PSPから見るSCEと久夛良木の歴史: 2006年3月

スタイリッシュな新型 DSLite発売。
全国的な品薄によりほとんどまともな店頭販売ができず、 PSP発売以来行列が見られた。

エロ同人ゲーム DL販売開始
今度はPSPで遊べる同人アドベンチャーゲーム!これでどこでも遊べます。
まずは、PCにアプリケーションをインストールします。
USBでPCとPSPをつなげれば 自動的にPSPにゲームをインストール、すぐに遊べます、簡単。
**注意**メモリースティックに18MB以上の空きが必要です。USBケーブルも必要となります。

PSPのバージョンによっては動作しない可能性があります

生産工程上の問題により発売延期していたDSL、エナメルネイビーとアイスブルー発売。
ITMediaファミ通
クリスタルホワイトをはるかに上回る人、人、人――「ニンテンドーDS Lite」残り2機種がついに発売
オープンは通常通りの午前10時を予定していたビックカメラ有楽町ではあったが、その4時間前、 午前6時には約600名の定員に達したため、完売御礼のアナウンスを行う。
クリスタルホワイトの時は午前9時過ぎまで整理券の配布を行っていたこともあり、 これだけで今回の盛況ぶりが分かるというものだろう。

結果から言うと、前回を大きく上回るユーザーが殺到! 
ヨドバシカメラ新宿西口本店には午前0時すぎに350人以上の行列が、 ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaには午前2時の時点で450人以上の行列が発生していた。
深夜2時の段階で、およそ450人以上の行列が発生していた、秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkiba。
始発電車が動き始めた早朝5時過ぎには、同店舗の入口があるアーケードを先頭にした長い列は、 店舗正面広場→架線下→昭和通り沿いにまで及び、ついには1周して店舗正面広場にまで届く勢い! 
6時30分には1000人を余裕で超える大行列に成長していた。

圧倒的。

ITMedia
ソニーは3月13日、MPEG-4 AVCによるリアルタイム録画に対応したメモリースティックレコーダー「MSVR-A10」を発表した。
録画したテレビ番組などは、同社のポータブルゲーム機「PSP」で再生できる。
4月中旬発売予定で価格はオープン。店頭では2万5000円前後になる見込みだ。
デジタル放送のコピーワンス番組に関しては、「メモリースティック デュオPRO」への直接録画のみサポートした。

スゴ録から PSPでの再生に必要な機能以外をすべて取っ払った、ソニーらしくない潔い製品。
SonyDrive

※本機は録画専用機です。録画したファイルの再生および削除はPSP(R)などの機器で行ってください

( Д )  ゚ ゚
削り過ぎ。

レビュー

こんなことを言ってしまうとメーカーの方に怒られそうだが、 製品レビューをやっていると「えぇ……この商品を紹介するの?」──という事態に陥ることが“たま〜に”ある。

 Web媒体、雑誌を問わずに、レビューで取り上げる製品は、 基本的に何らかの魅力があって取り上げるのだが……言わずもがな、万事がそうとは限らない。
今回紹介するソニーのメモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」も、実は頭を抱えた製品だった。

テレビチューナーは内蔵していないため、単体での録画はできない。
それでいて、家電量販店での予約価格(5月1日発売)は2万4800円もする。
同じような機能を備えるHDD&DVDレコーダー「RDR-AX75」が6万円前後で手に入ることを考えると、 ちょっとお手ごろ価格とは言い難いところだ。

MSVR-A10を使えば、チューナーやレコーダーを接続するだけで、簡単にPSP用動画が作成できる。
……いや、ホントにこれだけの商品なのだ。
確かにタイマー録画も可能だが、 単体でチューナーを搭載していない以上、録画ミスをすることは必至。
う〜むどうやって記事を書くことにするのか、本当に悩んだ。

この製品「メモリースティック PRO デュオ」を使った場合に限り、 デジタル放送などの「コピーワンス番組」を録画できる。
ただし、一度HDDやDVDに記録したデジタル番組は録画できない。
あくまでもライン入力で直接入ってきたデジタル放送のみ、メモリースティックに録画できる。

