PSPから見るSCEと久夛良木の歴史: 2008年2月

2008/01/04 ZAITEN

ZAITEN2008年02月号にてソニー特集
ソニー「ゲーム事業撤退」のカウントダウン

ドバイの政府系投資会社ドバイ・インターナショナル・キャピタルが11月26日にソニー株を大量に取得したと発表した。保有比率は明らかになっていないが 大量保有報告書の提出義務が発生しない、5%未満のようだ。
この投資会社にはソニーの出井伸之前会長が11月29日付で助言役に就任した。 投資活動へのアドバイザーである。
今後、ソニーは中東マネーの掘り起こしを狙ってIR活動を強化する方針を打ち出したが、こうした一連の動きを市場筋は「どうも臭い」と指摘する。
ソニーは08年12月に2500億円の新株予約権付社債が転換期限を迎える。その時点で株価が行使価格(5605円)を下回れば、ソニーが負担せざるを得ない。
高株価維持は今やソニー経営陣にとって至上命題なのだ。>1.4時点で5790円
「実際にゲーム事業の売却に踏み切れば株価は急騰する。ことによるとドバイの買い出動は究極のインサイダー情報をキャッチしたからではないかと勘繰りたくなるほどです。」(市場関係者)
ZAITENは週刊〜〜系のゴシップ誌ほどではないが信憑性はまあその程度、程度の業界誌。

PSPがスカイプに対応。 ただし新型のみ。
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、軽量・薄型に進化した新型PSP「プレイステーション・ポータブル」(PSP-2000シリーズ)向けに、登録ユーザー数が全世界で2億4600万を越えるコミュニケーションソフトウェア「Skype」の提供を開始いたします。
Skypeは、インターネットを利用して世界中の人々とコミュニケーションが行えるソフトウェアで、Skype ID同士の通話は、無料で行うことができます。

新型PSPユーザーの皆様は、2008年1月下旬に予定しているPSPのシステムソフトウェアのアップデートを通じて、手軽にSkypeの機能をご利用いただけるようになります。
久夛良木の言う「そう遠くない将来」は3年後のことだったようだ。

ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)は、2007年11月23日から12月末 日までの北米の年末商戦期において、「プレイステーション 2」(PS2)、「プレイステーショ ン3」(PS3)および、PSP「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の3つのプラット フォームのハードウェアで、合計390万台を超える実売台数を達成いたしました。この期間中の PS3の販売台数は120万台に達しました。

「『プレイステーション』は、そのブランドの力強さを示しながら2007年の年末商戦期を終え ることができました。特に、PS3についてはこの商戦期に120万台の実売を達成することができ、 大変嬉しく思っています。この勢いを2008年に向けてさらに加速してまいります。また、PS3の 好調なセールスは、最高画質でゲームや映画をお楽しみいただけるメディアとしてBlu-ray Disc (BD)の普及に力強く貢献しています。ユーザーの皆様は、200タイトルを超える素晴らしい ゲームの数々に加え、様々なエンタテインメントコンテンツをフルHD環境で楽しむシステムとし てPS3をお選びいただいていると確信しています。」
足してどうする。

ちなみに売上はPS3:120万台<PS2:130万台<PSP:140万台であり肝心のPS3が一番売れてない。

TVゲームと仮面ライダーを愛する広場の2008/01/08日
先日出した注文の回答より
「生産終了の為、受注不可」。。。20GB。
本当だろうか?さすがに本部も嘘は言わないと思うので、以降の入荷予定は無しになりました。

状況から考えると海外の様に80GBを投入し、60GB値下げでしょうか?
(それにしても種類が多すぎる・・XBOX360もそうだが消費者に解かりづらいのではないかと心配)
ガンダム無双がPS2で発売
PS3の目玉「ガンダム無双」がPS2に 旧世代機に移植の「なぜ」

バンダイナムコゲームスは、昨年3月に発売したプレイステーション 3(PS3)向けソフト「ガンダム無双」を、プレイステーション 2(PS2)向けにアレンジし、「ガンダム無双 Special」として2月28日に発売する。新世代機向けに発売したゲームソフトが、一定以上の期間を経て旧世代機向けに焼き直して発売されるというのは、きわめて異例だ。

ガンダム無双は、バンダイナムコの「機動戦士ガンダム」シリーズと、コーエーの「無双」シリーズというヒットブランドのコラボレーションで誕生したアクションゲーム。昨年3月のPS3版発売直前、当時ソニー・コンピュータエンタテインメント会長だった久夛良木健氏が「早くもPS3ソフトの第2世代が登場したのでは」と期待を込めたように、ソフト不足が指摘されていたPS3の目玉タイトルだった。だが──

