PSPから見るSCEと久夛良木の歴史: 2006年9月

いつの間にやらPSPの 生産出荷台数が2000万台を突破。
ちなみに北米でのPSP発売は2005年3月

記念かどうかPSP、PS2開発者の一人、 川西泉氏インタビュー
――  7月に「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の出荷台数がワールドワイドで2000万台を超えました。 この数字をどう評価しますか。

 ゲームのプラットフォームとしては順調だと思います。この夏も結構売れてます。 ゲームのタイトルも割とそろってきたので,いい感じになってきたなと。

eディストリビューションの構想はPS2のときに, コンテンツの配信をディスク・メディアからネットワークに移行させたいという形でスタートしました。 ただ,当時はADSLも姿がなかったくらいなので,ブロードバンド環境が整っていなかったことから,実現は不可能でした。
今回はもう光ファイバが普及しています。本格的にeディストリビューションを実現できる環境になったと考え, 3月の時点で改めて発表しました。
ネットワーク経由で配信するのは「プレイステーション3」(PS3)やPSP,PS1などのゲームです。 人気のあるシリーズものは別ですが,最近のゲームはパッケージを見ただけでは中身が分かりにくくなっているので, “お試し版”を配信することも考えています。
ダウンロード量は簡単に言うとCD一枚分,最大600Mバイトになります。 PS1のゲームはプログラム自体は小さいのですが,音楽データがCDトラックに記録されています。 音楽データが入っていると容量としてはかなり大きい。
ただ,今のインターネット経由の配信状況を見ていると400Mから500Mバイトくらいのファイルをダウンロードしても, それほど時間はかからない。それくらいの容量は許容範囲かなと考えました。
将来的にPS3のゲームのネットワーク配信を考えると,容量は1Gバイトを超えるでしょう。 配信はそういうオーダーで考えています。容量については思い切ります。

―― コンテンツをダウンロードする端末は何ですか。
PS3経由とパソコン経由,そしてPSPの無線LANで直接受信する三つです。
オープンなネットワークを利用するというのが基本的なスタンスなので,パソコン経由にも対応します。

―― パソコンでも「PS1エミュレータで遊びたい」という要望が出てきそうです。 提供する可能性はありますか。
それもあり得るでしょう。極論すると,最近の携帯電話はどんどん進化していますから, 携帯電話の上でエミュレータを動かすことも将来は不可能ではなくなります。 そうなると,“バーチャル・プラットフォーム”的なプレイステーションも可能性としてはアリかなと。 この議論を進めると「もうプレイステーション4はいらない」とか,だんだん夢の世界に入って行きますが。
PS3からPSPへの映像配信もあり得ます。つまり,PS3でレンダリング(*9)した映像を無線LANでPSPに送るわけです。 PS3をホーム・サーバーのように家の中心に置くマシンだとすると,PSPは自分に紐付いている情報端末。
PS3の映像がそのままPSPに映るわけですから,PSPがあたかも“バーチャルPS3”になってしまいます。 で,その先のネットワーク越しにあるものが何かといえば,それが先ほどのCellサーバーの話になります。

―― PSPに携帯電話の機能を付けるとか,そんなことを考えませんか。
可能性の一つとしてはあると思います。否定はしません。個人的にもとても興味があります。
やはり無線LANはどこでもつながるわけではないので常時接続とは言えません。 一方,携帯電話は事実上の常時接続ですよね。携帯電話の通信速度が上がれば上がるほど魅力的ですし, そういうトライができたら非常に面白いなと思います。
―― PSPが“情報端末”になることはありますか。
いわゆるPDA(携帯情報端末)的な使い方だと思うのですが,それはユーザーさんの要望次第ですね。 すでにWebブラウザも搭載しましたし,その流れで, スケジュール管理やメーラーといったアプリケーションが登場するかもしれません。
ただ,コンセプトがぼけないことが大事です。「これは何ですか」と聞かれて, 何だか分からない機械になってしまっては困ります。
PSPは明らかに携帯ゲーム機という位置付けでスタートしましたが,中長期的に見れば, 携帯型のネットワーク・デバイスであるべきだという考えはあります。 そのときに情報端末的な需要があれば,そういった方向性はあり得るでしょう。 その際はストレージにHDDが欲しいとか,いろいろな夢が出てきますね。 ただ,そういう流れの中でもどこに軸足を置くかというと,SCEとしてはエンターテインメントなんです。

既にPSPはなんだか分からないものに成り果てている。
iモード程度の負荷で まともに運営できないサーバーしか管理できないところが数百メガバイトのデータを管理しきれるとはとても思えない。

PS3公式サイト
* Video output in HD requires cables and an HD-compatible display, both sold separately. Copy-protected Blu-ray video discs can only output at 1080p using an HDMI cable connected to a device that is compatible with the HDCP standard. HDMI cable not included. Additional equipment may be required to use the HDMI connector.
** HDMI cable not included. Additional equipment may be required to use the HDMI connector.
*** Requires broadband internet service and a wireless access point or LAN. Certain limitations apply to Wi-Fi connectivity. See the product documentation for details. User is responsible for Internet service fees.

* Video output in HD requires cables and an HD-compatible display, both sold separately. Copy-protected Blu-ray video discs can only output at 1080p using an HDMI cable connected to a device that is compatible with the HDCP standard. HDMI cable not included. Additional equipment may be required to use the HDMI connector.

* HDMI cable not included. Additional equipment may be required to use the HDMI connector.

1080p(D5相当)のフルハイビジョン画質でBDを視聴するにはHDMIが必須、 ところが高い方でもHDMIケーブルは別売り、劣化版はそもそもHDMI端子自体が存在しない。
御自慢の高画質を心底堪能できる人間は日本人口の何割であろうか。

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0605/09/news046.html
初回出荷台数を200万台、またその後の出荷台数も発表されたが、 この件に関しても「もちろん、これはきちんと用意できると確認した上で発表した数字です。 地震や盗難といった突発的な問題が発生する可能性もあるので絶対とは言えませんが、 そういったトラブルさえなければ、まったく問題ない数字です。 ですから、きちんとこの数を出荷しますので安心してください」と自信をのぞかせる。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060510/237221/?P=3&ST=newtech

月産100万台を予定している。そこに向けて,部品を調達するメドは立った。 これは検証済み,よほどの見落としがない限りは。

そういううれしい悲鳴は早く聞きたいな。ただ,ネットワークの時代,そしてプレイステーションの世界が広がった今, どこかの地域だけ販売するという戦略は許されないとの認識がある。PSのときは1年,PS2の時は半年と, 日本先行でビジネスを展開したが,もう世界は一つ。ほぼ同時期に発売することに意味がある。 そのためにどうするか,ロジスティクスを含めた生産から販売までの体制を十分に吟味・検討した。

今年春に発売できていれば,まずは日本から,そして世界へという戦略も取れたかもしれない。 でも,これだけ待たせてしまった以上,日本以外の人をさらに待たせるわけにはいかない。


http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060906/120855/

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2006年9月6日に東京都内で緊急の記者発表会を開き, 2006年11月17日に予定していた「プレイステーション 3」の欧州における発売を2007年3月上旬に延期することを明らかにした。 日本での発売は2006年11月11日,米国では同17日で従来と変わらない。

欧州での発売を延期したのは,Blu-ray Disc装置の光ヘッドに用いる青紫色半導体レーザの量産開始が 当初の予定より遅れたためという。半導体レーザは,ソニー白石セミコンダクタ製。

チャンバーの違いによる製造条件のばらつきを予測できず予定の数量を確保できなかった。 この結果,ゲーム本体の本格量産の開始が当初の予定から1カ月遅れ,9月末にずれ込んだ。 現在は木更津工場で量産試作にはいっている。半導体レーザの量産は既にメドをつけている。

量産開始が遅れたため,日本における発売初日の出荷台数は当初の予定よりも少ない10万台程度になる。 米国では40万台くらいを予定する。SCEは2006年5月にPS3の発売時期や価格を発表した際に, 日米欧の各地域に向けた初期出荷台数を合わせて200万台とし,2006年末までに400万台を出荷する計画を明らかにしていた (価格などの正式発表時の記事)。このとき600万台としていた2007年3月末までの全世界における出荷予定数に変更はない。