ポリアンナ回路を使用しなければいいところが見つからないらしい。
というか正直すぎです。

ITMedia
次世代プレイステーションに影響する可能性を持つ特許訴訟において、 9070万ドルの損害賠償を命じた陪審票決を覆そうとソニー子会社が起こした訴えを、米連邦判事が棄却した。

米Immersionは2002年に、プレイステーションがこの技術に関する同社の特許を侵害しているとして、 ソニーコンピュータエンターテインメント(SCE)および米国部門のSCEアメリカを提訴した。
2004年9月に、カリフォルニア州オークランドの裁判所の陪審団はImmersionに有利な判決を下した。
ソニーは7月に同じ裁判所に、陪審票決を覆して再審を命じるよう求めた。
同社は、クレイグ・ソーナー氏が先に発明したハプティック技術に関する情報をImmersionが隠していたと申し立てている。
ソーナー氏はImmersionの元コンサルタントで、ソニーの側に立って証言した。
ソニーは、審理の際にそれが分かっていたら、 ソーナー氏のほかの発明に関する情報を利用してImmersionの特許の有効性を揺るがすことができただろうと主張した。

Immersionはこの申し立てを否定し、ソニーはソーナー氏に15万ドルを払って嘘の証言をさせたと非難した。
ソニーはImmersionの主張を否定し、この15万ドルはElectro Sourceから ソーナー氏の特許のライセンスを受けるために支払った前払いロイヤリティーであると説明した。
Electro Sourceは、Immersionに訴えられたゲームアクセサリメーカー。
ソニーは、ソーナー氏の特許のオプションのためにElectro Sourceに金を払ったとしている。

米連邦地裁のクラウディア・ウィルケン判事は、3月8日の判決でImmersionを支持した。
同判事は、ソーナー氏は「信頼できない」証言者であり、 同氏がImmersionに不利な証言を15万ドルの「お返し」と見なしていたことを示唆する「強力な証拠」があると述べた。

「当裁判所は、ソニーはImmersionが再審を行う正当な理由となるだけの不正を行ったことを示す 明確で説得力のある証拠を示さなかったと判断した」(同判事)

ImmersionのCEO(最高経営責任者)ビクター・ベガス氏は、ウィルケン判事の判決をうれしく思うとコメントした。
だが同氏は、ソーナー氏の証言に対価が支払われたとの主張に関してさらに法的措置を検討するとも語った。
「今日の結果にはとどまらない」

買収工作が発覚したというおまけ付き。

2006/03/14 PSS稼働開始

1号機稼働以来ほとんど音沙汰の無かったPSS、 ついにJR駅5箇所で稼働開始。
バイトヘル2000
LocoRoco
くりぃむしちゅーも観ながらごちゃごちゃ言ってますけども… 笑いのタマゴLサイズ(お一人様何回でも)

配信タイトルが極めて微妙。

ファミ通ITMediaimpress電撃等 主要メディアが取り上げるが、よく見てみると写っている人物が同じ

これまで頑なに春発売と言い続けていたPS3、ようやく 発売延期を認める。
当初2006年春とされていたプレイステーション 3の発売時期は、最終的に「2006年11月上旬」に決定した。

impress

2006年春に予定するアップデートでは音声ファイルのダウンロードもサポートし、 同時にMacromedia Flashの再生にも対応する。
2006年夏のアップデートではPodcastingをさらに機能強化し、動画コンテンツのPodcastingにも対応する予定だ。

新たな周辺機器によるサービスも提供予定で、2006年にはUSBでPSPに装着できるビデオカメラを発売。
合わせてビデオチャットアプリケーションや、カメラを利用したPSP向けソフト「EyeToye on PSP」も用意する。
「スカイプなどインターネットを使って通話することが当たり前になってきた中で、 音だけではなく映像も含めたコミュニケーションをインターネットで行なうことをPSPの基本機能としたい」(久夛良木氏)。

2006年10月にはGPSレシーバーも発売する。
「ゴルフでGPSのついたカートに載った時、これは面白いと思った」と語った久夛良木氏は、 「グルメ情報やタウン情報などと連携するには、PSPは格好のデバイス。 GPSによって新しい遊びやサービスが期待できる」とした。
PSP向けのコンテンツ配信サービスも予定する。
ゲームソフトなどのコンテンツをPSPに装着したメモリースティックDuoにダウンロードし、 メモリースティックDuoからコンテンツを起動することが可能になるという。
「ネット配信はPS2の頃から考えていたが、料金や通信速度の問題などからなかなか実現できずにいた」という久夛良木氏は、 「パッケージの後継サービスだけでなく、ゲームそのものを配信してもいいだろう」とコメント。

