あとがき

 人生は、正に心一つの置きどころである。

思い方、考え方が、積極か消極かによって、その人の生き方に天地の差が生じる。
お互い、せっかく万物の霊長たる人間としてこの世に生を享けた以上、
人間としての価値を十分に発揮して、世の中全体の調和のために、
働き、活き抜いてこそ活きがいのある人生を歩むことができるのではなかろうか。

人あっての自分、自分あっての人の世の中である。

共に譲り合い、励まし合い、活かし合う世づくりに、正々堂々と立ち向かってこそ、真の人間であるのだ。

しかしながら、“いろいろあるのが人生だ”と言われるとおり、時に悩み、苦しみ、又は、病に冒されたり、不運に遭遇したりして、右往左往することがある。

その時である。

 開かれ、見られよ。この章句の一言一句を!

この一言一句は、必ずあなたの身に染みて、あなたを励まし、
力づけることに違いない。

そこにいのちの復元があり、新たに甦くるあなたを発見することだろう。

されば、この章句一言一句を糧とし、今日も活力を得て、明日への希望に燃え、
共に明るい世の中づくりに励もうではないか。

今日一日を油断することなく。

一九九八年 三月 二十日



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