そもそもまともな実機自体出来上がっていないのではないかというもっぱらの噂。
ゴシップ記事

都合の悪いことはなるべく小さく発表したいということなのか、 6日に行われた久多良木健SCE社長によるPS3の発売再延期の発表は、 同社本社で一般紙記者や内外の通信社など約20人だけが集められた。 同社の記者会見では、新聞、テレビ、ゲーム雑誌、ネット媒体など少なくとも200人は集まるのが通常となっている。

深刻なのは、延期の原因がBDドライブ(駆動装置)に用いる青紫色レーザーの半導体の量産が遅れていること。 作っているのは親会社のソニーだ。久多良木氏は会見で「本当は(発売延期の原因となった) ソニーの担当者が(記者会見に)来るべきだが来ていない」とカンカン。 ソニーの製造技術や能力が落ちたのではとのマスコミからの質問には、 「現時点ではその通りかもしれない」と答えるなど、穏やかでない心中がありありだった。

ソニーはノートパソコン用リチウムイオン電池の発火問題を起こしたばかり。技術力への信頼も揺らぎかねない。

発表を受けて投資判断引き下げ

発表を受けて新光証券では、最上の「1」としていたソニーの投資判断を、 「2+」、「2」、「2─」を飛び越えて一気に最も低い「3」まで4段階引き下げており、市場で関心を集めている。

新光証券によると、PS3の出荷計画の後退によりPS3のマーケットプレゼンスの低下が避けられず、 ゲーム事業の収益寄与が期待しにくくなることが、投資判断の見直しにつながった。 中期業績へのネガティブインパクトは非常に大きく、株価は当面下振れのリスクがあると指摘している。

むしろ今まで1だったことが驚きである。

XBOX360コアシステム日本で 発売決定
マイクロソフトは9月8日、「Xbox 360」の廉価版「Xbox 360 コアシステム」を11月2日に発売すると発表した。 価格は2万9800円(税込み、以下同じ)。 従来の「基本システム」(3万9795円)からHDDなどを省き、約1万円安価にした。

本体とコントローラー、ACアダプターのセット。 基本システムからHDD(20Gバイト)、メディアリモコン、D端子用HDケーブル、LANケーブル、単三形乾電池を省き、 ワイヤレスコントローラーを有線コントローラーに、D端子用HDケーブルをコンポジットケーブルに代えた。

発売記念として、期間限定で「プロジェクトゴッサム レーシング 3」「NINETY-NINE NIGHTS」の2本のソフトが付属する。

北米では発売当初から存在したコアシステムだが、日本でもついに発売決定。 ソフト2本付きで考えると驚異的な安さだが、はっきり言って使えない。
こんなところで劣化版を真似せずとも良かろうに。

2006/09/11 DVD+HDDVD

ある時はDVD、またあるときはHD-DVDとなる ツインフォーマットDVD開発。
メモリーテック株式会社と株式会社東芝は11日、 ディスクの片面からHD DVDおよびDVDを再生可能な3層のツインフォーマットディスクを開発したと発表した。

このディスクは、再生ヘッドに近い側から、DVD(4.7GB)、2層HD DVD(30GB)の3層構造をしており、 片面で2つのフォーマットに対応しているのが特徴。 また、この技術を応用し、2層DVD(8.5GB)と1層HD DVD(15GB)を組み合わせることも可能だという。

この3層ツインフォーマットディスクは、HD DVDプレーヤーだけでなく、 既存のDVDプレーヤーでもDVD部分を再生できる。なお、今回発表のディスクは読み込み専用のROMディスクのみ。

コスト問題さえ解決すれば、DVDで出す代わりにとりあえずHD-DVDツインフォーマットで、 という流れになってもおかしくはない。

一体誰に売れているのかさっぱり解らない PS Pictogram シリーズ、またま(ry発売。
「PS Pictgram」シリーズ第4弾「PS Pictogram × PUMA」として、 PSP本体を収納できるバッグ「UM Bag」シリーズ2種類を9月21日に数量限定で発売する。 価格は、「UM CARGO Bag」が14,700円、「UM CB Bag」は7,140円。

第4弾の今回は、スポーツライフスタイルブランドとして知られる「PUMA」の 「Urban Mobility コレクション」とのコラボレーションにより、 PSPの持ち運びに便利なデザインバッグ「UM Bagシリーズ」2種類が発売される

2006/09/13 新型iPod

iPodキラーのことなど誰も覚えてないと思うが 新型iPod登場
「iPod nano」
価格は2Gバイト版が149ドル(税込1万7800円)、4Gバイト版が199ドル(2万3800円)、 8Gバイト版が249ドル(2万9800円)。世界中で本日よりただちに販売開始となる。

iPod shuffleは前世代モデルとデザインを一新。サイズは半分以下(41.2ミリ×27.3ミリ×10.5ミリ)で、 クリップで簡単に取り付けられる形になった。
価格は79ドル(9800円)で、出荷開始は10月の予定。

第5世代新iPodは2.5インチのカラー液晶搭載で、明るさが60%改善された。 容量は30Gバイトと80Gバイトの2種類で、重さはそれぞれ136グラムと157グラム
価格は30Gバイト版が249ドル(2万9800円)、80Gバイト版が349ドル(4万2800円)。 世界中で本日よりただちに販売開始となる。

相変わらず再生時間が少なすぎるがまあ売れるのであろう。
同時にiTMSがiTSに変更

大きな変更点は、iTunes Music Store(iTMS)の名称が「iTunes Store」となったこと。 これは、ゲーム、映画のダウンロードを開始したこととも関連する。

ゲームのダウンロード購入は日本のストアでも可能。ダウンロードしたゲームは、第5世代iPodでのみ利用可能。 iTunesおよびPC、Macではプレイできない。 初期ラインアップは「テトリス」「パックマン」「ミニゴルフ」「マージャン」ほか9作品。 各600円で販売されている。米国ストアでの価格は4.99ドル。

同じく新設の「Movies」コーナーでダウンロード購入可能になった長編映画は、 スティーブ・ジョブズCEOが取締役を務めるDisney傘下の最新作を含めた74作品がラインアップしている。 価格は新作(22作品)が12.99ドル、旧作(52作品)が9.99ドル。

ダウンロードされる映画の容量は2時間で約1.3Gバイト。解像度は640×344ピクセル。

PSPのお株を奪いかねないミニゲーム対応、映画販売が始まってしまう。
やはり、ゲーム機としてならとまだしもデジモノとして一つの商品を長く売っていくのは無理がある。

対抗馬の才色兼備な”Walkman"何をしてるかというと

ソニーは12日、デジタル携帯音楽プレーヤー「ウォークマンSシリーズ」の「NW―S203F」と 関連アクセサリー2種類の発売を、当初予定の15日から23日に延期すると発表した。

部品のIC(集積回路)に正常に動かないものが見つかり、生産が遅れたためとしている。 IC部品は他社製で、正常に動くものもある。

ソニーは正常な部品を選んで生産を続け、23日の発売に間に合わせる方針。 不具合の内容についてソニーは「具体的には言えない」(広報センター)としている。

「言えない」

( ゚д゚)

2006/09/14 Wii詳細発表

任天堂Wii詳細が明かされる
発売日は12月2日、25000円。

フォトチャンネル:テレビで写真を閲覧する機能。
ニュースチャンネル:ニュースを表示。
ウェザーチャンネル:天気を表示。
Operaによるウェブサイト閲覧が可能。

バーチャルコンソールの価格:FC:500円、SFC:800円、N64:1000円程度、MSX参入決定
任天堂のソフトが30タイトル、メガドライブ、PCエンジンのソフトを加えて60タイトル前後になりそう。 その後、月に10タイトル程度が追加される。

Wiiのロンチタイトルも発表になった。本体と同時に10社から16タイトルが発売に。 ラインアップには『ゼルダ』や『Wiiスポーツ』なども含まれる。なお『ゼルダ』は、税込みで6800円。 ソフトの価格帯は、4800円〜6800円になる見込み。