さらに「これまで我々が温めてきたアイディア」と前置いた上で、「PSPでPSのソフトをエミュレートできそうだ」と発言。
ほぼオリジナルそのままのPSゲームのソースコードを使い、 アーカイブサーバーからゲームソフトをネットワーク配信できるという。
久夛良木氏は、「これでメモリースティックDuoを作っている会社の株価も上がるのではないか、 というほど大変期待している」と語った。

PSPについてはデジタルガジェットとして待ち望まれていたFlashへの対応をはじめ、公式なPSソフトのエミュ、 メモリースティックブート、GPSにEyeToyなど、これまでにない盛り沢山の内容。
ただPSPでどうやってEyeToyをプレイするのか想像できない。

仕様面ではPS、PS2との後方互換性に加え、フルスペックのBDや次世代HDMIもサポートし、 「最先端のBDプレーヤーになるだろう」。
また、HD非対応のテレビでも利用できるようサポートする。
ギガビットイーサネットや無線LANもサポートし、HDDも「発表時にはデタッチャブル(離脱可能)としていたが、 将来のデジタル家電的な可能性も考え、標準搭載を前提として考えている」。
また、PS3のソフトはDVDではなく、すべてBD-ROMで提供する方針も合わせて示された。

PS3発売同時期に、PS用のネットワークプラットフォームも立ち上げる。
基本サービスは無料とし、 インターネット上のさまざまなサービスをプラットフォーム上で展開できるオープンな形でのサービスを目指す。
オンラインゲームに必要なサービスや機能だけでなく、 ライセンシーが個別に構築したゲームサーバーとの連携も可能だという。

具体的にはユーザーアカウントやロビー機能、ランキングやビデオチャット、 プレゼンス機能といったユーザー向け機能に加え、オンラインコンテンツ販売ショップやコンテンツのダウンロード販売、 少額決済や定額制といった料金体系、HDDからのゲーム起動といった仕組みも用意する。
ネットワークプラットフォームは「エバークエストII」を運営するソニー・オンライン・エンターテインメントと協力、 世界的なネットワークを構築していくとした。

クッタリでさえなければ、ハードディスクの標準装備、 XBOXライブを超える豪華なインターネット環境となる。
クッタリでさえなければ

ファミ通

●プレイステーション3の開発ツールは5月中旬にはほぼ最終版に。7月にソフトメーカーへの販売を予定 

4ヶ月でゲームを作れ、という意味なのだろうか?

2006/03/15 凄惨出荷

SCEニュースリリース
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が世界各地域で展開する PSP「プレイステーション・ポータブル」は、2004年12月の日本国内発売に続き、北米で2005年3月、 欧州地域で9月に発売されて以降、全世界生産出荷累計が1,500万台を超え、 魅力的なソフトウェアラインアップとともに市場導入が着実に進んでいます。

ITMedia

発売当初からこれはゲーム機なのか、それとも音楽プレーヤーなのか?と言われたが、 現実には1700万台普及している。(久夛良木氏)

一体何台が生産出荷され、そのうちの何台が実際に普及しているのかは永遠の謎。

PS2はプアマンズDVDプレイヤーとして普及した部分もあるのだが、それを意識したのかまたまた余計な喧嘩を売る
PS3はBlu-ray Disc(BD)ドライブを搭載し、BD-ROMで供給される映像コンテンツの再生も可能になることが明らかにされているが、抑えた価格設定が行われると予想されることから、「低価格BDプレーヤー」と観測する向きもあった。

しかし、久夛良木氏は「Cellのパワーをいかした、最新のBDプレーヤーを搭載する。PS3は“プアマンズBDプレーヤー”と思われているかもしれないが、最先端のBDプレーヤーだ」とコメントした。

発表された資料によれば、PS3は規格で定められたすべての機能を実装したフル機能のBDプレーヤーであるほか、現在策定が進められている次世代HDMIも備えるという。
そもそもBDはレコーダー機能付きでないとほとんど意味がないので、PS3がBDプレイヤーとして売れるかどうかは極めて怪しい。