 「ガンダム無双の売上本数は30万本程度と、思っていたほど伸びなかった。コーエーは開発に回っていたし、リスクを負っているのはバンダイナムコの方だろう。利益面ではよほど厳しい状況なのか」と業界関係者は声を落とす。

PS3の世界累計販売数は、07年9月末時点で559万台(国内は07年12月末時点で167万台:エンターブレイン調べ)。一方、PS2の世界累計販売数は07年9月末までで1億2000万台を突破しており、どちらのハード向けに販売した方が多くのソフトを売ることができるかは、火を見るよりも明らかだ。PS3向けに作ったソフトをわざわざ作り直し、年度末に間に合う2月に発売するというのは、高い開発費に見合う利益を回収するための策と取られても仕方がない。
単にPS3から逃げ出しただけのようだ。
HDD 20GB/HDD 60GBモデル国内出荷完了のお知らせ
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、2006年11月11日から販売してまいりました「プレイステーション 3」(PS3)のHDD 20GB/HDD 60GBモデルの日本国内向け出荷を、2008年1月をもって完了させていただくこととなりました。市中在庫がなくなり次第、販売終了となります。

今後は、PS3専用ソフトウェアのさらなる開発強化とラインアップの拡充に伴い、高品質のゲームをはじめとする次世代エンタテインメントを楽しむことに特化し、また省電力化を実現したHDD 40GB標準搭載の新PS3(CECHH00シリーズ)を戦略的に集中展開することにより、PS3プラットフォームの普及拡大を強力に推進いたします。
互換モデルも併売すると言ってから僅か2ヶ月で発言を翻す、かと思いきやよく見ると「年末商戦には」と言っているので実は想定の範囲内なのかもしれない。
これで本格的にPS2がライバルとなってしまった。

ストリンガーインタビュー
2007年には、任天堂のWiiは629万台販売され(発売以来738万台)、Xbox 360の販売台数は462万台(発売以来915万台)、PlayStation 2(PS2)の販売台数は394万台(発売以来4112万台)、そしてPLAYSTATION 3(PS3)の販売台数は256万台(発売以来325万台)であった。

ソニーを批判する人たちはこの数字をPS3の命運が尽きた証拠として挙げているが、NPDの12月の統計では、PS3の販売数は大幅に伸びている。10月に行われた80Gバイト版PS3の100ドルの値下げと11月に導入された399ドルの40Gバイト版PS3が、クリスマス商戦のPS3の米国内の販売台数を前月比で33万1600台増となる79万7600台まで押し上げた。

 NPDのレポートが出ると、アナリストたちはPS3の台頭のうちどの程度までがWiiを購入できない人たちが第2の選択肢として選んだことが原因か、またどの程度までがPS3に対する熱意の高まりが原因かを議論した。当然ながら、ソニーの最高経営責任者(CEO)であるSir Howard Stringer氏は後者が原因だと考えており、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムに出席している際に、Reutersに対しPS3の運勢について意気込んで話した。

 「PS3はクリスマス商戦でXbox(360)を超えた」と、同氏は欧州でのPS3の堅実な売れ行きについて触れながら話した。「PS3は売り上げが高くなるに従って、自立しつつある・・・PS3は困難を脱し、引けを取らなくなりつつある」(Stringer氏)
何故か触れられていない北米売り上げはWiiが135万台、XBOX360が126万台、PS3が80万台、PS2が110万台。
そんなことより、家庭用ゲーム機戦争のゲリラたちって何だ。

何故か具体的数値が上げられていない欧州売り上げは120万台程度だと思う。
SCEは、北米で昨年11月23日−12月末にPS3を120万台販売したと発表済み。平井氏は欧州でも「同等くらいの数字がセルスルー(実売)できたかなと思っている」と述べた。インタビューは18日に収録した。
PS3は2006年11月の発売以来、販売低迷が続いていたが、欧米の年末商戦では機能を限定した廉価版の投入やゲームソフト充実が奏功した可能性がある。もっともソニーや日米調査会社の統計をみると、今期(2008年3月期)販売目標1100万台(卸売りベース)を達成するには、1−3月で過去9カ月分と同程度を売らなければならない計算だ。

平井氏は1100万台の目標について「数字が確実にいけるか、もう駄目なのかという結論が出るには至っていない」と語り、あくまで達成を目指す考えを強調。来期については、対応ソフトの種類が「今年度よりは明らかに増える予定」としながらも、PS3の販売目標などについては「検討段階」だとしてコメントを避けた。

また、大根田氏はその際、PS3の今期販売が1100万台の目標を下回る可能性があるとしながらも「1000万台を割るような話ではない」と述べていた。
思うって何だ。。