ほぼ予想通りではあるが、予想を超えるところがなかったのが微妙に残念。

ITMediaインタビュー

――今日の「Wii Preview」では“ゲーム機以外の使い方”をアピールしていたように見えたが。
また、任天堂はゲームだけをやると言っていたのにゲーム以外のことをやり出したのかという疑問に対しても 「いやそうではない」と。ゲームに興味を持っている顧客に訴えてゲーム機を普及させ、 そこから興味を持っていない層に普及させるのは無理だ。 今のままだと家の中にゲーム機があっても、興味のない人は永遠に触らない。 その壁が壊れないと、据え置き型ゲーム機のゲーム人口はニンテンドーDSの時のようには増えない。

――他社もゲーム機以外の“エンターテインメント性”を訴えているように見えるが、 その戦略についてはどう考えるか。
他社とどう競争していくのか、とメディアからいつも質問を受けるのだが、 わたしはライバルメーカーと競争しているという意識が本当にない。 というのは、競争してもゲーム人口は増えないと思っているからだ。 わたしたちが戦っているのはライバルメーカーではなく、ユーザーの無関心だ。 ユーザーがWiiに触って納得してくれて、「Wiiに触ったらおもしろかった」とほかの人にどんどん伝えていくような “循環”が起きないと、多分Wiiによるゲーム人口の拡大はできない。我々はユーザーの無関心と戦っているため、 ライバルメーカーとの戦いに意識が行っていない。この結果として、ライバルメーカーについてどう思うかをを問われても 「我々とは違う方向を目指していらっしゃるのですね」という答えしか出てこない。

ローンチの際にはマーケットに混乱が起きてはいけない。Wiiは今日現在ですでに量産を始めているので、 発売する気になれば発売日を繰り上げることもできる。 ただしそのときにものすごく少ない数量ではユーザーに迷惑をかける。 このため、商戦期を逃さずゆったりとやろう、ということで進めている。 ただし今日現在で発売日に用意できる数量を語るのは早すぎるので、機会があれば改めて話をしたい。

――ニンテンドーDSとWiiが合わさって、 今後は情報通信端末へ進化していくような印象を受けたのだが。またオンラインゲームとは競合しないのか。
確かに今日の発表で、我々が何をしたいのかということを伝えたことを切り捨てて“機能”だけの1面を切り出すと、任天堂は情報通信端末を作りに来たように見えるだろう。ただ、我々はどうしたらゲームをプレイしてもらえるかを考えてきただけだ。ビデオゲームという、これまで積み重ねられてきた、人間がコンピュータに何かを入れると、コンピュータから何らかの反応が返ってくるのがおもしろい、という存在。その中で、ハードとソフトを一体にして作って、世界一おもしろいものを作ることができる会社でありたいと思っているのが任天堂だ。これを実現するために、どうしたらゲームに興味を持ってくれるだろう、どうしたらこのリモコンに毎日触ってくれるのかを考えたときに、「ニュースチャンネル」や「お天気チャンネル」といった“触るきっかけ”が有効に働くのではないか、ということだ。

――プロセッサの詳細について教えてほしい。
これまでのゲーム業界の進歩方向は、ハイパワー・ハイパフォーマンスだった。電気を消費しても、熱が出てもいいからハイパフォーマンスなものを作ろうということだ。一方ニンテンドーDSのような携帯ゲーム機は何を目指しているかというと、ローパワー・ローパフォーマンス。ローパワー・ハイパフォーマンスはかなり難しいのだが、Wiiの場合は、そこを目指したら何ができるかと考えてきたのが1つの特徴になっている。我々はどんなに電気を消費してもいいから強力であるという方向よりも、静かであったり、24時間インターネットにつながるといった特徴の方が、最終的には我々が目指すゲーム人口拡大に寄与できるのではないかと考えたので、その方向に振ったわけだ。

また、パフォーマンス上の数字を言うつもりはない。というのは、パワーゲームをしているのなら「うちの車は何馬力です」と言えばいいが、そうではないので、数字を出してもユーザーにアピールするとは考えていないからだ。

このような現象が段階を追って進んでいくものだと考えているので、最初から湯水のように広告をすればすべてが解決するとは思わない。ただ、プロモーションはユーザーに驚いてもらうからこそ意味があるので、何カ月も前から詳細を発表することはできない。段階を置いてプロモーションしていくが、物量を多くすればいいというものではないと思っている。

Gpara

「よく、他社ハードと比較されるが、我々は競争しているとは思っていない。ハードメーカー間で競争すると、意識がライバルに向いてしまい、ユーザーに向かなくなる。それでは、ユーザーの信頼を得られない」
「どうしたら、毎日、ゲームのコントローラを持ってくれるのか? いつも、それをみんなで考えていた。その答えのひとつが、ゲーム以外の機能だ」
「いきなりゲームユーザーを増やすのではなく、まずは1世帯あたりのゲーム人口を増やす。これまでと同じハード・ゲーム・パブリッシングでは、人口は増えない」
「我々はパワーゲームをしているのではない。他社を叩けば、我々が伸びるというわけではない。すべてのエンタテインメントがライバルになりうるが、それは敵ではない。我々もユーザーに認知されるエンタテインメントを作るだけ」
「これまで、門外不出だった宮本のアイディアを積極的に出すようにしている」

これまで、任天堂のプラットホームは、「ハードが売れてもサードパーティのソフトが売れない」という事態を多く招いている。実際、好調が伝えられるNDSもメディアクリエイト販売ランキングを見るとNDSソフトが7本ランクインしているが、6タイトルが任天堂作品である。しかし、今後Wiiにおいて宮本氏の作成したライブラリがサードパーティに公開されることで、こうした弊害が解消される可能性もある。そこからソフトラインナップの拡充が進み、Wiiの普及が広がることも考えられる。これも、Wiiのコンセプトを推し進める施策のひとつなのであろう。それだけ、本気ということだ。

しかし、ここで新たな疑問が浮かび上がる。「Wiiはどこに向かっているのか」と。岩田社長は、こう答えている。「いくらNDSやインターネットとの連携があっても、Wiiを情報端末にする気はない」。
ゲーム以外の機能をフックに新たなゲームユーザーを取り込んでも、結局は彼らをゲームに導いていくのである。そのためにも、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『スーパーマリオギャラクシー』『ファイアーエムブレム 暁の女神』といった、“いわゆるゲームらしいゲーム”をラインナップに加えているという。

一件他社を相手にしていないように見えてその実思いっきり批判していたりする。
また現在の所ゲーム以外何もできそうにないPS3が コンピュータを主張しているのに対し、 STBになれそうなWiiが頑なにゲーム機を主張しているのは面白い。

アップルやDellに続き東芝バッテリー回収を決定。
3〜5月に製造した自社製ノート型パソコン「dynabook(ダイナブック)」計8機種に搭載されたソニー製電池パックの一部に充電・放電できなくなる恐れがあるものが含まれているとして、リコール(回収・無償交換)すると発表した。

ソニーによると、他社から仕入れていた回路を絶縁するための紙に酸性成分が入っていたため、腐食して回路が壊れることがある。「紙の成分が途中で変えられたのを知らされていなかった」といい、ソニーの設計などには問題はなかったと説明している。

自社製品がどんな部品を使っているのかも解らないみたいです。

デルは責任はソニーにあると主張

Dell会長Michael Dell氏は、バッテリーに起因する一連の発火問題に関して、同社のPC製造方法に問題があったとする見解を否定し、責任は完全にバッテリーセルの製造元であるソニーにあると主張した。

Dell氏は米国時間9月12日、当地で開催されたDellのイベント「 Dell Technology Day 」においてZDNet UKに対し、「問題の原因は明確にわかっている。ソニーの製造プロセスにおいてセルに異物が混入したのだ」と述べた。

これは、DellのPC設計方法が、他社の設計方法と比べて、バッテリーセルの問題を引き起こしやすいとするソニーによる報告に反論したものである。

Dell氏は、「バッテリーに異物が混入していたのであり、そのバッテリーをどのように取り扱ったとしても問題があることには変わりがない」と述べた。「バッテリーは、どのような稀な状況においても発火してはならない(だからリコールを行った)」(Dell氏)

ソニー関係者は、「構成上の問題だ。同一のバッテリーをわれわれのVAIOにも使用しており、過熱の危険性に対しては独自の安全策を講じている。同じセルを使用する他のメーカーでも問題は生じていない。非常に稀にショートを起こす場合があるが、それはノートPCのシステム構成に起因するものである」と述べた。

航空会社カンタス航空、 大韓航空Virgin Atlantic等が相次いでノートパソコンの持ち込み、使用を禁止と発表。
実のところノートパソコンのバッテリーによる航空機の危機はかなり昔から大量に起こっているのだが、 今回の一連のバッテリー問題でようやく表面化した格好だ。

安全宣言出したはずの IBM製PCも発火というか爆発

258 名前:名無しさん必死だな 本日のレス 投稿日:2006/09/20(水) 00:22:43 VvKZvu6s
>>257
今度はIBMのノートでSonyバッテリー爆発?