2006/03/22 箱を超えて

GDC2006開催。
SCEからは フィル・ハリソン社長 が基調講演。
ハリソン社長によると「いままでゲーム業界は、 ゲームを作ってパッケージで売るというシンプルなビジネスモデルでやってきたが、これに大きな変化が訪れる」としたうえで、 「プレイステーション3ではネットワーク経由でハードディスクドライブにアプリケーションをダウンロードすることが可能で、 さらにアプリケーションからハードディスクドライブを立ち上げることができる。 メーカー側が希望すれば、完全なディストリビューションがプレイステーション3でも実現できる」とし、 SCEは"プレイステーション ネットワーク プラットフォーム"で強力にサードパーティーをバックアップしていく姿勢を見せた。

そして極めつけの言葉。 「さらに次世代では、プレイステーション3、プレイステーションポータブル用ソフトはすべてネットワーク経由で 販売していく考えがある」と青写真を語った。

すべての小売を敵に回す。
6年半前に同じことを言っているが まったく実現していない。
50ギガのBD容量を最大限使用したゲームの場合、ダウンロードにかかる時間は理論値で光回線67分、ADSL1メガでは丸4日。
実現可能性はほぼ零。

2006/03/23 三身合体

GDC2006にて任天堂社長、 岩田聡氏の基調講演。
任天堂
任天堂はレボリューションで提供される過去のゲームのダウンロードサービス「バーチャルコンソール」に関して、 セガとハドソンと提携し、セガのメガドライブ(ジェネシス)やハドソンとNECが共同開発したPCエンジンで 発売されたゲームをダウンロード可能にすることを発表しました。

セガ
株式会社セガ(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼COO:小口 久雄)は、 任天堂株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:岩田 聡)より発売が予定されている 新型ゲーム機 「レボリューション(仮称)」 の “バーチャルコンソール” にメガドライブ、 ジェネシスのゲームソフトのコンテンツ供給を行うことを決定いたしました。

ハドソン
株式会社ハドソン(本社/東京都中央区、代表取締役社長/遠藤英俊)は、 任天堂株式会社(本社/京都府京都市、代表取締役社長/岩田聡、以下任天堂)より発売予定の 新型機「レボリューション(仮)」を使用した、 仮想ゲームプラットフォーム“バーチャルコンソール”ビジネスに参入することを決定いたしました。

かつて鎬を削り合った三大ハード、レボの元で夢の競演。
ただ、ROMならばファイルサイズは小さいのでダウンロード時間は問題ないが、 CD-ROMタイトルが出てくると512メガの内蔵メモリでは保存場所がない。

意味がわかりません
ヴィテロ氏はPSPのビジネスの方向性として、PSP SpotなどでユーザーがPSPのゲームに触る機会を増やしていく、 ゲーム以外のアプリケーションに力を入れていく、 デベロッパー(ゲーム開発を専門とする会社)との関係を強めていくことを約束。
とくに最後のディベロッパーとの強固な関係を築くために、 意見をくみ上げる専用のWebサイトを立ち上げるなどを対処していくという。
これには、せっかくディベロッパーがおもしろい企画をパブリッシャー(ゲーム発売メーカー)に持っていっても、 コストの面などで採用されないケースが多いためと見られる。
SCEがディベロッパーとの距離を縮めることで、これまでになかったゲームが誕生する可能性が高まりそうだ。

そして今後の最大の課題としたのが、 「Xboxには『Halo』、ゲームキューブには『マリオ』、『ゼルダ』など、ハードには代表作があるものだが、 PSPにはないこと」(ヴィテロ)。

解決策としてヴィテロ氏は、
(1)シリーズものでもアプローチの仕方をかえること、
(2)PSPをインタラクティブに使う方法を考えること、
(3)Wi-Fiなどマルチプレイヤー(多人数プレイ)を有効活用することの3つを提案した。
とくにマルチプレイヤーについては「今後、非常に大きな要素」として、 オンライン、コミュニティー、パーソナリティー(PSPにはひとつひとつ個々に画面があること)、 ゲームシェアリングなどの特徴や機能を活用してPSPならではのインタラクティブなゲームを開発したいとした。

