に戻る俺。

殴られた
窓を全面開放した
大掃除に乗り出した
１時間

120 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:12:38.14 yuiIJ+FU0
下「ちゃんと怠けずに整理整頓しろ」
俺「はい･･･」

一時間後、春風が心地よい広々とした元の部屋に戻る。
何で休みなのにこんなに疲れなきゃいけないんだとか思ったが取り合えず気にし無い事にした。

俺「んで･･･どしたの？」
下「暇つぶしついでにどうしてるかなって」
俺「そうですか」
下「まさかここまでぐうたらしてるとは思わなかったけど」
俺「いや独り暮らしするとやっぱ色々妥協したくなる」
下「一週間ぐらい前は綺麗だったけど」
俺「緊張の糸が切れたんだろ多分」

まあそんな感じで談笑しつつ、ACzeroで対戦してファルケンに墜とされる俺
その後、本棚の漫画に没頭する下妹

俺「･･･ひょっとしてお前漫画読みたくて来たんじゃないだろうな」
下「別に」
俺「古本屋行け」
下「寝転がって見れないし」
俺「待てぉぃ」

何で蹴られなきゃ(ry

129 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:20:50.84 yuiIJ+FU0
取り合えずそのまま一緒にごろ寝して漫画を読んでますた。
んで夕刻になったので、そろそろ帰るように促す俺。

俺「そろそろ暗くなるから帰る準備しろよー」
下「んー」

生返事返される。
ゾッドｷﾀｰ

空が赤い

俺「そろそろ」
下「ん･･･」

日が落ちた

俺「おい」
下「もうちょっと」

ベルセルク現在22巻から最新刊まで読む気かお前

俺「お前読むペース遅いんだから止めとけ夜になる」
下「ぇー･･･」
俺「母さん達心配するぞ」
下「･･･別に今日家誰も居ないし」

何ですと？

143 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:30:12.58 yuiIJ+FU0
俺「何で？」
下「お父さん出張だし、お母さんお婆ちゃんの所。お姉ちゃんは何か大学の友達と遊びに行って、友達の家に泊まるかもーとか言ってた」
俺「そうか･･･いやそうじゃなくて別にそれでも帰れよ○○(上妹)家鍵閉まってて入れないかもしれんし」
下「お姉ちゃんも家の鍵のスペア持ってってるから大丈夫だと思うよ」
俺「ああなら大丈夫か」

いや問題はそこじゃないだろ俺。

俺「ていうか夜遅くでもお前居なかったら心配するだろ。俺も遅くに夜道をお前に歩かれると心配する」
下「･･･」
俺「ほれだから変質者が出なさそうな今のうちに帰れ」
下「嫌」
俺「コラ」
下「グリフィスまた出てくるまで読む」

取り合えず問答無用で殴っといた。

156 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:37:45.18 yuiIJ+FU0
　物　凄　く　不　機　嫌　な　顔　で　睨　ま　れ　た

下「･･･」
俺「睨むなお前がアホな事言うからじゃないか」
下「ただの冗談なんだけど」
俺「　お　い　」
下「　痛　い　ん　だ　け　ど　」
俺「　知　る　か　」

そのまま何事も無かったかとのように不貞腐れたように背を向けて寝転がりつつ続きを読み始める下妹。
ｵｲｺﾗとか不良娘とか言いつつ背中を小突く俺。
無視する下妹。

下「･･･明日休みだし」
俺「ん？」
下「･･･････････････････････････泊まっていい？」

あーえーっと待てちょっと

170 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:46:51.75 yuiIJ+FU0
俺「馬鹿な事言ってないで速く帰りなさい女子高生」
下「背中つつくな」
俺「君が帰るまでつつくのを止めない」
下「なにをするだー許さん」

俺「いや、ていうかな、ホントそろそろ帰らんと遅くなるから」
下「･･･」

取り合えず冗談チックな掛け合い終了させて真面目に話す。

俺「大体泊まるにしてもお前お泊りセットとか無いだろ」
下「あればいいんだ」
俺「駄目」

沈黙、しばらく

俺「･･･ほら帰りなさい」
下「･･･」
俺「○○(下妹)～」
下「･･･」

何か泣かれた。

187 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 22:55:36.58 yuiIJ+FU0
俺「･･･」
下「･･･」

背を向けられてごろ寝されてるから顔は見えない訳だが、何か肩の動きとか吐息とかの変化でちょっと泣き出したのが分かる。
取り合えず気の利いた言葉が思いつかんので黙ったままな俺。
下妹、背を向けて動かない。

しばらくして静寂に耐えなれなくなる俺。

俺「･･･○○(下妹)」

下「･･･っう、ひっく」

　何　故　そ　れ　で　本　格　的　に　泣　き　出　す

テンパりつつ泣くなよと頭撫で続けるしかなかった。

198 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/29(土) 23:04:39.90 yuiIJ+FU0
そして現在泣き疲れて寝やがった下妹が居る訳ですよ報告以上っていうか泣かれて何か気持ち的にマジ凹したのを紛らわしたくて下妹寝てるうちに書き込んだただの愚痴だ。
すまんかった。
叩き起こして今から送ってくるﾉｼ