261 名前:名無しさん必死だな 本日のレス 投稿日:2006/09/20(水) 01:10:21 hOxvVAgX
>>258
機械翻訳をかいつまむとこうなる
・ロサンゼルス国際空港でIBM Thinkpadが炎上した
・15秒ほど激しく燃えたらしい
・男性のPC(訳者中:バッテリー?)はソニーのサイトで
 問題があるリストには含まれていなかった
・DELLとAPPLEの騒動の時、Thinkpadについてリコールの話はなかった

事実だけ抜き出すとこんなところかな?

なぜか中国が反応

ノートパソコンに搭載されているソニー製電池が発火する可能性があるとして米デルなどが回収を進めている問題に関連して、中国の国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、質検総局)・検査課の王新・課長は「軽視できない問題だ」と述べた。14日付で中国新聞社が伝えた。

王課長は中国新聞社の取材に対して「ノートパソコンに搭載された一部の電池が発火する恐れがあると指摘されているが、軽視できない問題だ。消費者も十分注意してほしい」とコメントした。

更に王課長は「質検総局は事態を非常に重視している」「既に関係するメーカーの担当者を呼び出し、事故の状況や原因などについて詳しい説明を受けた」と述べた。

Linuxのすごい人Alan Cox氏のThinkPadも爆発

爆発したときThinkPadの前にいましたか? 火傷は?
幸い、ThinkPadから左側に1メートルほど離れたところにいた。片手と反対の腕に軽い火傷を負っただけで、救急車を呼ぶほどではなかった。
破片を飛ばしながら爆発したとのことですが、どれくらい遠くまで届きましたか?
4フィート(120cm)離れた液晶モニタをやられた。同じくらいの距離にあった壁にもあたっていた。モニタはラップトップとほぼ同じ高さにあったから、ぶつからなければもっと遠くまで飛んだかもしれない。断片は非常に熱くて、飛んだ先からも火が出てカーペットが溶けた。

ソニーは2006/09/01に品質管理専任役員を新設したが、 何の役に立ったのかどうかさっぱり解らない。

ITMedia
マイクロソフトは9月20日、Xbox 360専用のHD DVDプレーヤーを11月22日に国内で発売すると発表した。価格は2万790円(税込み)。

同ゲーム機の廉価版「コアシステム」(2万9800円)と組み合わせた場合、合計約5万円で次世代DVD再生環境を利用できるようになる。同社は「フルHDコンテンツをそのまま楽しめる選択肢を低価格で提供する」としている。

PS3や発売済のBD、HD-DVDプレイヤーと比べてもかなり安価。
ただ、DVDプレイヤーが数千円で買える現在に於いて、静音化等の付加価値がなければ普及するとは思えない。

ネットワークでのマッチングサービスや何やの基本的な部分からはお金をいただかない。

ファミ通スキャンその1 その2 その3
-----本作の特徴を教えてください。
山内 『GTHD』は、ふたつのパートから構成されています。ひとつは、“GTHDプレミアム”。 これで、プレイステーション3の性能をフルに使った『グランツーリスモ』を、『GT5』よりさきに体験できます。 ふたつのコースと、30台程度のクルマが収録される予定ですが、コース、クルマともにシリーズ初登場のものが登場します。 もうひとつは“GTHDクラシック”。E3でプレイアブル出展した『グランツーリスモHD』の世界を取り入れます。 こちらには、750車種以上のクルマと50以上のコースを用意しようと考えています。

山内 “GTHDプレミアム”のほうは、30台前後のクルマが最初から入っていて、アーケードモード的なゲームシステムで走れるようになります。 そして、ダウンロード可能なコンテンツとしてプレイステーション3のネットワークプラットフォームに、約30台のクルマが追加されていく予定です。 今作のコンセプトは、ピュアードライビングシミュレーターなんですよ。いわば道具としての『グランツーリスモ』です。僕らはドライビングシミュレーションシステムを提供して、後はユーザーの皆さんが好きなコースや、好きなクルマを自由に選んでください、という世界です。 いままでの『グランツーリスモ』みたいに、イベントで好成績を収めるとクルマがもらえるということは一切ないのです。任意のクルマとコースを自由に選んで、好きなように遊んでもらいたいという風に、カジュアルなプレイスタイルを目指しています。

-----“GTHDクラッシック”のほうも、クルマやコースを購入することになるのですか?
そうです。最初は何もない状態からスタートしますが、ネットワークプラットフォームに加入することで、世界が広がっていくのです。

纏めると、

「GTHDプレミアム」は30台 2コース
「GTHDクラシック」は何も無い状態から始まる

・クラシックは初期状態では何もなし
・今までのGTみたいにイベントでクルマがもらえるということは一切無い
・車一台 50円〜100円
・1コース 200円〜500円
・クラシックは750車種以上/50コース買える
・プレミアムは約30車種/2コース
・1000台限定車とかもある
・クラシックをコンプリートすると47500〜100000円
・ネットに繋がってないGTHDはゴミ

('A`)

GameDaily BIZにてSCEコーポレート・エグゼクティブ、ジャック・トレットン氏インタビュー
Said Tretton, "We really feel we carved out new territory [with the PS1] and then we built upon that with the PS2. The parallel that we draw to the PSP is that it is exactly the same to portable gaming to what the PlayStation was to console gaming, that we are carving this new road out and we are selling again to 20-something consumers that were not fans of portable entertainment, were not playing Game Boys because the technology and the software offerings just weren't appealing to them... And now because of the technology in PSP and the game offerings it appeals to them and that same consumer we carved out with the PlayStation is now being carved out with the PSP at an even much greater rate than we did with the original PlayStation. There's a lot of PlayStation legacy there that we've been able to capitalize on that we didn't have back in 1995, but I think it's very similar in terms of carving out a new audience and that new audience has generated $2 billion in revenue in the 17 months that the PSP has been out."

He continued, "I think obviously our competition, the handheld devices from Nintendo and specifically in the case of the DS, we really feel like they're appealing to the same audience that Game Boy has always appealed to. And if you look at the adoption rate of the DS over the first 17 months, not only does it trail the PSP but it also trails their other platforms... They're potentially losing some of their core audience and they're not really expanding beyond that and we think we're expanding into a completely new audience as we did with PlayStation. And we'll do just what we did on PlayStation; we'll dip down to the younger consumer eventually and we'll ultimately appeal to that vastly Earth wide audience we carved out with the original PlayStation."

We queried Tretton about Nintendo's approach to broaden the market and "touch" the so-called "grey gamers" in addition to appealing to the younger set, and while it's hard to imagine a PSP in the hands of a 60-year-old for instance, Tretton believes there are more middle aged and young people playing PlayStation systems than one might think. "I think it's a good premise, but I would tell you for a fact that there are much more people in their 50s and 60s playing PlayStation platforms in terms of console, than there are playing Nintendo platforms. So I think it's conceivable just as we did with the PS1 and PS2 that we could bring in that audience."

"You start with the core audience first and then it's much easier to reach down to a younger consumer and it's much easier to reach out to a passive gamer than it is to go the other way around and say, 'Well I saw my kid playing this and I was really attracted to it and I've started playing it now,' or 'I'm not really into gaming. I just bought it because I like puzzle games but now I think I want to play SOCOM.' ... So I think just as you saw us do with the original PlayStation and PS2, we start out with that core audience and then we expand out from there."