さらには、ハードの連動が重要とし、「家ではプレイステーション2、そのままゲームデータをPSPでプレイするような連動。 プレイステーション3のゲーム上のキャラクターをPSPに持ってきて、別のゲームとして遊ぶことも可能でしょうし、 PSPをプレイステーション3のコントローラーとして使うこともできるでしょう」と、 据え置き機との密接な関係が新機軸ソフト誕生のきっかけになるとした。

「PSPのソフトは移植作が多い」という意見は実際によく聞く意見。本体が好調なだけに、 PSPならではのソフトの開発は急務。世界中のゲームファンが待ち望んでいる。

パブリッシャーが企画を採用しなかった例その1その2
Wi-Fiを有効活用したタイトルがこれだけ少ないのは謎
ハード単体で完結しない連動は絶対に成功しない
移植が多いのが嫌なのか歓迎なのか
とにかく方向性が定まっていない。

GDCでのPS3のデモは HDMIではなくAVマルチケーブルで接続されていた
Of course, we were interested in why Sony did not run the units with HDMI.
There may be an obvious explanation, but we received some surprising answers from Sony's staff.
First, we were told that it isn't easy to get a hold of HDMI-equipped TVs.
We found this to be very strange, because after all we were at the Sony booth and all the television sets had HDMI inputs.
On the second try, we were told that the reason for not using HDMI was that Sony did not have any HDMI cables and that "they are difficult to find".
Matt Butrovich, a former intern with Tom's Hardware and who walked the show floor with us, offered the staff to use one of the HDMI cables he actually had in his car and connect the PS3 with the TVs.
Sony officials turned down the offer and we were left without seeing the demos in HD.

Somehow we feel that there was another reason for not showing the PS3 with HDMI.
In fact, the explanation could be as simple as the PS3's HDMI wasn't compatible with the HDMI spec integrated in the TVs.
Recently it was announced that the PS3 will use HDMI 1.3, which will use an expansion of the audio channels and offer Dolby TrueHD as well as DTS-HD.
Current TVs generally use HDMI 1.1, which do not support these extensions and create significant audio noise when connected to a HDMI 1.3 device.

意訳。

SONYのPS3は、HDMIの規格策定の遅れが原因で延期になったと発表された。
PS3本体に問題はなく、夏から大量生産に入れるという。
時期的に見て、我々はGDCでは実機相当のデモが見られると思っていた。
しかし、GDCでのデモはなぜかAVマルチ出力で行なわれていた。

理由を聞いたところ、HDMI対応テレビが用意できなかったという返事が返ってきた。
だが、それはおかしな話だ。ソニーブースで用意されたテレビはHDMIに対応している。
さらに追求すると、「HDMIの接続ケーブルが見つからない」という。
そこで取材スタッフが携帯していたケーブルを貸そうと申し出ると、SONYはこれを拒否した。
結局、GDCにおいて、PS3でHDMI出力のデモを見ることは出来なかった。

PS3はHDMI1.3を使用しているということが最近になって判明しているが、
1.1のテレビで1.3を接続すると酷いノイズが出ることは知られている。
これがPS3をHDMIで展示できなかった理由ではないだろうか?

年内発売もありうる、 春発売に変更はない等と言っておきながらこの為体。

夕刊フジblog
延期の理由についてSCEは「不正コピー防止技術の規格決定が遅れた」と説明していますが、 業界関係者によるとチップの発熱量が大きくて500ワットも出てしまうため、冷却が非常に大変だということです。
また、ゲームの開発には「開発キット」と言われるツールをゲーム会社に配る必要があります。 ところが、これが現在もまだゲームソフト会社に届いていませんので、開発はまったくできていません。 したがって、11月にPS3が発売される可能性にも疑問符がつきます。
にもかかわらず、11月発売と明言したのは、すでに現在発売中のXboxに対する抑止効果を狙ったからです。 日本のゲームファンには“プレステ信仰”が強いですから、「クリスマス前に3が出る」といえば、 まだXboxには手を出せません。
PS3がなぜこんな大事になってしまったのかというと、一言で言えば設計ミスだからです。
スーパーコンピューターにも使われないような超高性能なチップとブルーレイ・ディスクという、 いずれも未実証の技術を積んだことが原因です。たしかに、技術的には高水準ですが、 果たしてゲームにそれほどの技術が必要なのか、ということです。あまりにも高度なものを設計しすぎて、 結局世の中に出しにくくなってしまった感じですね。 もし、11月にも発売できないようだと、これはソニーにとって一大事になります。