334 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/30(日) 01:23:12.23 2dAMqW7z0
ペチペチ頬を叩いて下妹起こした後、送ってやるからと帰宅を促す。
下妹、寝起き故か夕刻からの事のせいかかなり意気消沈気味。
小さく頷いたので、一緒に自転車乗って家に行く事に。

道中、下妹自転車がのろい。
けど急かせるのもなんだかなと思ったのでそのまま30分ほど安全運転で道を行く。
やっと行程半分超えたかといった所で、下妹がポツリと言ってきた。

下「･･･お兄ちゃん」
俺「ん？」
下「ちょっと待ってて」
俺「ん？」

下妹、道を外れ、ｺﾝﾋﾞﾆへ。

バックから手帳を取り出し、公衆電話にテレフォンカード投入。

348 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/30(日) 01:35:52.78 2dAMqW7z0
下「もしもし･･･お姉ちゃん？」
下「うん、今何処？」
下「そうなの」
下「･･･お風呂入ってたかも」
下「うん･･･ていうかまだ起きてたの？」
下「･･･うん、それじゃお休み」

俺「○○(上妹)？携帯？」
下「友達の家だって。酔ってた」
俺「そっか」

そのまま帰路について、途中夕飯どちらも食ってなかったので冒頭の如くファミレスで食事。
終始ほぼ無言。

食後帰路を急ぎ、久々に見る家に到着。下妹を送り届ける。

下「･･･お休み」
俺「おやすみ」

391 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/30(日) 02:00:53.64 2dAMqW7z0
>>372>>374
整理中
まとまってないが下妹来た
どうしよう離れとくか？

多分こんな感じだった。つーか今考えると下妹と話してた時変に緊張してた。
･･･ごめんなんか多分「泊めて？」が整理中のやつの琴線に触れて俺がその場しのぎの極端な回答しただけだ

403 名前：全裸朝勃兄 ◆V4JlNqGHs6 投稿日：2006/04/30(日) 02:12:14.25 +M/DV5lQ0
おはようございます

407 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/04/30(日) 02:13:49.21 2dAMqW7z0
>>399
　ま　て　ｗ

取り合えず今日は寝て明日電話して誤る事にする
皆すまんかった、色々と意見ｻﾝｸｽ。ほんと有難い
それじゃお休み、ありがとうﾉｼ

>>403
お休みなさい、全裸で

411 名前：全裸朝勃兄 ◆V4JlNqGHs6 投稿日：2006/04/30(日) 02:16:07.36 +M/DV5lQ0
どもども、やっと熱下がりましたよ

>>407
ちょｗｗｗｗ
お久しぶりですﾉｼ

>>408
　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　!i　　　　　,　-―――-　　　　|
　　　|　　i!　　　　　　　　　　　　!i　　　i|　／　／　　　　　　＼ i　　　i
　　　　　　　　|　　　i　　　　　　l　　　　 /＿∠＿＿＿＿_＼＿ヽ
　 γ￣￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　i!　　　 ∧＿∧||
　i |二二二|　　　　　　　|　　　　　　　　 ∧∧´Д｀；||∧∧
　　ゝ_＿_ソ　　　　|　　　　　　　!　　　　(= 　ﾟ)∧∧c(дﾟ=)　　　i!
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　i　!　| |　　　　　　　　　　　　　　　　　し-∪(=　っдﾟ=)　　　|!
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　　|　　 |　　　／/＿＿＿_＼　　　　　ゝっ　i=　　|と　=）～
　　|＿＿|　　/ ／　　 ii　　＼ i　|!　　　　∩しｰＪ　|ﾟ=)　　i　　　　|
i　　!　| |　　　'<　　.∧/||　　　 >　　　.∧∧　| 　とノ
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　　i⊂! !⊃i　　 i　 |=　Φ　　　　　　　 /=　.っ　| 　 |　　　　　　　i!
　　l;,＿＿,;l　i! 　i　しｰＪ　　　　　　　~ιｰＪ＿＿）＿_)　　　　　!

940 名前：全裸朝勃兄 ◆V4JlNqGHs6 投稿日：2006/05/01(月) 00:03:31.61 dKacvMya0
では寝ます
みなさまおやすみなさい
　　　∧∧
　　 ( ﾟ∀ﾟ )
　＿|　⊃／(＿＿_
／　└-(＿＿＿_／
￣￣￣￣￣￣￣

983 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 00:16:27.00 ZnsaRERO0
>>968
乙