早速ソニー大好きEngadgetでネタにされる

「PSPは据え置きゲーム機におけるプレイステーションそのもの。われわれは新たな道を切り開き、かつて携帯ゲームで遊ばなかった層、ゲームボーイの技術やソフトウェアに魅力を感じなかった20代のユーザを開拓した。」
「ニンテンドーDSが訴求しているのはゲームボーイと同じ層。発売から17カ月の普及率を見れば、DSはPSPの後塵を拝しているだけでなく他のプラットフォームにも負けている。任天堂はコアとなる客層を潜在的に失いつつあり、それ以外の層にもほとんど拡大できていない。
その一方で、PSPはまったく新しいユーザ層を開拓している。ソニーはかつてプレイステーションで実現したのとまったく同じことを実行する。今後は若年層にも浸透を進め、いずれわれわれ自身が初代プレイステーションで開拓した地球規模の巨大なオーディエンスに訴求するだろう。」

(注:変な人ではありません。ソニーのとてもえらい人です。)
Nintendogsや川島教授がいわゆる非ゲーマー層にも受け入れられ、ニンテンドーDSが社会現象的な売り上げを示している日本の感覚からすると何か悪いものでも食べたのではないかと不安になってしまう現状認識ですが、トレットン氏はPSPが日本や欧州ほど苦戦していないSCEアメリカのEVP。同氏の目から見ればゲーム人口の拡大を進めているのは任天堂ではなくソニーであり、PSPがいずれPS/PS2の累計1億台に迫る普及を果たすのは必然のようです。

「Trettonは現実と向き合う必要がないのだろう」。
「SCEAの広報は重役用にもう少しましな現実味のある話を用意してやるべき」。

なにもかもが酷い。

TGS2006開催。
久夛良木氏の基調講演
基調講演では、次世代のエンターテインメントについての言及が多く、PLAYSTATION 3の機能については触られなかったが、終了後のトークセッションでは、20GB HDD搭載の下位モデルについて「HDMIを付けることにした」と明言。さらに、価格についても、低価格モデルの価格も「49,980円(税込み)にする」と宣言した。

同社では今回の仕様変更について、「2005年5月のE3においてPLAYSTATION 3の仕様を発表して以降、HDMIを搭載したフルHDフラットディスプレイが加速度的に市場に投入され、HDMIによる高画質映像や臨場感溢れるデジタルサウンドに対する需要が予想を超えて高まっていることから、全機種にHDMIを標準搭載することを決定した」とその理由を説明している。

PLAYSTATION 3は5月9日に発売日と価格を発表し、20GBモデルが62,790円(北米価格499ドル)。60GBモデルはオープンプライス(北米価格599ドル)としていた。また、20GBモデルにはHDMI端子を装備しておらず、Blu-ray Disc普及のカギとなる製品としては、「高価すぎる」と疑問の声が上がっていた。

プレスリリース

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、次世代コンピュータエンタテインメントシステム「プレイステーション 3」(PS3)HDD20GB にHDMI※(Ver1.3 Deep Color対応)出力端子を標準搭載いたします。加えて、同機種の日本国内の価格を希望小売価格49,980円(税込)に設定いたします。

日系BP

──お値段もちょっと高いという声が結構聞かれていますが、それはどうなんでしょう。
久夛良木氏:今日は出てこなければよかったですね(笑)。最初にアメリカで値段を決めたんです。499ドルだよねと。E3の発表以降、リテーラーもソフトメーカーもユーザーも全然問題ないというか、「そんな安くていいのか」という人も一部にはいらっしゃる。ヨーロッパでも、まあ499ユーロだよねと。
でも日本のユーザーの皆さんやメディアの方からは「高い」とずっと言われ続けていてなかなか収まらない。よく考えてみたらほかの通貨(ドル)で決めて、逆算して円に直したら5万9800円。消費税入れて6万いくらとなったから「高いじゃん」と言われているわけです。
こういう風に「高い高い高い」と言われ続けていると、さっき言った夢の世界がなかなかできないなと思ったりするので……。爆弾発言なんですけど、キーノートスピーチの中で言ってしまったら終わりになっちゃうんですけど、消費税込みで5万円を切ろうと。4万9980円……20円ですけど、5万円を切る値段で出させてもらおうかなと思っています。いいですよね!(会場から拍手)

発売遅れとかは結構皆さんムッとするかもしれませんが、こういった変更というのはきっと歓迎してくれるかなと思うので、会場にいらっしゃる方も「やった!」と喜んでくれるとうれしいです。「また変更があった」とか新聞に書かれると私はちょっと悲しくなるのでそれだけは勘弁してください。

頑張った。SCE超頑張った。
この値段ならまだ勝負になるかもしれない。
劣化版だが。

翌日の朝刊。朝日新聞 毎日新聞 読売新聞 日経新聞 夕刊フジ

299 名前:その1 New! 投稿日:2006/09/23(土) 10:59:31 ID:46O3ynpE
日経朝刊2面紙面をまとめます
・ソニーは巨額の半導体投資の回収のために普及台数を優先し、
 そのための値下げを敢行する。
・当初の価格である6万円台の発表した際、
 久多良木氏は「もっと高くてもいい」と強気の姿勢だったが、
 今回の値下げでその考えを転換したことについて
 「(価格が)高い高いといわれ続けていると夢の世界を実現できないから5万円を切る値段にした」と説明する。
・SCEからSONYへのPS3値下げ打診は先週中に行われた。
 しかし、半導体投資の回収を優先させたいエレクトロニクス部門幹部は、
 もともと(開発段階で)赤字であるPS3でさらにリスクを背負い込むことに慎重であったという。
 だがストリンガー会長は、CELL単品で既に投資した2000億円の回収を優先し、
 4万円台に価格を決めた。だが、それは発表直前に決めたという。
・今回の値下げで、今期の出荷台数を200万台とするならば、
 PS3は200億円程度の利下げ要因になると見られている。

久夛良木社長基調講演
ただし、これまで巨大で高性能システムを手元に引き寄せようとして発展してきたPCも、ある程度完成域に近づいてきており、巨大なOSも含めて、機能を盛り込んだおかげで、利便性や快適さが損なわれてきていると、久夛良木氏は指摘する。このため計算機能やデータベースなどの基幹機能をネットワークの向こうに置いて、ネットワーク越しでアクセスするという考えも出てきた。「これはオラクルが提唱したが、ネットワークのバンド幅やコンピュータの能力が低かったため、などの問題で普及しなかった。しかし現状では全世界で一定のブロードバンド環境が得られるし、PCもこれまでにないパワーを手にしているので、ネットワークの向こう側に巨大なサーバ、ストレージを持って利用することも可能になってきた。検索エンジンの登場で、ユーザーはネットワーク経由でありながら、あたかもスーパーコンピュータに接続しているかのような体験をすることも可能になった」

久夛良木氏は、世界中の地図データを集積したものを「リッジレーサー7」で利用するする例などを挙げ、「これまでの地形データは、制作者がリアルな世界で写真を撮影したりして製作してきた。ただしネットワーク越しにサーバで地図データを計算させて、それを使うことができれば、コストの面から言っても非常に大きな可能性がある」と語る。「いまではデジカメやハンディカムなどが普及しているので、ユーザーそれぞれが自分の周りの環境をアップロードして“グローバルマップシステム(GMS)”というようなデータベースを作ることもできる。そこにアクセスしてリアルタイムに飛び回ることができれば、まさに夢見た“どこでもドア”の世界が登場する」

そこで重要となるのが、誰もがプレイステーション 3を開放的に利用できることだ、と久夛良木氏。「インターネットにつながってみんなが楽しむだけでなく自らが使える環境を提供することが大事。オープンな開発環境を加速していく。開かれたネットワーク環境、開かれたプラットフォームから斬新なアイディアが生まれる」

こうした新たな動きを語る中で、12年前のプレイステーションにCD-ROMを導入したことを振り返りながら、「マスクROMはコストも高く、製作に時間もかかったが、安価で生産の早いCD-ROMを導入したことで、一瞬沈滞していた業界も活性化した。その結果膨大なタイトルが生まれてきたが、現在ではまた売れるソフトと売れないソフトの2極分化が始まっているし、ユーザーもクリエイターがチャレンジしたタイトルに手を出していない」と久夛良木氏。