はっきりと言いすぎ。

ブルーレイと対決しているHD-DVD陣営、 プレイヤーを唐突に発売
東芝は3月31日、HD DVDプレーヤー「HD-XA1」を同日より販売開始すると発表した。
価格はオープン。市場予想価格は11万円前後。

4月27日までの出荷分については「バイオハザード」「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」の2本のHD DVDソフトが付属する。

青天の霹靂。

同日に行われた発表会で、東芝のえらい人、 言いたい放題

「大容量のBD、安さのHD DVDという構図の報道には不満がある」
2層HD DVD-ROMの30GBは適切な容量で、「コンテンツホルダからも充分という意見を頂いている」としたほか、 「ゲームなど将来の要求に対して、45GBや60GBまで対応できる」と拡張性について強調。
低コストなメディアやツインフォーマットディスク(DVD 4.7GB/HD DVD 15GBの片面2層ディスク)や コンビネーションフォーマットディスク(2層DVD 8.5GB/2層HD DVD 30GBの両面2層ディスク)などのメリットをアピールした。

「ノートPC用のスリム/ウルトラスリムドライブについては、HD DVDへの関心は高い。BDでは間違いなくできない」
「車載用途では、ワーキングディスタンス(対物レンズとディスク表面の距離)が短いため、Blu-rayでは実現困難」

「従来BDが50GB、HD DVDが30GBと(BD陣営に)宣伝されたんですが、 最近の説明ではなぜかわからないが1層の25GB対15GBになっている」とし、BDの2層化の難しさを皮肉混じりに言及。
「本当は25GB(1層BD)と30GB(2層HD DVD)で比較した比較したほうがいいのでは」とコメントした。
また、「(BDは)多層化が容易で200GBまで拡張できる、というが、マージンの小ささから多層化が難しいのは明らか」

「BD陣営がDVDフォーラム内で作業してくれるのを期待して反論を控えていたが」としながら、 BD陣営によるBDのアドバンテージの宣伝について、5点を例に挙げ反論した。

0.1mmについては、
「間違いなく多層化は難しい。
規格が分裂したというのは消費者にとって重いこと。
そんな状況でも、50GBとか多層で高容量だとかいっているのはいかがなものか。
50GBが100GBが、いつできるのか明確に説明する責任がある。
HD DVDは、PRMLやプラスチックレンズなどを作りだし、既存の構造の中で30GBにするための努力をしてきた。
BDは単に新しい分厚いレンズを使っていて、言ってみれば戦艦大和。我々こそ新しい技術を満載している」

ハードコーティングについては、
「確かにいい技術。いつか応用はしたいとは思っている」としながら、
「ただ、0.6mm構造ではいらない。指紋の付着を避けるのは0.1mmのBDだから必要なこと。
これがあるからBDは新技術というのは笑止千万」

1080pは、
「最後になにも無くて、出してきたけれど、こんなのはテレビセットの問題。
デジタル放送も1080iで、テレビの中で1080pで出来るものはあるが、それだけのこと。
放送ではそもそも1080pのカメラが無い。
ただし、(カメラに依存しない)ゲームは別で1080pがキレイ、凄いというのであれば、将来HD DVDでも考えないこともない」

BD-JAVAについても
「特にPCとの親和性についてはiHDのほうが上。
何が優れているというのか分からない」。

BD+については
「まるっきり理解不能。
すごいコンテンツ保護でコンテンツホルダの要求があればやるが、そんなコンテンツ屋さんはいない。
一社を除いて
どこのコンテンツ屋さんがBD+で出すのか、知っていたら教えて欲しい」

さすがにHD-DVD側に立ちすぎた発言で意味不明な部分もあるが、 BDのスケジュールの不透明さやソニー特有の誇大宣伝を批判する。

だが問題の根本は、画質などDVDで十分、というところにあるわけだが。

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