思いっきり喉痛かったが昼頃まで寝て惰眠を貪りつつ、起きて水分補給。
何か食おうと冷蔵庫を開ける。

やべえ、今日買い出しに行くつもりだったから何も(ry
ダルイ体を奮い立たせつつ近くのｺﾝﾋﾞﾆへ

物資を買いつつ、忘れずに電話もしようと昨日の事思い出しながら公衆電話から家にかける。

31 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 00:34:57.02 ZnsaRERO0
俺「･･･○○(上妹)？」
上「･･･あ、お兄ちゃん？久しぶり～」
俺「うむお久しぶり」
上「･･･どしたの？ていうか家に電話掛けてくるとか初めてじゃ」
俺「いやちょっとホームシックで」
上「ふ～ん･･･いいの？電話とか」
俺「いや別に連絡一切寄越すなとか言われた訳でも無いし･･･」
上「そうなんだ」

かなりテンパりつつも、久々に聞いた上妹の声にちょっと和む。
　そ　し　て　ど　う　下　妹　と　話　す　所　に　持　っ　て　い　く　か　悩　む

俺「母さんは？」
上「御婆ちゃんの所。何か用事？」
俺「いや、別に･･･みりんのビン割ったから新しいの買って宅配してくれとか」
上「自分で買ったら？」
俺「いや俺そんな調味料使わんし」
上「じゃあ何でみりん必要なの？」
俺「いや何故か荷物に混入させてた母さんに意見でもと」

さて、親父はスルーして本命だ。

俺「ところで○○(下妹)は？」
上「え？」

52 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 00:45:51.91 ZnsaRERO0
上「･･･○○(下妹)なら、今ちょっと出かけてるけど」
俺「そうか･･･」

上「伝言あるなr」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下「居るよ」
俺「･･･何か後ろのほうで声が聞こえたぞ」
上「空耳ですよお兄ちゃん」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下「お姉ちゃんー」
俺「嘘付け後ろ居るだろ」
上「ほっといて話しようよ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下「お姉ちゃんーっ」
俺「いや一応電話した手前声聞いときたいなと」
上「･･･久々なんだしさ～大学でも会えないし話したいんだけど」
俺「待て気持ちは分かるがｗｗｗ」

　変　わ　っ　て　な　い　な　お　い

俺「取り合えず小銭の残りが心もとないんで変わって」
上「100円投入すれば～？」
俺「もったいないｗｗｗｗｗ」

上妹、電話を替わる。

71 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 00:59:28.29 ZnsaRERO0
俺「･･･もしもし？」
下「･･･もしもし」
俺「えっと、きの」
下「お兄ちゃん」
俺「ん？」

ｶﾞﾁｬ
ﾌﾟﾙﾙ
ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ　　　　　　　　　上「あっ」

ﾊﾞﾀﾝ

下「･･･昨日の事？」
俺「ああ、うん･･･何してたんだ？」
下「お姉ちゃんが聞き耳立ててたから、子機に変えて逃げた」
俺「ああ、なるほど･･･」

つまり俺の部屋に来たのは秘密と。
取り合えずその辺は置いといて、昨日の事を謝る。

下「それで？」
俺「ああえっとな、昨日はすまんかったﾌﾟﾂﾝ

ﾂｰ、ﾂｰ

100円を投入する俺。

113 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 01:23:05.42 ZnsaRERO0
ｶﾞﾁｬ

上「もしもし？」
俺「もしもし悪いが○○(下妹)と代わってくれ」
上「･･･お兄ちゃん？」
俺「金が切れたんだ」

下「･･･それで？」
俺「いや、昨日は俺が悪かったんだ、すまんかった。いや泊まるって言われてさ何かエロい事が頭を掠めて追い出された直接の原因だし何かそういうのヤバいかなって」
下「ちょっと落ち着いて」

ごめんかなりテンパってた。
取り合えず深呼吸して整理して、喋った。

俺「そのさ、何か泊まるって言われて必要以上にエロい事意識しちゃってさ、追い出された原因だしそういう事駄目だろ俺って勝手に解釈して拒絶したというか」
下「･･･えっと」
俺「別に兄妹なんだし、普通にお前泊めても全然よかったし、ごめんほんと悪い事した」

下「･･･何、勝手に変な事考えてるの？」
俺「いや」
下「私別にそういう意味で言ったんじゃないし」
俺「いやうん、俺の独りよがりで」
下「･･･昨日から･･･」
俺「ん？」
下「　こ　の　馬　鹿　」

ため息つかれた。
呆れられた。
怒られた。

139 名前：投げられ兄 ◆qUuDrBkEqs 投稿日：2006/05/01(月) 01:35:53.87 ZnsaRERO0
下「･･･それでそれ言うから電話したの？」
俺「いやだって昨日お前泣きそうだったから、ホント悪い事したなって･･･」
下「別にいいけど･･･」
俺「あ、はい」
下「･･･迷惑とかじゃなかったんだ」
俺「ああ、うんそんな事は無い」
下「そっか･･･所でお兄ちゃん風邪気味？さっきから咳してるけど」
俺「いや昨日全裸で寝たんで風邪ひいた」

先程の倍の勢いで呆れられた。

下「大丈夫な訳？」
俺「おうなんとか」
下「そっか･･･」
俺「ん、それじゃな、ホントすまんかった」
下「あ、うんまたね」
俺「おう、またな～」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上「･･･」

ｶﾞﾁｬﾝ

まあそんな感じですた。

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