「ゲーム制作の本来の姿は多様性の追求とクリエイターの想像の発露。現状はややもすると売れそうなシリーズものや、手軽な遊びだけに陥りがちな状況にあることには警鐘を鳴らすべきだ。ユーザーも新しいソフトを取りに行くことより、“何で遊ばせてくれるのか教えてほしい”というような受け身の姿勢になっていることも問題だ。SCEの全員が考えているのはイノベーション。イノベーションがないところに持続的な発展はない。本来のクリエイティビティを見据えながら、いまある問題に1つ1つ対応して、来たるべきネットワークセントリックな時代に時間をかけて待機しなければならない」

プレイステーション 3はゲーム機としては“やりすぎ”のようなスペックだが、ゲーム機のすごいところは誰でもTVにつないでくれること。そしてプレイステーション 3をインターネットにつなぎ始める最高のチャンスが生まれている。この2、3年はパッケージメディアと共存するだろうが、ネットワークを活用することで新しいサービスも生まれてくる」と久夛良木氏は語る。ネットワークの持つ双方向性を活用して、既存のしがらみで埋没しているクリエイターと、発信したいユーザーを結びつけたい」とも。

「プレイステーションフォーマットだけでなく、メガドライブのソフトも動作したらおもしろいし、これ以外のさまざまなソフトも配信したい」(久夛良木氏)。また、プレイステーション 3のプロモーションのために店頭へ設置される試遊台は、アメリカと日本を含めて数万台にのぼる。この活用方法としても、「それぞれをネットワークにつないで、最新のゲームをダウンロードしたり、アップロードするだけではなく、“街角TV”のようなプロモーションや、ICカードを使うことで少額課金を行い、アーケードゲームのように遊ぶこともできるかもしれない。気に入ったゲームを店頭で購入して持ち帰り、楽しむこともできるだろう」とのこと。

最後に久夛良木氏は、インターネットに接続されているPCを利用してアルツハイマーの遺伝子や難病のDNAを早期に見つけ出す「Folding@home」プロジェクトを紹介。プレイステーション 3の開発環境を対応させ、実験しているとのこと。プレイステーション 3発売後にユーザーがこのプロジェクトへ参加すれば、アルツハイマーにかかわらずサイエンスの分野が加速したら、人類にとって大きな助けになると思っている、と久夛良木氏。「ゲーム機はゲーム機だけと見られがちだが、ネットワークの進化に伴ってこういうことも可能になる」また、「ゲームの開発中も、サーバにアクセスしながら共同作業で制作しているが、そこにユーザーがアクセスして開発中のゲームソフトを見たりと、ユーザー側がアプローチすることもおもしろい。パッケージの時代ではできなかったライブのエンターテインメントが始まる」と指摘。 「ゲーム産業はいままさに未来の扉を開こうとしている。いままでの10年に起こったことより、これからの10年の方がはるかにおもしろくて刺激的でダイナミックでおもしろくて神秘的だ。コンピュータエンターテインメント産業がこの流れをリードしていく。プレイステーション 3を含む新しい世代のプラットフォームが、この大きな役割の一端を担っていけるかもしれないと考えると、プレイステーションをやっていてよかったと思う」

日本語でおk?

値下げの理由現実の理由

講演後のトークセッションでモデレーターの日経BPの浅見直樹氏が「PS3の価格は高いと言われていますが」と切り出すと久多良木社長は「米国の価格は500ドル、ユーザーもディーラーも問題ないと言っている。日本のユーザーやメディアは高いという声がなかなか静まらなかった。やはり高い、高いですかねえ。だから消費税込みで4万9980円で出そうと思っている。こういった変更なら歓迎してもらえるでしょう」と話した。

補足だが筆者が米E3や独ゲームコンベンションで取材した限りでは、共にPS3の本体価格は高いという声が聞かれた。日本での価格引き下げに伴い、米・欧のゲーマーから同様の要望があがるのは必至だろう。

セガの反応

一部報道にある“プレイステーション 3”でのメガドライブコンテンツの配信について
一部報道にある “プレイステーション 3” でのメガドライブコンテンツの配信における 『eディストリビューション』 でのメガドライブコンテンツの配信につきましては、弊社として正式発表できるものではありません。現在鋭意検討している段階です。

妄想は加速する

ネットワーク・コンピューティングの分野で久多良木氏が注目しているのは、「Google Earth」に代表される、巨大な地図データベース・アプリケーションだ。久多良木氏は、このようなネット上の巨大地図データベースが、現実の世界の姿を再現する存在になると予測する。現在の地図データベースは、解像度などが低く、決して現実の世界そのものを再現してはいない。しかし久多良木氏は、「法務局のデータベースに入っているような地図データだったり、建物の図面だったり、そういったデータが、どんどんネットワーク上に蓄積されるようになるだろう」と語る。
それだけではない。「もしかしたら、ユーザーが、自分のお茶の間だったり、学校だったり、お気に入りのレストランだったり、会社だったり、そういう自分の周りの景色のデータを、自らネットワーク上の地図データベースに『アップロード』するようになるかもしれない。今は誰もが、デジカメやデジタル・ビデオを持っている時代。そこにPS3のような高性能コンピュータがネットにつながっていれば、よりリアリティのあるデータをアップロードできる」と語る。

つまり、現在インターネット上で起こっている「Consumer Generated Media」(消費者作成メディア)のアプローチによって、ネット上にユーザー自身の手によって、地球が再現されるようになるというのだ。もちろん、ネット上で再現された地球こそが、PS3における新しいゲームの舞台になる。久多良木氏はこのようなイノベーションが実現することで、ゲーム開発のコストも下がる可能性があると指摘する。

最近のシミュレーション・ゲームは、ゲームの舞台である仮想世界の構築に多額の費用がかかっている。「SCE最大のヒット・タイトルである『グランツーリスモ』でも、実際のサーキットを取材して、静止画を撮ったりして、ゲーム上のサーキットを再現していた」。一方、ゲームに登場するGTカーを再現するのには、多額のコストはかからなかったという。「GTカーは、実在する設計書からデータを起こせたからである」(久多良木氏)。

ネット上に再現された地球があって、あらゆるゲーム開発者がこれを利用できれば、ゲームの舞台をスクラッチで構築する手間と費用を省ける。「開発のコストが下がれば、ゲーム制作はシステム開発や芸術性の追及といった、ゲームの本分に力を注げるようになる。最近のゲーム業界は、『売れそうな続編』や『手軽な遊び』に傾きがち。開発者がクリエイティブな作業に専念できるようになることで、この状況が変化する」。

共有の概念は、データだけではないようだ。例えばネットワーク上に巨大なCellサーバーをおいて、それをPS3ユーザーで使えるようにするプランを久多良木氏は夢見ている。共有するのはサーバーだけではない。久多良木氏はグリッド・コンピューティングで難病の原因となる遺伝子の解析を実行する「Folding@Home」というプロジェクトに、PS3が参加できるようにする考えも示した。久多良木氏は「ユーザーに賛同いただければ、Cellをつないで、人類が手にしたことのない計算パワーをアルツハイマーの研究などに活かしたい。PS3はパソコンの10倍の性能があり、ゲーム産業が社会や人類に貢献できる時期が到来する」と語っている。

誰がやるの?

値下げ発表を受けた業界の反応

ソニーがさえない 「PS3」、発売前に値下げと伝わる

(12時32分、コード6758)さえない。後場は前場終値と同じ前日比30円安の4830円で寄り付いた。前引け後にQUICK端末などを通じて、「ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木建社長は22日午前、『東京ゲームショウ2006』で講演し、11月発売予定のゲーム機『プレイステーション3(PS3)』の廉価版について、価格を当初予定の6万2790円から4万9980円に引き下げることを明らかにした」と伝わった。値下げにより販売数量の増加は見込まれる一方、2007年3月期の収益悪化も予想され、買いが手控えられている。
市場では「販売開始前に価格を引き下げたことは、ブランド力低下の裏返し」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長)との声が聞かれた。「もともとの価格設定が高かったことを考えると、(今回の値下げも)やむを得ない判断だ」(みずほインベスターズ証券の大沢充周アナリスト)との見方もあった。〔NQN〕