恒例の業績説明会
732 名前:まとめ[sage] 投稿日:2008/01/31(木) 15:44:23 ID:7pciFx+S0
SCE 06年度通期 売上 10,168億  赤字 -2,323億  棚卸資産 1,988億
SCE 07年度経過 売上 10,212億  赤字 -1,130億  棚卸資産 1,830億
     (Q1 売上1,966億円 赤字-292億円 棚卸資産 2,270億)
     (Q2 売上2,434億円 赤字-967億円 棚卸資産 2,478億)
     (Q3 売上5,812億円 黒字 129億円 棚卸資産 1,830億)

Q1出荷 PS2:270万台  PSP:214万台  PS3: 71万台
Q2出荷 PS2:328万台  PSP:258万台  PS3:131万台
Q3出荷 PS2:540万台  PSP:576万台  PS3:490万台
07年通期の出荷目標

PS2:1,300万台(Q4 162万台)
PSP:1,300万台(Q4 252万台)
PS3: 950万台(Q4 258万台)
これを受けて各メディアがニュースリリース。上が国内メディアで下が海外メディア。
朝日
ソニー、ゲーム黒字化で過去最高益 10〜12月期
懸案のゲーム事業は、プレイステーション(PS)3のコスト改善効果で2年ぶりに営業黒字化し、129億円の利益を計上。

インプレス
PS3は490万台−売上高、純利益過去最高。PS3ビジネス大幅改善
PLAYSTATION 3のハードウェアが、全世界合計で、前年同期比324万台増となる490万台の売り上げ台数を達成。PS3ビジネスの営業損失が大幅に改善したことが好調の要因であるほか、新型PSPも堅調で、同105万台増の576万台を記録した。

ZAKZAK
売上高、最終益ともに過去最高…ソニー第3四半期決算
課題のゲーム部門は129億円の黒字(前年同期は542億円の赤字)に転換。「プレイステーション3」の売り上げ台数は4−12月の累計で692万台だった。

ぶるーむ☆ばーぐ
1月31日(ブルームバーグ):ソニーは31日、通期(2008年3月期)の営業利益予想を400億円下方修正した。
1100万台としていたゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の卸売り販売台数目標も950万台に下方修正した。

ロイター
ソニー、07年度の「プレステ3」販売見通しを下方修正
今期黒字化の理由であるが、戻し入れマジックである。
102 名前:名無しさん必死だな 本日のレス 投稿日:2008/02/05(火) 15:14:30 tUFnA0wH0
戻し入れについて色々調べたがこれが一番分かりやすかった。説明会スレの会計オタどもの知識自慢の書き込みは全然わからんw

http://www.kouekihoujin.com/publicsector.html
>洗替法(あらいがえ)
>前期末に時価評価した金額を当期首に戻し入れし、所得原価に戻した上で当期末に改めて時価評価する。
>売却時の原価も当初の取得価額となる。

この場合、前期2Q末にPS3の在庫分について、逆ざや分を評価損として計上したのが940億円(いったい在庫は何百万台あったんだw)
で、この940億円を戻し入れとして3Qの期首にPS3在庫の棚卸し資産に加算する。

するんだが、それだけじゃなくてPS3が売れた時の原価にも逆ざや分を加算するし、売れ残ったPS3も同じように逆ざや分を加算して評価損を出すという計算をします。
結局バランスシートの左右に同じゲタを穿かせるんで利益そのものは変わらない。ゲーム部門の黒字は確かに黒字。

つまり、3Qは年末商戦でPS2とPSPとPS3ソフトの利益が1000億円以上あった筈なのに、それをPS3本体があらかた吹っ飛ばしてしまったということです。
スゲエw

10 名前:名無しさん必死だな 本日のレス 投稿日:2008/01/31(木) 16:59:54 KawmISwI0
エロ同人作家が、夏コミに向けて大量に新刊を刷った。
しかし全然売れず、2478億円分ぐらい在庫になった。

仕方がないので、表紙の色を変えて中身が薄いリメイク新刊を、あまり金かけずに作った。
冬コミでは、新刊と夏コミの在庫を併売した。(古い方は絶版になりますと煽った)
それで、(冬コミだけ考えれば)経費を引いても129億円の利益になった。

でも押し入れには1830億円ぐらい在庫が残ってる。 ←今ここ
算出方法自体は会計的に正しいもの。

発表を受けて株価が下落
2月1日(ブルームバーグ):反落して始まったソニーの株価がじりじりと値を下げ、430円(8.2%)安の4790円で取引を終了。終値ベースでの下落率としては、業績悪化が日本株全般のみならず、世界株式にも影響を及ぼしたいわゆる「ソニー・ショック」が起こった2003年4月28日(15.5%)以来の大きさとなった。

安田氏は、家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の販売環境が引き続き厳しいことや、これまで収益をけん引してきたデジタルカメラやカムコーダーの利益率が落ちるとの説明を会社側から受けたことを、理由に挙げている。
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