ソニーの開発部社長、 フィル・ハリソン氏インタビュー

―― まず、現在のプレイステーション 3向けタイトルの開発状況を教えてください。
フィル・ハリソン氏(以下、フィル) ブースを見ていただければわかるように、今回、非常に多くのプレイステーション 3(以下、PS3)向けタイトルを展示しています。そこからもだいたいの状況がお分かりいただけるかと思いますが、ローンチまでまだ時間がありますので、さらなるクオリティアップを目指してブラッシュアップを行っているところです。クオリティという意味では刻々と変化していますので、大きな意味での開発状況も刻々と変化していると言えるでしょう。
―― このようなことを聞いたのは、現在でもまだPS3本体と同時に発売されるローンチタイトルがどの程度の数になるのか、明確になっていないからです。そこで、現時点でだいたいどの程度の数をローンチタイトルとして考えているのか教えてください。
フィル 可能な限り多くの数を用意しようと思っています。実際に、ブースに展示されているタイトルのうちのいくつかは、完成間近であることがわかると思います。現時点ではまだ明確な数はお答えできませんが、もう少しローンチに近付いた段階で、正式なローンチタイトルを発表することになります。
―― PS3の特徴といえば、やはりHDクオリティのグラフィックだと思います。しかし、グラフィックのクオリティが上がればゲーム制作の手間や開発費も上がってしまいます。そういった点についてはどのようにお考えでしょうか。
フィル 次世代のハードウェアが登場するときには、常に同じ事が言われます。PS1の時もそうでしたし、PS2の時もそうでした。世代が交代するときには、常にある程度の不確実性や懸念がついてまわるものです。しかし、業界全体の経済的な基盤は拡大していますし、現在の市場規模や、それによるリターンの大きさから考えると、コスト増という部分の負担はそれほど高まっていないと考えます。
―― しかし、あまり資金力のない中小のゲームメーカーにとっては、やはり大きな負担になると思います。それによって、新しいアイデアが生まれにくくなり、業界が膠着状態に陥る懸念もあるかと思いますが?
フィル PS3には標準でネットワーク機能が用意されています。そして、ネットワーク機能を利用してゲームのダウンロードも可能です。これによって(コストをかけずに製作したタイトルも簡単に配布できるので)、そういった懸念も払拭できると考えています。ゲームの選択肢が増え、ゲーム自体の価格帯も広がるということは、プレーヤーにとってもいいことだと思います。PS1登場時に、ゲームの開発意欲が大きく盛り上がりましたが、その時のことを彷彿とさせます。とはいえ、既存の流通を通したパッケージメディアがなくなるということではありません。

一時期ロンチ0本と言われていた時期からするとずいぶんと進歩している。

海外で出ていたPSPの新色ようやく日本上陸

PS2とPSPの新色カラーは「可愛いピンクになりました」

フラッシュを焚いていないため写真では濃いめのピンク色に見えてしまっているが、実際の色は"ストロベリーアイス"のような柔らかい色(ニンテンドーDSのピンクよりも濃い)。発売時期は未定だが、どちらも「近日発売」のタグがついていた

PSPのカラーバリエーションはシチュエーションにあわせてピンク、シルバー、メタリックレッド、メタリックブルー、迷彩カラーの2種で、全6色のコンセプトが展示されていた。ピンクとシルバーのモデルは「近日発売」、他のモデルは「参考出品」となっていることから、近い将来PSPは全4色のラインアップになることがほぼ確実。これからPSPを買うユーザーにとっては、どの色を選ぶかが非常に悩ましくなるはず。

この状態ではどぎついピンクにしか見えないのが残念。

AC4の起動時間は約50秒

一般ユーザーの感想-26x ? = -Phlox diary-

今年も東京ゲームショー行ってきました。
個人的な目玉ソフトは当然リッジレーサー7。
PS3に初めてさわれる貴重な機会。
逃す手はない!
しかしここで大事件発生。
4台ある試遊台のうち、右から2台目がローディング途中に突然フリーズ。
まだ開発中のソフトだし、まぁしょうがないかな…と見ていると…

次々に連鎖反応を起こすかのようにフリーズし始める他の試遊台。

なんと試遊台全てが止まってしまいました……………
開発度80%を超えている(開発度100%とも言われていますが…)とも言われるソフトが、こうも簡単に落ちるのかと正直ショックでした。
ハード側の問題なのか、ソフト側の問題なのかはわかりませんが。
一番最初にフリーズした右から2番目の試遊台は更に再起動にも失敗する始末。
安定性の面ではかなり不安が残ります………

GTHD(グランツーリスモ)
30FPSですた(´・ω・`)

いや、もうそれ以外なんとも言えないです…

西川善司の3DゲームファンのためのTGS出展ゲームグラフィックス講座
当初、PCベースでPS3タイトル向けのグラフィックスのプロトタイプを作り込んでいた開発スタジオは、PS3実機へ持っていった際にパフォーマンスが出ずに相当苦労したというのだ。各スタジオの現場では、レンダリング解像度を下げ、シェーダを剥がすといった仕様のデチューン工程を経て、PS3実機に持っていったらしい。

同じGeForce 7800ベースのGPUなのに、どうしてこのようなことが起きたのか……その原因は3つほど挙げられる。

PS3のRSXは、その設計がGeForce 7800 GTXベースとはいうものの、ビデオメモリは128ビットバス接続で実は下位モデルの7600相当になってしまっておりビデオメモリ帯域が(7800系と比較して)狭いのだ。これがその原因の1つと考えられる。

2つ目は、2005年に公開されたRSXのスペックが、引き下げられた点。2005年時にはコアクロック550MHz、ビデオメモリ700MHzと公表されていたPS3のRSXだが、2006年のE3ではうってかわって「非公開」となり、最終的な発売モデルではコアクロック500MHz、ビデオメモリ650MHzへと引き下げられたと伝わってきている。

3つ目はROPユニットがGeForce 7800 GTXの半分しかないという事実。

RSXはGeForce 7800系と同じ24基のピクセルシェーダがあるが、ここからの出力を実際にビデオメモリにデータとして書き込む(ピクセルを描き出す)、「ROPユニット」(Rasterize OPeration Unit。レンダーバックエンドともいう)が、GeForce 7800系の16基なのに対して、RSXは半分の8基しかないのだ。これも丁度下位モデルのGeForce 7600系相当と同じになってしまっている。ROPユニットをケチった……と言うよりは、まずビデオメモリバスが128ビットと決定され、これとバランスするためにROPユニットを8基とした……といった感じではないだろうか。

【最新GPU基本スペック比較(一部筆者推測)】
GeForce 7800 GTX PS3 RSX
プロセスルール 0.11μm 90nm
トランジスタ数 3億2百万 N/A
コアクロック 430MHz 500MHz
メモリクロック 1.2GHz(600MHz×2) 1.3GHz(650MHz×2)
ビデオメモリタイプ/容量 GDDR3 SDRAM 256MB GDDR3 SDRAM 256MB
メモリバス幅 256bit 128bit
メモリバンド幅 38.4GB/sec 20.8GB/sec
ネイティヴ・インターフェイス PCI-Express x16 FlexI/O
頂点シェーダーバージョン 3.0 3.0
頂点パイプライン(=頂点シェーダ数) 8本 8本
ピクセルシェーダーバージョン 3.0 3.0
ピクセルパイプライン(=ピクセルシェーダ数) 24本 24本
ROPユニット数 16基 8基
頂点性能 8億6,000万頂点毎秒 10億頂点毎秒
フィルレート 68億8,000万テクセル毎秒 40億テクセル毎秒
同一設計とされるNVIDIA GeForce 7800 GTXとPS3 RSXの性能比較


● グランツーリスモHD / ポリフォニーデジタル
グラフィックスのアップグレードが凄まじい反面、車の挙動のリアリティはモーターストームには一歩譲る感じか。山内氏も「車の動きはオンラインアップデートする予定」と述べているのでそちらに期待したい。

車の動きはレースゲームの根幹なわけだが、それをグラフィックより後回しにするとはどういう神経なのだろうか?

2006/09/25 ソニー激震

週刊ダイヤモンド 2006/09/30号にてソニー特集。
34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44
22 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 10:10:21 aEBwQI2m
ダイヤモンド特集「ソニー激震」をまとめます。
(内容があまりに長く、また極めて衝撃的でまとめられる自信が全くありません。あしからず)
・ソニーには2500億円の転換社債の償還期限が
08年12月に迫っているが株式への転換は1円も行われていない。
・だがiPodのような斬新かつ市場を制圧、圧倒できる製品に欠け
事実上、プレステにすべてを賭けている。
・だからこそ、現場責任者が生産開始直前で変更され、
ゴミの付着でBD部品生産が遅れ、原因究明も遅れ
さらに欧州延期、出荷総数減はクタラギに「俺を殺す気か!」と激怒させるのに十分だった。
・さらに、SONY再建のキーマンたるストリンガーは
日本にほとんど居らず、中鉢はバッテリー問題で失脚状態
SONYの命運は全てクタラギの肩に懸かっている。

ごめん。凄惨とかむごたらしいとかそんなレベルじゃない。
まとめられない。SONYISTの俺には、辛すぎる。スマン。

71 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 10:27:11 aEBwQI2m
気を取り直してまとめ第2段。
・マイクロソフト幹部は「360とWiiを買ってもPS3、1台分と変わらない」と電卓を弾きながら冷笑する
・「かつてマーケティングや宣伝では任天堂が先行し、SCEがトリを飾ってきたが
今では立場を逆転され、主導権を任天堂が掌握している」
「日本市場では任天堂がSCEを凌駕し、
米国市場では我々が凌駕する。」

115 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 10:40:20 aEBwQI2m
ダイヤモンド特集記事のまとめグラウンドゼロ行きます。

・メリルリンチ証券試算のSCEの収益試算。
06年度のPS3一台当たりの損失はCELLやBDの原価がかさみ
約25,000円。
ソフト1300本のロイヤリティを加えても1900億円近い営業赤字。
5年後、
コストダウンで価格を3分の1に引き下げ、
ソフト売り上げ増加に伴いロイヤリティが8.5倍に膨らんでも
2010年度は328億円の営業赤字。
5期分の営業損失総額6000億円近く。

ハード販売数量とソフトの収益性を97年からまとめたグラフからの予想で
タイレシオはPS1の8本、PS2の6本から、
PS3では4本に低下する。
さらに、携帯電話やiPodなどが若年層からコンスタントに小遣いを吸い上げ、
PS3の収益は絶望的。

140 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 10:46:46 aEBwQI2m
ここでさらに一言付け加えよう。
赤字運営覚悟のオンラインでの赤字は計上されていない。

187 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 10:57:10 aEBwQI2m
>>171
あぁ、ダイヤモンド特集最後の方にな、
「かつて2000人規模のソフトウェア、コンテンツ開発部門は
ストリンガー体制になった際に150人に削減され、
ネット幽霊と呼ばれる部門となった」

556 名前:名無しさん必死だな 投稿日:2006/09/25(月) 19:15:32 udMrtPOW
オレもダイヤモンド買ったぜ!
あるテレビ部門幹部は語る。
「消費電力を450ワットにまで減らした液晶テレビに、
70ワット消費するCellを搭載するなど考えられない。
私の目の黒いうちは絶対のせない」

え? Cell70ワットも消費するのか…?

PS3の値下げ発表前の話だが、擁護の一片もない容赦のない記事。

Yahooでファミ通協力の下次世代機購入アンケート
いよいよ全貌が見えてきたPS3とWii、あなたは年末にどちらを買う?(協力:ファミ通ゲーム白書編集部)
・両方買う
・Wiiを買う
・PS3を買う
・どちらも買わずXbox 360を買う
・まだ様子を見たい

過去の出来事からYahooをまるで信用していない人たちの組織票によりXBOX360がトップになると、 何故か項目ごと消滅
顛末がVIPに目をつけられると、嫌がらせのようにPS3にひたすら投票するスクリプトが作られ、 PS3を買うに投票した延べ人数が初期出荷台数を超え、 20万票を超えたところでアンケートが停止される

2006年09月26日より 計243315票
・もちろん両方買う 2% 3468票
・PS3を買う 96% 232908票
・Wiiを買う 2% 3471票
・まだ様子を見たい 2% 3468票


他社に遅れること一ヶ月、ようやくソニーが 電池回収を発表
弊社は、ノートブック型コンピュータ(以下、ノートPC)の一部に採用されている弊社製リチウムイオン電池セルを使用した電池パックの自主交換プログラムを全世界で実施することを決定し、お取引先のPCメーカー各社さまに対しご案内することと致しました。

ご高承の通り、弊社では、先頃デル社ならびにアップルコンピュータ社による弊社製電池パックの回収に協力することを発表しております。その際、ご説明させて頂いておりますように、対象電池セルの一部に微細な金属粒子が入った場合、電池セル内の他部品と接触し、稀にではありますが、電池セル内部で短絡(ショート)を起こす可能性があります。通常内部短絡を起こした電池セルは電池機能を失うだけですが、ある稀な状況下においては、内部短絡が電池セルの過熱や場合により発火を引き起こすことがあると考えております。なお、このような事象が発生する可能性は、ノートPCのシステム構成の違いの影響を受けると判断しています。弊社は、この技術解析の見解は現時点においても妥当であると考えております。

この期に及んでも自分は悪くないと言い張る。

毎日新聞

ソニー:PC用電池の自主回収…「復活」足元から揺らぐ

電池に限らず主力の電機、ゲーム部門でトラブルや不手際が相次ぎ、製造現場の問題が浮き彫りとなっている。昨年7月に発足したストリンガー会長・中鉢良治社長の新体制は、電機部門の再建を最大の経営目標に掲げて、ものづくりの原点回帰を図っているが、復活のシナリオは足元から大きく揺らいでいる。
ソニーが回収を決めた電池は、すでに回収・無償交換に乗り出している米デルとアップルコンピュータのPCに搭載されていた電池と同時期に製造された同型のもので、いずれも製造過程で微細な金属粉が混入していた。電池に詳しい神奈川大の佐藤祐一工学部長は「不純物の混入は電池がショート・発火する大きな要因の一つ。混入をゼロにするために洗浄や検査を繰り返すのが普通で、あってはならない」と話す。
東芝が今月19日に発表したソニー製電池の無償交換も、原因は他メーカーが納入する材料の絶縁紙の素材が、ソニーの知らない間に変わり、酸性物質が混ざっていたという初歩的なものだった。ソニー幹部は「もらい事故」と話すが、業界関係者は「材料の品質管理はメーカーの基本のはずだ」と首をかしげる。

ソニー製電池の不具合と、ノート型PCの過熱・発火事故の因果関係は、現在も特定されていない。ソニーは「金属粉混入という電池側の問題と、充電方法などPC本体側の問題が重なり合った複合要因によるもの」(広報センター)と説明しているが、米デルのフォレスト・ノロッド副社長は「他社製の電池では問題は起きてない。PC本体側に問題はない」と真っ向から反論する。主張は大きく食い違っている。
ソニーの説明では、発火事故は特定の社(デル、アップル)のPCと電池の相性によって起きたもので、他社のPCで同様の事故が起きないはずだった。しかし、聯想(レノボ)製PCでも事故が起きたことで、ソニーの今までの説明は説得力を失った格好だ。

子供の言い訳かよ。

業界の反応

過熱や発火の恐れがあるソニー製のノートパソコン向けリチウムイオン電池を全世界で回収・交換する――。
ようやく得た最終合意はソニー経営陣にとっては思い切った決断だった。供給先やユーザーの不安を取り除くための最善策を率先して講じるという意識から、発火の危険性が極めて低い製品を含めて、「疑わしきは回収」との姿勢を貫き、全面回収を打ち出した。

だが、最初のトラブル発覚から1カ月半も経っており、米メディアや株式市場、消費者などからは「対応が後手に回った」と、全く逆の受け止め方をされた。「先手を打ったつもりなのに、なぜ理解してもらえないのか」。予想外の反応にソニーのある幹部は苛立ちを隠さない。

突然の発表に、供給先のパソコンメーカーも困惑気味だ。富士通の黒川博昭社長は「これまで1件の発火事件も報告されていないので心配していなかった。ただ、これだけの騒ぎになり、ソニーも自主回収すると言うなら、協力はしていく」と話す。
東芝のパソコン事業の担当者も「電池パックの安全管理は徹底しているので発火する恐れはないと思うが、回収することに決めた。まだ、回収対象となる機種が確定していないので、それが分かってから具体的な対応を始めることになる」と戸惑いを見せる。

予想通りなのは言わずもがな。

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